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公開番号2024093724
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022210278
出願日2022-12-27
発明の名称ポップアウト型ロックハンドル装置
出願人富士電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E05B 5/04 20060101AFI20240702BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】水が滞留することを抑制して衛生的なものとすること。
【解決手段】軸受筒部11と鍔部12とを有するケース10と、軸線方向への移動が規制されつつ中心軸回りに回転可能となる態様で軸受筒部11に挿入されたガイド30と、ハンドル軸部51が没入位置と突出位置との間で前後方向に変位可能となる態様でガイド30と一体的に回転可能に配設されたハンドル50と、常態においては施錠姿勢となってロックアングル53が進出移動することを許容し、鍵穴611に正規の鍵が挿入されて解錠操作された場合には解錠姿勢となってロックアングル53を退行移動させる錠ユニット60とを備えたポップアウト型ロックハンドル装置1であって、ケース10は、鍔部12におけるハンドル50との境界部分に形成され、該境界部分に浸入した水を流通させるケース側排水経路10Aを備えている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
軸線が前後方向に延在する円筒状の軸受筒部と、該軸受筒部の前端部分に該軸受筒部の径方向外部に向けて延在する鍔部とを有するケースと、
前記軸受筒部の軸線方向への移動が規制されつつ自身の中心軸回りに回転可能となる態様で該軸受筒部に挿入された有底円筒状のガイドと、
軸線が前後方向に延在する略有底円筒状のハンドル軸部が、前記ガイドの内部に没入する没入位置と該ガイドの前方開口より前方に突出する突出位置との間で前後方向に変位可能となる態様で該ガイドと一体的に回転可能に配設され、かつ前記ハンドル軸部の周壁の孔より外部に進退移動可能に設けられたロックアングルが進出移動して前記ガイドに形成された係合孔に進入する場合に前記没入位置に配置される一方、前記ロックアングルが退行移動して前記係合孔から離脱する場合に前記突出位置に配置されるハンドルと、
前記ハンドル軸部に組込固定され、常態においては施錠姿勢となって前記ロックアングルが進出移動することを許容する一方、自身に形成された鍵穴に正規の鍵が挿入されて解錠操作された場合に解錠姿勢となって前記ロックアングルを退行移動させる錠ユニットと
を備え、
前記錠ユニットが施錠姿勢で前記ハンドルが前記没入位置に配置される場合、前記ハンドル軸部の前面開口縁部より該ハンドル軸部の径方向外部に延在するハンドル操作部が前記鍔部に形成された規制凹部に配置されることで該ハンドルの回転操作が規制される一方、前記錠ユニットが解錠姿勢で前記ハンドルが突出位置に配置される場合、前記ハンドルが回転操作されることを許容するポップアウト型ロックハンドル装置であって、
前記ケースは、前記鍔部における前記ハンドルとの境界部分に形成され、かつ該境界部分に浸入した水を流通させるケース側排水経路を備えたことを特徴とするポップアウト型ロックハンドル装置。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記ハンドルは、前記ケースとの境界部分の一部に形成され、かつ前記ケース側排水経路に連通するハンドル側排水用切欠を備えたことを特徴とする請求項1に記載のポップアウト型ロックハンドル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポップアウト型ロックハンドル装置に関するものである。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動販売機等の扉に使用されるポップアウト型ロックハンドル装置が特許文献1に提案されている。そのようなポップアウト型ロックハンドル装置は、錠ユニットを構成する鍵穴に正規の鍵が挿入されて解錠操作されると、ケースに埋設されるよう収容されたハンドルが該ケースから前方に突出し、ハンドルが回転操作されることにより扉と筐体との係合状態が解除されるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5982441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記ポップアウト型ロックハンドル装置は、自動販売機に使用されるものであり、ハンドルとケースとの間に雨水等の水が浸入してしまうことがあった。このように浸入した水が滞留してしまうと、錆やカビ等の発生を招来し、衛生の面で問題があった。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて、水が滞留することを抑制して衛生的なものとすることができるポップアウト型ロックハンドル装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るポップアウト型ロックハンドル装置は、軸線が前後方向に延在する円筒状の軸受筒部と、該軸受筒部の前端部分に該軸受筒部の径方向外部に向けて延在する鍔部とを有するケースと、前記軸受筒部の軸線方向への移動が規制されつつ自身の中心軸回りに回転可能となる態様で該軸受筒部に挿入された有底円筒状のガイドと、軸線が前後方向に延在する略有底円筒状のハンドル軸部が、前記ガイドの内部に没入する没入位置と該ガイドの前方開口より前方に突出する突出位置との間で前後方向に変位可能となる態様で該ガイドと一体的に回転可能に配設され、かつ前記ハンドル軸部の周壁の孔より外部に進退移動可能に設けられたロックアングルが進出移動して前記ガイドに形成された係合孔に進入する場合に前記没入位置に配置される一方、前記ロックアングルが退行移動して前記係合孔から離脱する場合に前記突出位置に配置されるハンドルと、前記ハンドル軸部に組込固定され、常態においては施錠姿勢となって前記ロックアングルが進出移動することを許容する一方、自身に形成された鍵穴に正規の鍵が挿入されて解錠操作された場合に解錠姿勢となって前記ロックアングルを退行移動させる錠ユニットとを備え、前記錠ユニットが施錠姿勢で前記ハンドルが前記没入位置に配置される場合、前記ハンドル軸部の前面開口縁部より該ハンドル軸部の径方向外部に延在するハンドル操作部が前記鍔部に形成された規制凹部に配置されることで該ハンドルの回転操作が規制される一方、前記錠ユニットが解錠姿勢で前記ハンドルが突出位置に配置される場合、前記ハンドルが回転操作されることを許容するポップアウト型ロックハンドル装置であって、前記ケースは、前記鍔部における前記ハンドルとの境界部分に形成され、かつ該境界部分に浸入した水を流通させるケース側排水経路を備えたことを特徴とする。
【0007】
また本発明は、上記ポップアウト型ロックハンドル装置において、前記ハンドルは、前記ケースとの境界部分の一部に形成され、かつ前記ケース側排水経路に連通するハンドル側排水用切欠を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ケースの鍔部におけるハンドルとの境界部分に形成されたケース側排水経路が、境界部分に浸入した水を流通させるので、水が滞留することを抑制して衛生的なものとすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施の形態であるポップアウト型ロックハンドル装置を示す斜視図である。
図2は、本発明の実施の形態であるポップアウト型ロックハンドル装置を示す縦断面図である。
図3は、本発明の実施の形態であるポップアウト型ロックハンドル装置を示す横断面図である。
図4は、本発明の実施の形態であるポップアウト型ロックハンドル装置を示す分解斜視図である。
図5は、本発明の実施の形態であるポップアウト型ロックハンドル装置を示す分解斜視図である。
図6は、図1~図5に示したケースの外観構成を示す斜視図である。
図7は、図1~図5に示したケースの外観構成を示す斜視図である。
図8は、図1~図5に示したガイドの外観構成を示す分解斜視図である。
図9は、図1~図5に示したガイドの外観構成を示す分解斜視図である。
図10は、図1~図5に示したガイドの外観構成を示す斜視図である。
図11は、それぞれ図1~図5に示したハンドルの外観構成を示す斜視図である。
図12は、それぞれ図1~図5に示したハンドルの外観構成を示す斜視図である。
図13は、図11及び図12に示したハンドルに設けられたロックアングル等を示すための分解斜視図である。
図14は、図11及び図12に示したハンドルに設けられたロックアングル等を示すための分解斜視図である。
図15-1は、図13及び図14に示したロックアングルの取付手順を示す説明図である。
図15-2は、図13及び図14に示したロックアングルの取付手順を示す説明図である。
図16-1は、図13及び図14に示したロックアングルの取付手順を示す説明図である。
図16-2は、図13及び図14に示したロックアングルの取付手順を示す説明図である。
図17-1は、図13及び図14に示したロックアングルの取付手順を示す説明図である。
図17-2は、図13及び図14に示したロックアングルの取付手順を示す説明図である。
図18は、図13及び図14に示したハンドルに組込固定される錠ユニット等を示す分解斜視図である。
図19は、図13及び図14に示したロックカムの動作を示す断面図である。
図20は、図13及び図14に示したロックカムの動作を示す断面図である。
図21は、図1~図4及び図18に示したカバーを示す斜視図である。
図22は、図1~図4及び図18に示したカバーを示す縦断面図(断面右側面図)である。
図23は、カバーの取付状態を示す縦断面図である。
図24は、没入位置に配置されるハンドルを示す要部斜視図である。
図25は、突出位置に配置されるハンドルを示す要部斜視図である。
図26は、カバーとガイドとの配置関係を示す正面図である。
図27は、本発明の実施の形態であるポップアウト型ロックハンドル装置を示す斜視図である。
図28は、図27に示したポップアウト型ロックハンドル装置を示す縦断面図である。
図29は、本発明の実施の形態であるポップアウト型ロックハンドル装置を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、本発明に係るポップアウト型ロックハンドル装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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