TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024139533
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023050511
出願日2023-03-27
発明の名称ショーケース
出願人富士電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類A47F 3/04 20060101AFI20241002BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】蒸発器の冷却負荷の低減化を図ること。
【解決手段】上下に延在する背面板13bの前方側に商品載置棚19が上下方向に沿って複数段設けられた収納室11と、収納室11の前方上部に開口する吹出口16と前方下部に開口する吸込口14とを通じて収納室11に連通する通風路12と、収納室11との間で空気を循環させる送風ファン17と、通風路12に配設され、通風路12を通過する空気を冷却する蒸発器18とを備え、収納室11の内部雰囲気を冷却することにより、商品載置棚19に載置された商品を所望の冷却温度に保持するショーケース1であって、吸込口14は、吹出口16から吹き出された空気を主に吸い込む前方領域14aと、背面板13bに形成された背面孔131を通じて通風路12から収納室11に流入して背面板13bの前面に沿って下方に流れる背面空気を主に吸い込む後方領域14bとを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上下に延在する背面板の前方側に商品載置棚が上下方向に沿って複数段設けられた収納室と、
前記収納室の前方上部に開口する吹出口と前方下部に開口する吸込口とを通じて該収納室に連通する通風路と、該収納室との間で空気を循環させる送風ファンと、
前記通風路に配設され、該通風路を通過する空気を冷却する蒸発器と
を備え、
前記収納室の内部雰囲気を冷却することにより、前記商品載置棚に載置された商品を所望の冷却温度に保持するショーケースであって、
前記吸込口は、
前記吹出口から吹き出された空気を主に吸い込む第1領域と、
前記背面板に形成された背面孔を通じて前記通風路から前記収納室に流入して該背面板の前面に沿って下方に流れる背面空気を主に吸い込む第2領域と
を有することを特徴とするショーケース。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記通風路の一部を閉塞する態様で配設され、かつ通過する空気に含まれる塵埃物を捕捉するフィルタ部材を備え、
前記吸込口は、前記第1領域が前記フィルタ部材の前方側に配置され、前記第2領域が前記フィルタ部材の後方側に配置されたことを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
【請求項3】
前記収納室の下部に配設され、かつ上面に商品を載置する載置板を有するデッキを備え、
前記デッキは、前記収納室の底面との間に、前記背面空気を流通させるデッキダクトを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のショーケース。
【請求項4】
前記デッキは、前記載置板と前記デッキダクトとの間に介在する態様で設けられた断熱材を備えたことを特徴とする請求項3に記載のショーケース。
【請求項5】
前記収納室の下部に配設され、かつ上面から上方に突出する態様で形成された複数の突部にて商品を載置するデッキを備え、
前記デッキは、前記上面に沿って前記背面空気を流通させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のショーケース。
【請求項6】
前記デッキは、前方に向かうに連れて漸次下方に傾斜する態様で配設されたことを特徴とする請求項5に記載のショーケース。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ショーケースに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ショーケースは、商品載置棚が上下に複数段設けられた収納室と、この収納室と吹出口及び吸込口を通じて連通する通風路との間で空気を循環させ、通風路を通過する空気を蒸発器で冷却している。蒸発器で冷却された空気が吹出口から吹き出されて吸込口に吸い込まれることにより収納室の前方部分にエアカーテンが形成され、商品載置棚に載置された商品が所望の冷却温度に冷却される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-116202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記ショーケースでは、収納室の背面を構成する背面板にも複数の孔部が形成されており、かかる孔部を通じて通風路で冷却された空気が収納室に流入している。このように収納室に流入した空気は、背面板の前面に沿って下方に向けて流れた後、収納室の底面に沿って前方に向けて流れることとなる。これにより、吸込口の近傍では、吹出口から吹き出されて下方に向けて流れる空気と、収納室の底面に沿って前方に向けて流れる空気とが互いに干渉してしまい、結果的に、吸込口から吸い込まれる空気の大部分は、該ショーケースの外部空気であった。これにより、蒸発器の冷却負荷が増大していた。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて、蒸発器の冷却負荷の低減化を図ることができるショーケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るショーケースは、上下に延在する背面板の前方側に商品載置棚が上下方向に沿って複数段設けられた収納室と、前記収納室の前方上部に開口する吹出口と前方下部に開口する吸込口とを通じて該収納室に連通する通風路と、該収納室との間で空気を循環させる送風ファンと、前記通風路に配設され、該通風路を通過する空気を冷却する蒸発器とを備え、前記収納室の内部雰囲気を冷却することにより、前記商品載置棚に載置された商品を所望の冷却温度に保持するショーケースであって、前記吸込口は、前記吹出口から吹き出された空気を主に吸い込む第1領域と、前記背面板に形成された背面孔を通じて前記通風路から前記収納室に流入して該背面板の前面に沿って下方に流れる背面空気を主に吸い込む第2領域とを有することを特徴とする。
【0007】
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記通風路の一部を閉塞する態様で配設され、かつ通過する空気に含まれる塵埃物を捕捉するフィルタ部材を備え、前記吸込口は、前記第1領域が前記フィルタ部材の前方側に配置され、前記第2領域が前記フィルタ部材の後方側に配置されたことを特徴とする。
【0008】
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記収納室の下部に配設され、かつ上面に商品を載置する載置板を有するデッキを備え、前記デッキは、前記収納室の底面との間に、前記背面空気を流通させるデッキダクトを備えたことを特徴とする。
【0009】
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記デッキは、前記載置板と前記デッキダクトとの間に介在する態様で設けられた断熱材を備えたことを特徴とする。
【0010】
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記収納室の下部に配設され、かつ上面から上方に突出する態様で形成された複数の突部にて商品を載置するデッキを備え、前記デッキは、前記上面に沿って前記背面空気を流通させることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許