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公開番号
2024141619
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023053365
出願日
2023-03-29
発明の名称
スイッチング制御回路、電源回路
出願人
富士電機株式会社
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
H02M
3/155 20060101AFI20241003BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】並列動作の開始による入力電流のじょう乱を抑制するスイッチング制御回路を提供する。
【解決手段】AC-DCコンバータ10において、力率改善IC25は、スイッチング制御回路が、軽負荷時に出力電圧に応じた第1期間を示す第1指令値を出力し、重負荷時に出力電圧に応じた第2期間を示す第2指令値及び第3期間を示す第3指令値を出力する指令値出力回路と、軽負荷時に第1インダクタ電流IL1が第1の値となると第1トランジスタ26aをオンし、第1指令値に基づく第1期間が経過するとオフする第1駆動信号出力回路と、重負荷時に第2インダクタ電流IL2が第2の値となった後、第2トランジスタ26bをオンし、第3指令値に基づく第3期間が経過すると、第2トランジスタをオフする第2駆動信号出力回路と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
交流電圧に応じた電圧が印加される第1及び第2インダクタと、前記第1インダクタに流れる第1インダクタ電流を制御する第1トランジスタと、前記第2インダクタに流れる第2インダクタ電流を制御する第2トランジスタと、を含み、前記交流電圧から目的レベルの出力電圧を生成する電源回路の前記第1及び第2トランジスタのスイッチングを制御するスイッチング制御回路であって、
前記電源回路の負荷に流れる負荷電流の電流値が第1所定値より小さく、前記負荷の状態が軽負荷である場合、前記出力電圧に応じた第1期間を示す第1指令値を出力し、前記負荷電流の電流値が第2所定値より大きく、前記負荷の状態が重負荷である場合、前記出力電圧に応じた第2期間を示す第2指令値及び第3期間を示す第3指令値を出力する指令値出力回路と、
前記負荷の状態が前記軽負荷である場合、前記第1インダクタ電流が第1の値となると、前記第1トランジスタをオンし、前記第1トランジスタがオンしてから前記第1指令値に基づく前記第1期間が経過すると、前記第1トランジスタをオフする第1駆動回路と、
前記負荷の状態が前記重負荷である場合、前記第2インダクタ電流が第2の値となった後、前記第2トランジスタをオンし、前記第2トランジスタがオンしてから前記第3指令値に基づく前記第3期間が経過すると、前記第2トランジスタをオフする第2駆動回路と、
を有し、
前記第1駆動回路は、
前記負荷の状態が前記重負荷である場合、前記第1インダクタ電流が前記第1の値となると、前記第1トランジスタをオンし、前記第1トランジスタがオンしてから前記第2指令値に基づく前記第2期間が経過すると、前記第1トランジスタをオフする、
スイッチング制御回路。
続きを表示(約 2,900 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のスイッチング制御回路であって、
前記第2及び第3期間は、前記負荷の状態が前記重負荷に変化する前の前記第1期間より短い、
スイッチング制御回路。
【請求項3】
請求項1に記載のスイッチング制御回路であって、
前記第2及び第3期間は、前記負荷の状態が前記重負荷に変化する前の前記第1期間の1/2である、
スイッチング制御回路。
【請求項4】
請求項2に記載のスイッチング制御回路であって、
前記第1トランジスタのスイッチング周期を計時する計時回路、
を含み、
前記第2駆動回路は、
前記負荷の状態が前記重負荷に変化すると、前記第1トランジスタのスイッチング周期の1/4の期間が経過し、かつ前記第2インダクタ電流が前記第2の値となる第1条件を満たすと、前記第2トランジスタをオンする、
スイッチング制御回路。
【請求項5】
請求項4に記載のスイッチング制御回路であって、
前記第2駆動回路は、
前記第1条件が満たされた後、前記第1トランジスタのスイッチング周期の1/2の期間が経過し、かつ前記第2インダクタ電流が前記第2の値となる第2条件を満たすと、前記第2トランジスタをオンする、
スイッチング制御回路。
【請求項6】
請求項1から5の何れか一項に記載のスイッチング制御回路であって、
前記第1インダクタ電流が前記第1の値となる第1タイミング及び前記第2インダクタ電流が前記第2の値となる第2タイミングの時間差と、前記第1トランジスタのスイッチング周期との比率、及び所定比率の誤差を出力する誤差出力回路、
を含み、
前記第2駆動回路は、
前記負荷の状態が前記重負荷である場合、前記第2インダクタ電流が前記第2の値となった後、前記第2トランジスタをオンし、前記第3指令値及び前記誤差に応じた第4期間が経過すると、前記第2トランジスタをオフする、
スイッチング制御回路。
【請求項7】
請求項1に記載のスイッチング制御回路であって、
前記電源回路は、
前記負荷の状態を検出する第1負荷検出回路、
を含み、
前記指令値出力回路は、
前記第1負荷検出回路の検出結果及び前記第1期間を示す前記第1指令値に基づいて、前記第1指令値もしくは前記第2及び第3指令値を出力する、
スイッチング制御回路。
【請求項8】
請求項1に記載のスイッチング制御回路であって、
前記出力電圧に応じた前記第1期間を示す前記第1指令値に基づいて前記負荷の状態を検出する第2負荷検出回路、
を含み、
前記指令値出力回路は、
前記第2負荷検出回路の検出結果及び前記第1期間を示す前記第1指令値に基づいて、前記第1指令値もしくは前記第2及び第3指令値を出力する、
スイッチング制御回路。
【請求項9】
交流電圧に応じた電圧が印加されるn個(nは3以上の整数)のインダクタと、前記n個のインダクタに流れるインダクタ電流を制御するn個のトランジスタと、を含み、前記交流電圧から目的レベルの出力電圧を生成する電源回路の前記n個のトランジスタのスイッチングを制御するスイッチング制御回路であって、
前記電源回路の負荷に流れる負荷電流の電流値が第1所定値より小さく、前記負荷の状態が軽負荷である場合、前記出力電圧に応じた第1期間を示す第1指令値を出力し、前記負荷電流の電流値が第2所定値より大きく、前記負荷の状態が重負荷である場合、前記出力電圧に応じた第2期間を示す第2指令値及び第3期間を示す第3指令値を出力する指令値出力回路と、
前記負荷の状態が前記軽負荷である場合、前記n個のうち第1インダクタに流れる第1インダクタ電流が第1の値となると、前記n個のうち第1トランジスタをオンし、前記第1トランジスタがオンしてから前記第1指令値に基づく前記第1期間が経過すると、前記第1トランジスタをオフする第1駆動回路と、
前記負荷の状態が前記重負荷である場合、(n-1)個のインダクタに流れる複数のインダクタ電流のそれぞれが第2の値となった後、前記(n-1)個のトランジスタをオンし、前記(n-1)個のトランジスタがオンしてから前記第3指令値に基づく前記第3期間が経過すると、前記(n-1)個のトランジスタをオフする第2駆動回路と、
を有し、
前記第1駆動回路は、
前記負荷の状態が前記重負荷である場合、前記第1インダクタ電流が前記第1の値となると、前記第1トランジスタをオンし、前記第1トランジスタがオンしてから前記第2指令値に基づく前記第2期間が経過すると、前記第1トランジスタをオフする、
スイッチング制御回路。
【請求項10】
交流電圧から目的レベルの出力電圧を生成する電源回路であって、
前記交流電圧に応じた電圧が印加される第1及び第2インダクタと、
前記第1インダクタに流れる第1インダクタ電流を制御する第1トランジスタと、
前記第2インダクタに流れる第2インダクタ電流を制御する第2トランジスタと、
前記第1及び第2トランジスタのスイッチングを制御するスイッチング制御回路と、
を備え、
前記スイッチング制御回路は、
前記電源回路の負荷に流れる負荷電流の電流値が第1所定値より小さく、前記負荷の状態が軽負荷である場合、前記出力電圧に応じた第1期間を示す第1指令値を出力し、前記負荷電流の電流値が第2所定値より大きく、前記負荷の状態が重負荷である場合、前記出力電圧に応じた第2期間を示す第2指令値及び第3期間を示す第3指令値を出力する指令値出力回路と、
前記負荷の状態が前記軽負荷である場合、前記第1インダクタ電流が第1の値となると、前記第1トランジスタをオンし、前記第1トランジスタがオンしてから前記第1指令値に基づく前記第1期間が経過すると、前記第1トランジスタをオフする第1駆動回路と、
前記負荷の状態が前記重負荷である場合、前記第2インダクタ電流が第2の値となった後、前記第2トランジスタをオンし、前記第2トランジスタがオンしてから前記第3指令値に基づく前記第3期間が経過すると、前記第2トランジスタをオフする第2駆動回路と、
を有し、
前記第1駆動回路は、
前記負荷の状態が前記重負荷である場合、前記第1インダクタ電流が前記第1の値となると、前記第1トランジスタをオンし、前記第1トランジスタがオンしてから前記第2指令値に基づく前記第2期間が経過すると、前記第1トランジスタをオフする、
電源回路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチング制御回路、及び電源回路に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
臨界モードで動作する一般的な力率改善回路(以下、PFC(Power Factor Correction)回路と称する。)は、インダクタに流れるインダクタ電流のピーク値の波形を、交流電圧を整流した整流電圧と相似形にして、力率を改善する。この際、例えば、複数(例えば、2系統)の昇圧チョッパー回路を1つのPFC回路とし、並列動作をさせることがある(例えば、特許文献1~3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-041912号公報
特開2018-207732号公報
特開2020-127287号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、インタリーブ動作するPFC回路では、負荷の状態が軽負荷である場合、1系統の昇圧チョッパー回路のみ動作させ、負荷の状態が重負荷となると、2系統の昇圧チョッパー回路を並列動作させることがある。
【0005】
しかしながら、2系統の昇圧チョッパー回路を並列動作させる際に、停止していた昇圧チョッパー回路をすでに動作しているチョッパー回路と同じ状態で起動すると、負荷に対する出力電流が大きくなり、出力電圧が上昇することがある。この電圧上昇は、電圧制御系により、2系統が動作している条件で電圧が所望の値となるよう、動作状態を修正することで抑制されるが、定常状態になるまでの間、入力電流の振幅が増減し、入力電流にじょう乱が生じることがある。
【0006】
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、並列動作の開始による入力電流のじょう乱を抑制するスイッチング制御回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した課題を解決する本発明の第1の態様は、交流電圧に応じた電圧が印加される第1及び第2インダクタと、前記第1インダクタに流れる第1インダクタ電流を制御する第1トランジスタと、前記第2インダクタに流れる第2インダクタ電流を制御する第2トランジスタと、を含み、前記交流電圧から目的レベルの出力電圧を生成する電源回路の前記第1及び第2トランジスタのスイッチングを制御するスイッチング制御回路であって、前記電源回路の負荷に流れる負荷電流の電流値が第1所定値より小さく、前記負荷の状態が軽負荷である場合、前記出力電圧に応じた第1期間を示す第1指令値を出力し、前記負荷電流の電流値が第2所定値より大きく、前記負荷の状態が重負荷である場合、前記出力電圧に応じた第2期間を示す第2指令値及び第3期間を示す第3指令値を出力する指令値出力回路と、前記負荷の状態が前記軽負荷である場合、前記第1インダクタ電流が第1の値となると、前記第1トランジスタをオンし、前記第1トランジスタがオンしてから前記第1指令値に基づく前記第1期間が経過すると、前記第1トランジスタをオフする第1駆動回路と、前記負荷の状態が前記重負荷である場合、前記第2インダクタ電流が第2の値となった後、前記第2トランジスタをオンし、前記第2トランジスタがオンしてから前記第3指令値に基づく前記第3期間が経過すると、前記第2トランジスタをオフする第2駆動回路と、を有し、前記第1駆動回路は、前記負荷の状態が前記重負荷である場合、前記第1インダクタ電流が前記第1の値となると、前記第1トランジスタをオンし、前記第1トランジスタがオンしてから前記第2指令値に基づく前記第2期間が経過すると、前記第1トランジスタをオフする。
【0008】
また、前述した課題を解決する本発明の第2の態様は、交流電圧に応じた電圧が印加されるn個(nは3以上の整数)のインダクタと、前記n個のインダクタに流れるインダクタ電流を制御するn個のトランジスタと、を含み、前記交流電圧から目的レベルの出力電圧を生成する電源回路の前記n個のトランジスタのスイッチングを制御するスイッチング制御回路であって、前記電源回路の負荷に流れる負荷電流の電流値が第1所定値より小さく、前記負荷の状態が軽負荷である場合、前記出力電圧に応じた第1期間を示す第1指令値を出力し、前記負荷電流の電流値が第2所定値より大きく、前記負荷の状態が重負荷である場合、前記出力電圧に応じた第2期間を示す第2指令値及び第3期間を示す第3指令値を出力する指令値出力回路と、前記負荷の状態が前記軽負荷である場合、前記n個のうち第1インダクタに流れる第1インダクタ電流が第1の値となると、前記n個のうち第1トランジスタをオンし、前記第1トランジスタがオンしてから前記第1指令値に基づく前記第1期間が経過すると、前記第1トランジスタをオフする第1駆動回路と、前記負荷の状態が前記重負荷である場合、(n-1)個のインダクタに流れる複数のインダクタ電流のそれぞれが第2の値となった後、前記(n-1)個のトランジスタをオンし、前記(n-1)個のトランジスタがオンしてから前記第3指令値に基づく前記第3期間が経過すると、前記(n-1)個のトランジスタをオフする第2駆動回路と、を有し、前記第1駆動回路は、前記負荷の状態が前記重負荷である場合、前記第1インダクタ電流が前記第1の値となると、前記第1トランジスタをオンし、前記第1トランジスタがオンしてから前記第2指令値に基づく前記第2期間が経過すると、前記第1トランジスタをオフする。
【0009】
また、前述した課題を解決する本発明の第3の態様は、交流電圧から目的レベルの出力電圧を生成する電源回路であって、前記交流電圧に応じた電圧が印加される第1及び第2インダクタと、前記第1インダクタに流れる第1インダクタ電流を制御する第1トランジスタと、前記第2インダクタに流れる第2インダクタ電流を制御する第2トランジスタと、前記第1及び第2トランジスタのスイッチングを制御するスイッチング制御回路と、を備え、前記スイッチング制御回路は、前記電源回路の負荷に流れる負荷電流の電流値が第1所定値より小さく、前記負荷の状態が軽負荷である場合、前記出力電圧に応じた第1期間を示す第1指令値を出力し、前記負荷電流の電流値が第2所定値より大きく、前記負荷の状態が重負荷である場合、前記出力電圧に応じた第2期間を示す第2指令値及び第3期間を示す第3指令値を出力する指令値出力回路と、前記負荷の状態が前記軽負荷である場合、前記第1インダクタ電流が第1の値となると、前記第1トランジスタをオンし、前記第1トランジスタがオンしてから前記第1指令値に基づく前記第1期間が経過すると、前記第1トランジスタをオフする第1駆動回路と、前記負荷の状態が前記重負荷である場合、前記第2インダクタ電流が第2の値となった後、前記第2トランジスタをオンし、前記第2トランジスタがオンしてから前記第3指令値に基づく前記第3期間が経過すると、前記第2トランジスタをオフする第2駆動回路と、を有し、前記第1駆動回路は、前記負荷の状態が前記重負荷である場合、前記第1インダクタ電流が前記第1の値となると、前記第1トランジスタをオンし、前記第1トランジスタがオンしてから前記第2指令値に基づく前記第2期間が経過すると、前記第1トランジスタをオフする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、並列動作の開始による入力電流のじょう乱を抑制するスイッチング制御回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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