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公開番号2024099545
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-25
出願番号2024060632,2022168310
出願日2024-04-04,2022-10-20
発明の名称津波避難戦略検討支援システム、津波避難戦略検討支援方法、およびコンピュータプログラム
出願人国立大学法人京都大学,株式会社ジイケイ京都,有限会社アールツー・メディアソリューション
代理人個人,個人
主分類G06Q 50/26 20240101AFI20240718BHJP(計算;計数)
要約【課題】津波からの避難の戦略または方針を従来よりも容易に検討できるように支援する。
【解決手段】津波避難戦略検討支援システム1は、特定の地域における、津波が発生したと仮定した際の個人の出発場所から避難場所への避難に関する評価として、GPS(Global Positioning System)機能を備えた携帯型端末装置によって取得された避難の過程に基づいて算出された、避難の過程の地点ごとの津波と個人との時間的な接近の具合を取得する。そして、取得した評価に基づいて、特定の地域における避難の良否の特性として各地点の具合を表わしかつ個人の避難経路を表わす避難特性地図を生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
特定の地域における、津波が発生したと仮定した際の個人の出発場所から当該個人の避難場所への避難に関する評価として、当該個人の、GPS(Global Positioning System)機能を備えた携帯型端末装置によって取得された前記避難の過程に基づいて算出された、当該過程の地点ごとの当該津波と当該個人との時間的な接近の具合を取得する、評価取得手段と、
前記評価に基づいて、前記特定の地域における前記避難の良否の特性として前記地点ごとの前記具合を表わしかつ当該避難における前記個人の経路を表わす避難特性地図を生成する地図生成手段と、
を有することを特徴とする津波避難戦略検討支援システム。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
特定の地域における、津波が発生したと仮定した際の個人の出発場所から当該個人の避難場所への避難に関する評価として、当該個人の、GPS(Global Positioning System)機能を備えた携帯型端末装置によって取得された当該避難の過程に基づいて算出された、当該過程の地点ごとの当該津波と当該個人との時間的な接近の具合を当該避難中に取得する、評価取得手段と、
前記特定の地域における前記避難の良否の特性として直近の前記具合を表わしかつ前記避難における前記個人の経路を表わす避難特性地図を前記避難中に前記評価に基づいて当該避難中に生成する地図生成手段と、
前記避難特性地図を前記携帯型端末装置に前記避難中に表示させる地図提供手段と、
を有することを特徴とする津波避難戦略検討支援システム。
【請求項3】
特定の地域における、津波が発生したと仮定した際の個人の出発場所から当該個人の避難場所への避難に関する評価として、当該個人の、GPS(Global Positioning System)機能を備えた携帯型端末装置によって取得された当該個人の前記避難の過程に基づいて算出された、当該過程の地点ごとの当該津波と当該個人との時間的な接近の具合を取得する評価取得処理をコンピュータに実行させ、
前記評価に基づいて、前記特定の地域における前記避難の良否の特性として前記地点ごとの前記具合を表わしかつ当該避難における前記個人の経路を表わす避難特性地図を生成する地図生成処理をコンピュータに実行させる、
ことを特徴とする津波避難戦略検討支援方法。
【請求項4】
特定の地域における、津波が発生したと仮定した際の個人の出発場所から当該個人の避難場所への避難に関する評価として、当該個人の、GPS(Global Positioning System)機能を備えた携帯型端末装置によって取得された当該個人の当該避難の過程に基づいて算出された、当該過程の地点ごとの当該津波と当該個人との時間的な接近の具合を当該避難中に取得する評価取得処理をコンピュータに実行させ、
前記特定の地域における前記避難の良否の特性として直近の前記具合を表わしかつ前記避難における前記個人の経路を表わす避難特性地図を前記避難中に前記評価に基づいて当該避難中に生成する地図生成処理をコンピュータに実行させ、
前記避難中に前記避難特性地図を前記携帯型端末装置に表示させる、
ことを特徴とする津波避難戦略検討支援方法。
【請求項5】
特定の地域における、津波が発生したと仮定した際の個人の出発場所から当該個人の避難場所への避難に関する評価として、当該個人の、GPS(Global Positioning System)機能を備えた携帯型端末装置によって取得された当該個人の前記避難の過程に基づいて算出された、当該過程の地点ごとの当該津波と当該個人との時間的な接近の具合を取得する評価取得処理をコンピュータに実行させ、
前記評価に基づいて、前記特定の地域における前記避難の良否の特性として前記地点ごとの前記具合を表わしかつ当該避難における前記個人の経路を表わす避難特性地図を生成する地図生成処理を前記コンピュータに実行させる、
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項6】
特定の地域における、津波が発生したと仮定した際の個人の出発場所から当該個人の避難場所への避難に関する評価として、当該個人の、GPS(Global Positioning System)機能を備えた携帯型端末装置によって取得された当該個人の当該避難の過程に基づいて算出された、当該過程の地点ごとの当該津波と当該個人との時間的な接近の具合を当該避難中に取得する評価取得処理をコンピュータに実行させ、
前記特定の地域における前記避難の良否の特性として直近の前記具合を表わしかつ前記避難における前記個人の経路を表わす避難特性地図を前記避難中に前記評価に基づいて当該避難中に生成する地図生成処理を前記コンピュータに実行させ、
前記避難特性地図を前記携帯型端末装置に前記避難中に表示させる地図提供処理を前記コンピュータに実行させる、
ことを特徴とするコンピュータプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、津波からの避難の戦略または方針の検討を支援する技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
陸地を遡上する津波は我々に甚大な被害を及ぼすので、我々は、自らの命を守るために事前に避難訓練を行っておくことが必要である。しかし、地震および火災などの災害に比べると発生頻度がかなり低く、実体験したことが皆無である者が多く、津波を想像しにくいので、避難訓練時のリアリティに欠ける。
【0003】
そこで、次のような技術が提案されている。非特許文献1に記載される「逃げトレ」は、津波の避難訓練のためのスマートフォン用アプリケーションである。このアプリケーションは、スマートフォンのGPS機能と津波による浸水のシミュレーション機能とを組み合わせることによって、ユーザの避難訓練の際に、想定する津波がユーザの現在地へあと何分で到達するのか等をユーザへリアルタイムに報知する。さらに、ユーザへの津波の接近具合に基づいて避難の成否を判定する。このアプリケーションを使用して避難訓練を行うことによって、ユーザは、津波の振る舞いを感得し、従来よりも現実性の高い避難訓練を体験することができる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
アプリケーション「逃げトレ」,2022年9月9日検索,URL https://nigetore.jp/,京都大学防災研究所 矢守研究室「逃げトレ」開発チーム
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
人命を守るために万全を期すのであれば、地震後、津波が発生する可能性が少しでもあれば全員、直ちに避難すればよい。
【0006】
しかし、せっかく避難しても津波が遡上して来ないことが多ければ、住民は徐々に避難を軽んじるようになり、避難しなくなる人数が増えていく。
【0007】
そこで、自治体、企業、および教育機関などの団体の防災担当者は、津波からの避難に関するより的確な戦略または方針を検討する必要がある。
【0008】
本発明は、このような問題点に鑑み、津波からの避難の戦略または方針を従来よりも容易に検討できるように支援することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一形態に係る津波避難戦略検討支援システムは、特定の地域の複数の個人それぞれについて、津波が発生したと仮定した際の当該個人の出発場所から当該個人の避難先への避難に関する評価を取得する、評価取得手段と、前記複数の個人それぞれの前記評価に基づいて前記特定の地域における前記避難の良否の特性を表わす避難特性地図を生成する地図生成手段と、を有する。
【0010】
好ましくは、前記複数の個人それぞれの前記避難の過程を、与えられた条件に基づいて変更する過程変更手段と、前記複数の個人それぞれの前記避難に関する第二の評価を、前記過程変更手段によって変更された前記避難の過程に基づいて算出する評価算出手段と、を有し、前記地図生成手段は、所定の場合に前記評価の代わりに前記第二の評価に基づいて前記避難特性地図を生成する。
(【0011】以降は省略されています)

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