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公開番号2024099245
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-25
出願番号2023003047
出願日2023-01-12
発明の名称ハイブリッド車両の充電制御装置
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類B60W 10/26 20060101AFI20240718BHJP(車両一般)
要約【課題】暖房装置の作動のみを目的としてエンジンが運転される時間を短くでき、燃費を向上させることができるハイブリッド車両の充電制御装置を提供すること。
【解決手段】ハイブリッド車両は、エンジンの動力によって発電する発電用モータと、発電用モータで発電された電力またはバッテリに蓄電された電力によって駆動輪を駆動する駆動用モータと、エンジンの冷却水を熱源として車室を暖房する暖房装置と、を備える。ECUは、外気温が低いほど目標充電状態を低く設定する。ECUは、車両走行中であって暖房装置が作動中であることを含む所定条件が成立している場合は、外気温が低いほど目標充電状態を低く設定し、所定条件が成立していない場合は、目標充電状態を一定値に設定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンの動力によって発電する発電機と、
前記発電機で発電された電力またはバッテリに蓄電された電力によって駆動輪を駆動する回転電機と、
前記エンジンの冷却水を熱源として車室を暖房する暖房装置と、を備えるハイブリッド車両に搭載され、
前記バッテリの充電状態を所定の目標充電状態に制御する制御部を備えるハイブリッド車両の制御装置であって、
前記制御部は、外気温が低いほど前記目標充電状態を低く設定することを特徴とするハイブリッド車両の充電制御装置。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記制御部は、車両走行中であって前記暖房装置が作動中であることを含む所定条件が成立している場合は、外気温が低いほど前記目標充電状態を低く設定し、前記所定条件が成立していない場合は、前記目標充電状態を一定値に設定することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の充電制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッド車両の充電制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、エンジンとモータとを備えるハイブリッド車両において、バッテリの温度が第1の所定温度以下、又は車両の周辺温度が第2の所定温度以下の少なくともいずれかの場合、発電開始充電率及び目標充電率を引き上げるようにした技術が記載されている。これにより、特許文献1に記載のものは、バッテリ温度に起因するバッテリ出力の低下が生じる可能性がある場合に、バッテリ充電率を高めに維持し、充電率に起因するバッテリ出力の低下を防止し、バッテリ全体として出力性能を維持することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-68381号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、エンジンとモータとを備えるハイブリッド車両においては、熱効率の優れる動作点でエンジンの運転を行い、車両停止時や低速走行時等の熱効率の劣る動作点となる状況ではエンジンの運転を停止してバッテリからモータに電力が供給される。
【0005】
一方、ハイブリッド車両に搭載される空調装置は、エンジンの冷却水をヒータコアに供給して車室の暖房を行う暖房装置や、バッテリの電力によりコンプレッサを作動させて車室の冷房を行うヒートポンプ式の冷房装置から構成される場合がある。このような空調装置において、暖房装置を作動させるためには熱源としてのエンジンを運転することが必要であり、冷房装置を作動させるためにはバッテリの充電状態が管理範囲の下限値以上であること、または発電のためにエンジンを運転することが必要である。このため、空調装置の作動のみを目的として熱効率の劣る動作点でエンジンが運転された場合に燃費が悪化する。
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の技術にあっては、バッテリの温度が所定温度以下の場合に目標充電率を引き上げてバッテリの充電状態(バッテリ充電率)を高めに維持している。このため、外気温が低い状況でエンジンを暖房用の熱源およびバッテリ充電用の動力源として運転した場合、高めに維持されている充電状態が短時間で管理範囲の上限値に到達してしまい、その後はエンジンを暖房用の熱源としてのみ運転することになってしまう。このため、特許文献1に記載のものは、暖房装置の作動時の燃費の悪化を抑制することができないという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、暖房装置の作動のみを目的としてエンジンが運転される時間を短くでき、燃費を向上させることができるハイブリッド車両の充電制御装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため本発明は、エンジンの動力によって発電する発電機と、前記発電機で発電された電力またはバッテリに蓄電された電力によって駆動輪を駆動する回転電機と、前記エンジンの冷却水を熱源として車室を暖房する暖房装置と、を備えるハイブリッド車両に搭載され、前記バッテリの充電状態を所定の目標充電状態に制御する制御部を備えるハイブリッド車両の制御装置であって、前記制御部は、外気温が低いほど前記目標充電状態を低く設定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
このように、本発明によれば、暖房装置の作動のみを目的としてエンジンが運転される時間を短くでき、燃費を向上させることができるハイブリッド車両の充電制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の一実施例に係る充電制御装置を備えるハイブリッド車両の構成図である。
図2は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両の充電制御装置における目標充電状態と外気温との関係を示す図である。
図3は、本発明の一実施例に係るハイブリッド車両の充電制御装置における暖房装置の作動時のSOCの推移を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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