TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024097905
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-19
出願番号2024076278,2023002600
出願日2024-05-09,2019-11-27
発明の名称眼科装置
出願人株式会社トプコン
代理人個人
主分類A61B 3/10 20060101AFI20240711BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】涙液の状態の異常発生箇所を前眼部の広範囲にわたり良好な位置精度で提示する。
【解決手段】眼科装置は、角膜上の涙液の状態を表す干渉模様を撮影するための干渉撮影系と、前眼部撮影系と、両撮影系の光路を結合する第1光路結合素子と、第1光路結合素子に対し被検眼側に配置されて両撮影系の対物レンズとして機能する第1レンズ群と、第1光路結合素子に対し干渉撮影系側に配置されて干渉撮影系の対物レンズとして機能する第2レンズ群とを含む。前眼部撮影系において最も第1光路結合素子の側のレンズは、第1レンズ群の焦点位置又はその近傍に配置されている。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
照明光を被検眼の前眼部に投射する照明系と、
前記照明光により角膜上に形成される前記角膜上の涙液の状態を表す干渉模様を撮影するための干渉撮影系と、
前記照明光が投射されている前記前眼部を撮影するための前眼部撮影系と、
前記干渉撮影系の光路と前記前眼部撮影系の光路とを結合する第1光路結合素子と、
前記第1光路結合素子に対して前記被検眼の側に配置され、前記干渉撮影系の対物レンズ及び前記前眼部撮影系の対物レンズとして機能する第1レンズ群と、
前記第1光路結合素子に対して前記干渉撮影系の側に配置され、前記第1レンズ群とともに前記干渉撮影系の対物レンズとして機能する第2レンズ群と
を含み、
前記前眼部撮影系に含まれるレンズのうち最も前記第1光路結合素子の側に位置するレンズは、前記第1レンズ群の焦点位置又はその近傍に配置されている
ことを特徴とする、眼科装置。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記照明系の光路と前記干渉撮影系の光路とを結合する第2光路結合素子を更に含む
ことを特徴とする、請求項1に記載の眼科装置。
【請求項3】
前記第1光路結合素子及び前記第2光路結合素子のそれぞれはビームスプリッタであり、
前記干渉模様を撮影するための前記照明光の戻り光は、前記第1光路結合素子及び前記第2光路結合素子のそれぞれにより反射されて、前記干渉撮影系の撮像素子に導かれる
ことを特徴とする、請求項2の眼科装置。
【請求項4】
前記前眼部に投射される前記照明光の強度を変更する照明強度変更部を更に含む
ことを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載の眼科装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被検眼の涙液の状態を検査するための眼科装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、ドライアイ患者が増加している。これは、コンピュータ等のディスプレイを用いて行われる作業(VDT作業)による眼の酷使、冷暖房による空気の乾燥、コンタクトレンズの装着などが原因であると考えられている。
【0003】
ドライアイの検査法としては、涙液量を測定するシルマー試験が最も一般的である。また、フルオレセインで染色された角膜をスリットランプ顕微鏡で観察することや、涙液の安定性を測定する検査(涙液層破壊時間(BUT)検査)も行われている。
【0004】
ドライアイの検査を行うための装置として、次のものが知られている。特許文献1は、被検眼の前眼部での鏡面反射光を効率よく得るために、角膜表面に対してほぼ垂直に光線が入射するように投光系を配置し、且つ、鏡面反射光の射出瞳径とほぼ同じ大きさの絞りを射出瞳の近傍に配置した眼科装置を開示している。
【0005】
特許文献2は、涙液層の状態を客観的に検査するために、涙液層により形成される干渉模様(interference pattern)をカラー撮影して得られた時系列画像から干渉模様の色相の時系列変化を求める眼科装置を開示している。
【0006】
特許文献3は、ドライアイの進行状態を高精度且つ的確に定量化するために、涙液層により形成される干渉模様をカラー撮影して得られた画像の色成分毎の干渉模様を解析してドライアイの進行状態を評価する眼科装置を開示している。
【0007】
特許文献4は、ドライアイのタイプを客観的に評価するために、被検眼の前眼部を連続的に撮影して得られた複数の正面画像を処理することにより、ドライスポットの位置や形状、ドライスポットの周囲における涙液の移動方向を評価する眼科装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平9-289970号公報
特開2001-309889号公報
特開2005-211173号公報
特開2017-136212号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献4にも開示されているように、ドライアイの評価における重要事項の一つにドライスポットの位置(より一般に、涙液の厚みの分布、又は涙液の状態異常の分布)がある。当然であるが、検査の前には、前眼部のどの箇所に異常が発生するかは分からない。よって、角膜の端部に発生する異常を見逃さないためにも、また、検査を効率的に行うためにも、前眼部の広い範囲を観察可能であることが望まれる。
【0010】
また、検査結果を提示する際には、前眼部における異常発生箇所を容易に(直感的に)把握できるように、異常の箇所や分布を前眼部画像に重ねて表示することが望まれる。この前眼部画像は、前眼部の広い範囲を描出した画像であることが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社トプコン
眼科装置
1日前
株式会社トプコン
眼科装置
10日前
個人
錠剤撒き器
8日前
個人
男性用下着
1か月前
個人
穿刺補助具
2か月前
個人
入れ歯
3か月前
個人
聴診器
3か月前
個人
蓋付きしびん
3か月前
個人
介護浴槽
4か月前
個人
排便漏れ予防装具
2か月前
個人
鼻腔拡張具
15日前
個人
入浴介護補助装置
3か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
9日前
株式会社コロナ
脱臭機
5日前
個人
スプレー式目薬容器
4か月前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
15日前
個人
マウスピース
2か月前
個人
座椅子脱着式車椅子
3か月前
株式会社ニデック
眼科装置
3か月前
個人
圧排器具
2か月前
株式会社ダリヤ
皮膚洗浄剤
1日前
個人
マッサージガン保持具
4か月前
株式会社ノエビア
皮膚外用剤
4日前
株式会社コーセー
香料組成物
2か月前
株式会社ダリヤ
整髪料組成物
4か月前
株式会社トクヤマ
唇用化粧料
2か月前
株式会社ダリヤ
皮膚用化粧料
4か月前
クラシエ株式会社
毛髪化粧料
2か月前
個人
健康装身具
4か月前
株式会社ニデック
OCT装置
1か月前
株式会社ニデック
SLO装置
1か月前
株式会社八光
分岐管コネクタ
2か月前
クラシエ株式会社
香料組成物
2か月前
大正製薬株式会社
固形組成物
3か月前
株式会社TAT
冷却具
29日前
株式会社コーセー
水系組成物
1か月前
続きを見る