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公開番号2024102931
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2023007013
出願日2023-01-20
発明の名称回転電機
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 5/16 20060101AFI20240725BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ロータの振動に伴う異常発生を抑制できる回転電機を提供する。
【解決手段】モータ装置60は、ステータ200、ロータ300a,300b及びモータハウジング70を有している。モータハウジング70は、ステータ200及びロータ300a,300bを収容している。モータハウジング70は、モータ外周壁71、リアフレーム370及びドライブフレーム390を有している。モータ装置60は、シャフト340、外緩衝部材451、リアベアリング350及びドライブベアリング360を有している。リアフレーム370は、外緩衝部材451を介してリアベアリング350を支持している。外緩衝部材451は、リアフレーム370とリアベアリング350との間に設けられている。外緩衝部材451は、リアフレーム370に対するリアベアリング350の変位に応じて弾性変形する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
電力の供給により駆動する回転電機(60)であって、
ステータ(200)と、
回転軸線(Cm)を中心に回転し、前記回転軸線が延びる軸方向(AD)において前記ステータに並べられたロータ(300a,300b)と、
前記ロータに設けられ、前記ロータと共に回転するシャフト(340)と、
前記シャフトを回転可能に支持しているベアリング(350)と、
前記ステータに対して固定され、前記ベアリングを支持しているベアリング支持部(370)と、
前記ベアリング支持部と前記ベアリングとの間に設けられ、前記ベアリング支持部に対する前記ベアリングの変位に応じて弾性変形する介在部材(451,455,456)と、
を備えている回転電機。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記ベアリング支持部に設けられた凹部であって、前記介在部材の一部を収容している支持凹部(372b)、を備えている請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記ベアリングに設けられた凹部であって、前記介在部材の一部を収容しているベアリング凹部(352b)、を備えている請求項1又は2に記載の回転電機。
【請求項4】
前記介在部材として、前記ベアリングの外周面(352a)に沿って環状に延びた環状部材(451,455,456)、を備えている請求項1又は2に記載の回転電機。
【請求項5】
前記ベアリングは、
前記シャフトに取り付けられたシャフト軌道部(351)と、
前記ベアリング支持部に取り付けられた支持軌道部(352)と、
前記シャフト軌道部と前記支持軌道部との間に設けられ、転動する転動部(353)と、
を有しており、
前記介在部材は、前記支持軌道部とベアリング支持部との間に設けられ、前記ベアリング支持部に対する前記支持軌道部の変位に応じて弾性変形する、請求項1又は2に記載の回転電機。
【請求項6】
前記シャフトは、前記シャフト軌道部が前記シャフトに対して変位しないように、前記シャフト軌道部の内周側に嵌合している、請求項5に記載の回転電機。
【請求項7】
前記ベアリングを第1ベアリング(350)として、前記第1ベアリングに前記軸方向に並べられ、前記シャフトを回転可能に支持している第2ベアリング(360)と、
前記ベアリング支持部を第1支持部(370)として、前記ステータに対して固定され、前記第2ベアリングを支持している第2支持部(390)と、
を備え、
前記第2ベアリングは、前記第2ベアリングが前記シャフト及び前記第2支持部に対して変位しないように、前記シャフト及び前記第2支持部に固定されている、請求項1又は2に記載の回転電機。
【請求項8】
前記ベアリング支持部を有し、前記ステータのコイル(211)から前記軸方向に離れた位置に設けられ、前記ステータに対して固定され、前記軸方向に直交する方向に延びている固定板部(370)と、
前記コイルから前記固定板部に向けて引き出されたコイル引出線(212)と、
前記固定板部に固定され、前記コイルに通電可能になるように前記コイル引出線に接続されている通電バスバ(261)と、
を備えている請求項1又は2に記載の回転電機。
【請求項9】
電力の供給により駆動する回転電機(60)であって、
ステータ(200)と、
回転軸線(Cm)を中心に回転し、前記回転軸線が延びる軸方向(AD)において前記ステータに並べられたロータ(300a,300b)と、
前記ロータに設けられ、前記ロータと共に回転するシャフト(340)と、
前記シャフトを回転可能に支持しているベアリング(350)と、
前記ステータに対して固定され、前記ベアリングを支持しているベアリング支持部(370)と、
前記シャフトと前記ベアリングとの間に設けられ、前記シャフトに対する前記ベアリングの変位に応じて弾性変形する介在部材(452)と、
を備えている回転電機。
【請求項10】
飛行体(10)に設けられ、前記飛行体を飛行させるために駆動する回転電機である、請求項1又は9に記載の回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この明細書における開示は、回転電機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、アキシャルギャップ式のモータについて記載されている。アキシャルギャップ式のモータでは、ロータとステータとが軸方向に並べられている。このモータでは、ロータ及びステータがハウジングに収容されている。また、このモータでは、ロータと共に回転するシャフトが、軸受により回転可能に支持されている。軸受は、シャフト及びブラケットに固定されている。ブラケットは、ハウジングを介してステータに対して固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-2914号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1では、モータにおいて電磁力が軸方向に生じることなどによりロータの振動が発生しやすい。ロータの振動が発生すると、その振動がシャフトや軸受を介してブラケットに伝わることなどにより、モータに異常が発生することが懸念される。
【0005】
本開示の1つの目的は、ロータの振動に伴う異常発生を抑制できる回転電機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
【0007】
上記目的を達成するため、開示された第1の態様は、
電力の供給により駆動する回転電機(60)であって、
ステータ(200)と、
回転軸線(Cm)を中心に回転し、回転軸線が延びる軸方向(AD)においてステータに並べられたロータ(300a,300b)と、
ロータに設けられ、ロータと共に回転するシャフト(340)と、
シャフトを回転可能に支持しているベアリング(350)と、
ステータに対して固定され、ベアリングを支持しているベアリング支持部(370)と、
ベアリング支持部とベアリングとの間に設けられ、ベアリング支持部に対するベアリングの変位に応じて弾性変形する介在部材(451,455,456)と、
を備えている回転電機である。
【0008】
上記第1の態様によれば、ベアリング支持部に対するベアリングの変位に応じて介在部材が弾性変形する。この構成では、ロータの振動がベアリングに伝わったとしても、ベアリング支持部に対するベアリングの振動が介在部材により低減される。このため、ベアリングからベアリング支持部に振動が伝わることを抑制できる。したがって、ロータの振動がベアリング支持部に伝わることで回転電機の異常が発生するということを介在部材により抑制できる。これにより、回転電機においてロータの振動に伴う異常発生を抑制できる。
【0009】
第2の態様は、
電力の供給により駆動する回転電機(60)であって、
ステータ(200)と、
回転軸線(Cm)を中心に回転し、回転軸線が延びる軸方向(AD)においてステータに並べられたロータ(300a,300b)と、
ロータに設けられ、ロータと共に回転するシャフト(340)と、
シャフトを回転可能に支持しているベアリング(350)と、
ステータに対して固定され、ベアリングを支持しているベアリング支持部(370)と、
シャフトとベアリングとの間に設けられ、シャフトに対するベアリングの変位に応じて弾性変形する介在部材(452)と、
を備えている回転電機である。
【0010】
上記第2の態様によれば、シャフトに対するベアリングの変位に応じて介在部材が弾性変形する。この構成では、ロータの振動がシャフトに伝わったとしても、ベアリングに対するシャフトの振動が介在部材により低減される。このため、シャフトからベアリングに振動が伝わることを抑制できる。したがって、ロータの振動がベアリングを介してベアリング支持部に伝わって回転電機の異常が発生するということを介在部材により抑制できる。これにより、上記第1の態様と同様に、回転電機においてロータの振動に伴う異常発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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