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公開番号2024103444
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2023180589
出願日2023-10-19
発明の名称回転装置
出願人個人
代理人個人,個人
主分類H02K 53/00 20060101AFI20240725BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電磁石を用いなくとも、永久磁石等の反発力で効率良くシャフトを回転させることができる回転装置を得る。
【解決手段】シャフト30と、フライホイール40と、第1磁力取出部10A(第1の回転板部50と第1の固定板部60)と、第2磁力取出部10B(第2の回転板部70と、第2の固定板部80等)により構成して、電磁石を用いなくとも、効率良く磁力を取り出してフライホイール40を回転させることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シャフトに沿って第1磁石及び第1遮蔽体と、第2遮蔽体及び第2磁石を順番に配置した回転装置であって、前記第1磁石は前記シャフトと共に回転可能に配置され前記第1遮蔽体は固定で配置されると共に、前記第2磁石は固定で配置され前記第2遮蔽体は前記シャフトと共に回転可能に配置された回転構造を備え、前記シャフトの回転に伴い前記第1磁石と前記第2遮蔽体が回転し、前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体から露出した前記第1磁石と前記第2磁石の同極同士の反発力により前記シャフトを回転することを特徴とする回転装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記シャフトの一方端にフライホイールが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の回転装置。
【請求項3】
前記第1磁石が前記第1遮蔽体に第2磁石が前記第2遮蔽体に共に遮蔽されない露出状態と、前記第1磁石が前記第1遮蔽体に前記第2磁石が前記第2遮蔽体に共に遮蔽される遮蔽位置が前記シャフトの回転に伴い交互に繰り返され、露出状態では前記第1磁石と前記第2磁石が共に同じ極性のものが露出されることを特徴とする請求項1に記載の回転装置。
【請求項4】
前記第1磁石と前記第2磁石は、それぞれ2組(4個)以上配置され、前記第1遮蔽体と前記第2遮蔽体は、それぞれ磁石の組数と同じ枚数が配置されていることを特徴とする請求項3に記載の回転装置。
【請求項5】
前記第1磁石と前記第2磁石は、それぞれ1組(2個)配置され、前記第1遮蔽体と前記第2遮蔽体は、それぞれ磁石の組数と同じ枚数(1枚)が配置されていることを特徴とする請求項3に記載の回転装置。
【請求項6】
前記第1の遮蔽体は、第1の固定部遮蔽体保持板に埋設され、前記第2の遮蔽体は、第2の回転部遮蔽体保持板に埋設されていることを特徴とする請求項1~5に記載の回転装置。
【請求項7】
前記第1の磁石を構成する極性の異なるもの同士と、前記第2の磁石を構成する極性の異なるもの同士は、各連結用磁性体によってそれぞれ連結されていることを特徴とする請求項1~5に記載の回転装置。
【請求項8】
前記シャフトの他方端には回転を必要とする機構が連結されていることを特徴とする請求項1~5に記載の回転装置。
【請求項9】
前記第1磁石及び前記第2磁石は円盤形状に形成され、前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体は円弧形状に形成されていることを特徴とする請求項1~5に記載の回転装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回転装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
永久磁石の磁力を利用した磁力回転装置には、以下のようなものがある。例えば、特許文献1(特許第2968918号公報)は、ロータに永久磁石を配置し、ステータに電磁石を備え、ロータとステータに互いに反発する磁界を発生させることによって、ロータを回転させるものである。そして、安定した回転を得るために、ロータには回転バランスの手段が備えていると共に、ロータの回転位置を検出して、永久磁石の位置によって電磁石の通電制御を行う。
【0003】
特許文献2(特開2004-80871号公報)は、箱状のフレームに固定の軸受に支持される回転軸が、回転可能に取り付けてある。
【0004】
また、この回転軸には回転を円滑に行うためのフライホイールが取り付けてある。回転軸には、回転体が取り付けてあり、この回転体の周縁部には回転力を生ずる一対(組)の永久磁石が、例えば、上側をN極にして、回転体の正面視における直径方向に対し傾斜状の所定角度α(15~45°)(回転方向に広がる角度)で、円周に対し90°間隔に、4組、配置してあり、ロータを構成する。
【0005】
前記ロータに対するステータには、前記ロータの永久磁石の上側で僅かな磁気ギャップを形成して、ロータ(永久磁石)に反発する極性で、一対の電磁石と一対の永久磁石が円周にわたって交互に等間隔で各々4組、配置してあり、前記ステータに永久磁石と電磁石を用いる構成により、効率の良い回転装置となる技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第2968918号公報
特開2004-80871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1、2は、電磁石を用いるものであるから、装置も大型になり、かつその制御も複雑である。
【0008】
本発明は、電磁石を用いなくとも、効率良く回転させることができる磁力による回転装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであって、請求項1に係る発明は、シャフトに沿って第1磁石及び第1遮蔽体と、第2遮蔽体及び第2磁石を順番に配置した回転装置であって、前記第1磁石は前記シャフトと共に回転可能に配置され前記第1遮蔽体は固定で配置されると共に、前記第2磁石は固定で配置され前記第2遮蔽体は前記シャフトと共に回転可能に配置された回転構造を備え、前記シャフトの回転に伴い前記第1磁石と前記第2遮蔽体が回転し、前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体から露出した前記第1磁石と前記第2磁石の同極同士の反発力により前記シャフトを回転することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記シャフトの一方端にフライホイールが設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記第1磁石が前記第1遮蔽体に前記第2磁石が前記第2遮蔽体に共に遮蔽されない露出状態と、前記第1磁石が前記第1遮蔽体に前記第2磁石が前記第2遮蔽体に共に遮蔽される遮蔽状態が前記シャフトの回転に伴い交互に繰り返されると共に、露出状態では前記第1磁石と前記第2磁石が共に同じ極性のもので、且つ、前記第2磁石に対して前記第1磁石が回転方向の下流側に位置するよう構成されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記第1磁石と前記第2磁石は、それぞれ2組(4個)以上配置され、前記第1遮蔽体と前記第2遮蔽体は、それぞれ磁石の組数と同じ枚数が配置されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、前記第1磁石と前記第2磁石は、それぞれ1組(2個)配置され、前記第1遮蔽体と前記第2遮蔽体は、それぞれ磁石の組数と同じ枚数(1枚)が配置されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、前記第1の遮蔽体は、第1の固定部遮蔽体保持板に埋設され、前記第2の遮蔽体は、第2の回転部遮蔽体保持板に埋設されていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、前記第1の磁石を構成する極性の異なるもの同士と、前記第2の磁石を構成する極性の異なるもの同士は、各連結用磁性体によってそれぞれ連結されていることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、前記シャフトの他方端には回転を必要とする機構が連結されていることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、前記第1磁石及び前記第2磁石は円盤形状に形成され、前記第1遮蔽体及び前記第2遮蔽体は円弧形状に形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
以上のように本発明によれば、電磁石を用いなくとも、効率良く磁力を用いてフライホイールを回転させることができるので、例えば回転を必要とする機構に連結して用いると、効率的にエネルギーを伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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