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公開番号2024103908
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-02
出願番号2023007863
出願日2023-01-23
発明の名称コイル
出願人ウツミ電気株式会社
代理人個人,個人
主分類H02K 3/18 20060101AFI20240726BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】所望の出力を得ることができ、安定した性能を発揮することができるコイルを提供する。
【解決手段】 コイル1を構成するターンT1~T8は、両側帯部51及び52と、上帯部53及び下帯部54とを備える。両側帯部51及び52における平角導体3の外側面31はZ軸方向に対して正面33から背面34に向かって広がるように傾斜する。コイル1は、最初のターンT1の正面33を最も寸法が小さい上底面とし、最後のターンT8の背面34を最も寸法が大きい下底面とする四角錐台を形成する。平角導体3は、外側面31及び内側面32の軸方向の長さ寸法が、一方の端3aにおいて最も大きく、他方の端3bにおいて最も小さくなるように傾斜する。正面33及び背面34の横方向Xの長さ寸法が、一方の端3aにおいて最も小さく、他方の端3bにおいて最も大きくなるように傾斜する。両側帯部51及び52の横方向Xの断面積は等しい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸方向に旋回された平角導体によってターンが形成され、複数のこれらターンによって螺旋構造を構成し、前記軸方向に直交する縦方向及び横方向を有するコイルであって、
前記平角導体は、一方の端から他方の端の間において連続して一体的に形成され、前記螺旋構造の外周を構成する外側面と、内周を構成する内側面と、前記軸方向の一方に位置する正面と、他方に位置する背面とを有し、
前記ターンは、前記縦方向に延びるとともに前記横方向に離間する両側帯部と、前記横方向に延びるとともに前記縦方向に離間する上帯部及び下帯部とを備え、前記両側帯部における前記平角導体の前記外側面は前記軸方向に対して前記正面から前記背面に向かって広がるように傾斜し、前記内側面は前記軸方向に平行であり、
複数の前記ターンにおいて前記両側帯部の前記横方向の断面積は等しく、前記上帯部及び前記下帯部の前記縦方向の断面積以下であり、
前記平角導体は、前記外側面及び前記内側面の前記軸方向の長さ寸法が、前記一方の端において最も大きく、前記他方の端において最も小さくなるように傾斜することを特徴とするコイル。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
複数の前記ターンは、前記一方の端に連続する最初のターンと、前記他方の端に連続する最後のターンとを有し、
複数の前記ターンの積層によりその中心に前記軸方向に延びる貫通孔を有するとともに、前記最初のターンを上底面及び前記最後のターンを下底面とする四角錐台を形成することを特徴とする請求項1記載のコイル。
【請求項3】
隣接する一方の前記ターンの前記背面の前記横方向の寸法よりも、他方の前記ターンの前記正面の前記横方向の寸法が大きいことを特徴とする請求項2記載のコイル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、モータ等の環状のステータコアから突出する複数のティースにそれぞれ装着されるコイルに関し、特にエッジワイズコイルに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、平角導体を螺旋状に巻回したエッジワイズコイルが知られている。このようなエッジワイズコイルによれば、コアに対する占有率が向上し、モータ効率を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6841445号
特許第4462896号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1及び特許文献2によれば、複数のコイル片の端部を互いに接合することにより、軸方向に巻回される螺旋状のコイルとしている。接合方法としては、溶接や圧接があげられる。このように複数のコイル片を接合することにより、接合部分に歪みが生じたり、断面積が初期設定と相違したりするという問題が生じる。接合部分に生じた歪みにより発生した抵抗や、接合部分における断面積の変化により、所望の出力を得ることができず安定したコイル性能を発揮することができない虞がある。
【0005】
この発明は、所望の出力を得ることができ、安定した性能を発揮することができるコイルを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、軸方向に旋回された平角導体によってターンが形成され、複数のこれらターンによって螺旋構造を構成し、前記軸方向に直交する縦方向及び横方向を有するコイルであって、前記平角導体は、一方の端から他方の端の間において連続して一体的に形成され、前記螺旋構造の外周を構成する外側面と、内周を構成する内側面と、前記軸方向の一方に位置する正面と、他方に位置する背面とを有し、前記ターンは、前記縦方向に延びるとともに前記横方向に離間する両側帯部と、前記横方向に延びるとともに前記縦方向に離間する上帯部及び下帯部とを備え、前記両側帯部における前記平角導体の前記外側面は前記軸方向に対して前記正面から前記背面に向かって広がるように傾斜し、前記内側面は前記軸方向に平行であり、複数の前記ターンにおいて前記両側帯部の前記横方向の断面積は等しく、前記上帯部及び前記下帯部の前記縦方向の断面積以下であり、前記平角導体は、前記外側面及び前記内側面の前記軸方向の長さ寸法が、前記一方の端において最も大きく、前記他方の端において最も小さくなるように傾斜することを特徴とする。
【0007】
複数の前記ターンは、前記一方の端に連続する最初のターンと、前記他方の端に連続する最後のターンとを有し、
複数の前記ターンの積層によりその中心に前記軸方向に延びる貫通孔を有するとともに、前記最初のターンを上辺及び前記最後のターンを底辺とする四角錐台形を形成することを特徴とする。
【0008】
隣接する一方の前記ターンの前記背面の前記横方向の寸法よりも、他方の前記ターンの前記正面の前記横方向の寸法が大きいことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
この発明に係るコイルによれば、平角導体が連続して一体的に螺旋構造を形成するので接合による断面積の変化を抑えることができ、初期設定に応じた所望の出力を得ることができる。これにより安定したコイル性能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
コイルの斜視図。
図1のコイルの正面図。
図2の右側から見た右側面図。
図2の下方から見た平面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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