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公開番号2024094122
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022210893
出願日2022-12-27
発明の名称電源制御装置、および、電源制御装置の制御方法
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20240702BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電源失陥の誤検出を抑制することで、負荷の機能が制限されることを抑制する電源制御装置、および、制御方法を提供すること。
【解決手段】実施形態に係る電源制御装置は、系統間接続部と、第1検出装置と、第2検出装置とを備える。系統間接続部は、第1電源の電力を第1負荷に供給する第1系統と第2電源の電力を第2負荷に供給する第2系統との電気的な接続を切断可能である。第1検出装置は、第1系統の状態、または、第2系統の状態を示す物理量が異常判定用の第1閾値を正常値側から超えた状態が第1検出時間継続すると、第1系統の異常、または、第2系統の異常を検出し、系統間接続部を遮断する。第2検出装置は、第1検出装置が異常を検出した後、第1系統と第2系統のうち、物理量が異常判定用の第2閾値を正常値側から超えた状態が第1検出時間よりも短い第2検出時間継続した系統を異常系統として特定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1電源の電力を第1負荷に供給する第1系統と第2電源の電力を第2負荷に供給する第2系統との電気的な接続を切断可能な系統間接続部と、
前記第1系統の状態、または、前記第2系統の状態を示す物理量が異常判定用の第1閾値を正常値側から超えた状態が第1検出時間継続すると、前記第1系統の異常、または、前記第2系統の異常を検出し、前記系統間接続部を遮断する第1検出装置と、
前記第1検出装置が異常を検出した後、前記第1系統と前記第2系統のうち、前記物理量が異常判定用の第2閾値を正常値側から超えた状態が前記第1検出時間よりも短い第2検出時間継続した系統を異常系統として特定する第2検出装置と
を備える電源制御装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記第1検出装置は、マイクロコンピュータによって構成され、
前記第2検出装置は、ハードウェア回路によって構成される、請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項3】
前記第1検出装置、および、前記第2検出装置は、マイクロコンピュータによって構成される、請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項4】
前記第1閾値と、前記物理量の正常値との差は、前記第2閾値と、前記物理量の正常値との差よりも小さい、請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項5】
前記第1閾値と、前記物理量の正常値との差は、前記第2閾値と、前記物理量の正常値との差よりも大きい、請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項6】
前記第1検出装置は、
前記物理量が、正常値側から前記第1閾値を超えた状態が、前記第1検出時間以上継続する前に、前記物理量が、正常値側から第3閾値を超えた場合、前記第1検出時間の経過を待たずに前記第1系統の異常、または、前記第2系統の異常を検出し、
前記第3閾値と、前記物理量の正常値との差は、前記第1閾値と、前記物理量の正常値との差よりも大きい、請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項7】
第1電源の電力を第1負荷に供給する第1系統の状態、または、第2電源の電力を第2負荷に供給する第2系統の状態を示す物理量が異常判定用の第1閾値を正常値側から超えた状態が第1検出時間継続すると、前記第1系統の異常、または、前記第2系統の異常を検出して、前記第1系統と、前記第2系統との電気的な接続を切断可能な系統間接続部を遮断し、
前記第1系統の異常、または、前記第2系統の異常が検出された後、前記第1系統と前記第2系統のうち、前記物理量が異常判定用の第2閾値を正常値側から超えた状態が前記第1検出時間よりも短い第2検出時間継続した系統を異常系統として特定する、電源制御装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電源制御装置、および、電源制御装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
第1電源の電力を第1負荷に供給する第1系統と、第2電源の電力を第2負荷に供給する第2系統と、第1系統、および、第2系統の電気的な接続を切断可能な系統間接続部とを備える電源制御装置がある。
【0003】
電源制御装置は、第1系統、または、第2系統において第1の所定時間継続して、電圧が低下した場合に、電源失陥の発生を一次判定し、系統間接続部によって第1系統と第2系統との電気的な接続を切断する。そして、電源制御装置は、系統間接続部によって第1系統と第2系統との電気的な接続を切断した後に、さらに、第2の所定時間継続して、電圧が低下した場合に、電源失陥の発生を確定させる二次判定を行う。そして、電源失陥が発生していない系統から負荷に電力が供給されることで、電源失陥が発生していない系統に接続される負荷によってフェイルセーフ制御が実行される(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
上記する電源制御装置では、第1の所定時間は、第2の所定時間よりも短く設定されている。電源制御装置は、第1の所定時間継続して電圧が低下し、たとえば、第1系統、または、第2系統において、電源失陥として地絡の傾向がある場合には、系統間接続部によって第1系統と第2系統との電気的な接続を切断する。これにより、電源制御装置は、正常な系統に地絡の影響が及ぶことを抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-125004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の技術における電源制御装置は、たとえば、実際には地絡が発生していない状態での電圧の変動などによって電圧が低下した場合に、地絡が発生したと一次判定で誤検出するおそれがある。そのため、実際には地絡が発生していない場合に、二次判定で正常であると判定されて元の通常状態に戻るまで、負荷の機能が制限されるおそれがある。また、第1電源、および、第2電源のうち、バックアップ用電源として用いられる電源の蓄電量が二次判定により低下することで、負荷の機能が制限される。たとえば、バックアップ用電源の蓄電量が低下すると、通常時に実行可能な負荷の機能において、機能の一部が禁止される。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電源失陥の誤検出を抑制することで、負荷の機能が制限されることを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態の一態様に係る電源制御装置は、系統間接続部と、第1検出装置と、第2検出装置とを備える。系統間接続部は、第1電源の電力を第1負荷に供給する第1系統と第2電源の電力を第2負荷に供給する第2系統との電気的な接続を切断可能である。第1検出装置は、第1系統の状態、または、第2系統の状態を示す物理量が異常判定用の第1閾値を正常値側から超えた状態が第1検出時間継続すると、第1系統の異常、または、第2系統の異常を検出し、系統間接続部を遮断する。第2検出装置は、第1検出装置が異常を検出した後、第1系統と第2系統のうち、物理量が異常判定用の第2閾値を正常値側から超えた状態が第1検出時間よりも短い第2検出時間継続した系統を異常系統として特定する。
【発明の効果】
【0009】
実施形態の一態様によれば、電源失陥の誤検出を抑制することで、負荷の機能が制限されることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態に係る電源制御装置1の構成例を示す説明図である。
図2は、第1系統、および、第2系統に地絡が発生していない正常時を示す図である。
図3は、第2電源の蓄電量が第1所定蓄電量未満の状態を示す図である。
図4は、第1系統に地絡が発生した状態を示す図である。
図5は、第1系統に地絡が発生し、系統間接続部がOFFにされ、かつ、電池用スイッチがONにされた状態を示す図である。
図6は、第1実施形態に係る異常発生処理を説明するフローチャートである。
図7は、第1実施形態に係る異常発生処理を説明するフローチャートである。
図8は、第1実施形態に係る異常発生処理を説明するフローチャートである。
図9は、第2実施形態に係る異常発生処理を説明するフローチャートである。
図10は、変形例に係る第2検出装置を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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