TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024093283
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022209564
出願日2022-12-27
発明の名称スパウトおよびパウチ
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 75/58 20060101AFI20240702BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】詰め替え作業時の操作性に優れ、液こぼし等の不具合を生じることなく、簡単な構成で複数回の詰め替えを可能にするスパウトを提供する。
【解決手段】内容物を収容する収容部の端部に固定され、第1中心軸に沿って延びる基部と、基部から収容部の外側へ突出する注出ノズル部と、基部および注出ノズル部を貫通するとともに収容部の収容空間に連通する流路と、第1中心軸から離れる方向に延び、第1中心軸が延びる第1中心軸方向に挟持溝部を挟んで対向する一対の対向壁部と、を備える。挟持溝部は、下側に臨んで開口する開口部を有するとともに、上側に位置する底部が開口部から底部に向かう奥行方向を法線方向とする平面に形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内容物を収容する収容部の端部に固定され、第1中心軸に沿って延びる基部と、
前記基部から前記収容部の外側へ突出する注出ノズル部と、
前記基部および前記注出ノズル部を貫通するとともに前記収容部の収容空間に連通する流路と、
前記第1中心軸から離れる方向に延び、前記第1中心軸が延びる第1中心軸方向に挟持溝部を挟んで対向する一対の対向壁部と、
を備え、
前記挟持溝部は、下側に臨んで開口する開口部を有するとともに、上側に位置する底部が前記開口部から前記底部に向かう奥行方向を法線方向とする平面に形成されている、スパウト。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記注出ノズル部は、
前記基部と同軸で前記第1中心軸に沿って延び、前記対向壁部が設けられた第1ノズル部と、
前記第1ノズル部よりも前記外側に位置し、前記第1中心軸と交差する第2中心軸に沿って延びる第2ノズル部と、
を有する、
請求項1に記載のスパウト。
【請求項3】
前記第2中心軸は、前記基部が前記収容部に線状にシールされるシール方向に対して交差している、
請求項2に記載のスパウト。
【請求項4】
一対の前記対向壁部のうち前記基部側の前記対向壁部は、前記挟持溝部に向けて突出する嵌合部を有する、
請求項1から3のいずれか一項に記載のスパウト。
【請求項5】
一対の前記対向壁部および前記注出ノズル部の上側には、一対の前記対向壁部から前記注出ノズル部に亘って延びる指置部が設けられる、
請求項1から3のいずれか一項に記載のスパウト。
【請求項6】
前記指置部は、前記外側に向かうにつれて上側に向かう方向に延びる指掛かり部を有する、
請求項5に記載のスパウト。
【請求項7】
一対の前記対向壁部および前記底部は、一対の前記対向壁部よりも前記外側に位置し前記法線方向と平行な第3中心軸を中心とする周方向に湾曲している、
請求項1から3のいずれか一項に記載のスパウト。
【請求項8】
請求項1から3のいずれか一項に記載のスパウトと、
内容物を収容し、前記スパウトの前記基部が端部に固定される前記収容部と、
を有するパウチ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スパウトおよびパウチに関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、液体製品の詰め替え用製品では、コスト(経済性)や消費者の利便性(購買回数低減)などの目的から、内容量の大型化(大容量製品化)が進んできている。
詰め替え用製品としては、例えば、フィルムからなる収容部と、収容部内に収容された液体製品を注出するスパウト(液体注出部)とを備えたパウチ(例えば、スタンディングパウチ)が広く使用されている(例えば、特許文献1)。パウチは、フィルムで構成されているためプラスチック使用量の削減に繋がり環境対応に大きく貢献できるが、一方で、フィルムは柔軟であり自重によって形状が変化しやすいという特性を有している。
【0003】
複数回の詰め替えを可能にする大容量の詰め替え用パウチでは、特に初回の詰め替え時には製品重量が重いため、非力な女性、年少者や高齢者にとっては、詰め替え用パウチを支えながら内容物の注出量を制御することが難しい。そのため、スパウトの注ぎ口から思わぬ方向に内容液が飛び出してしまったり、注出量が多すぎたりして、本体ボトルの口元の周囲にこぼしたり、液を垂らしたりしてしまう。
【0004】
特許文献2には、パウチの底部フィルムの中央に、上部にスパウトフランジ部、下部に筒状口部、筒状口部内にシール開口冶具、筒状口部の内壁にねじ部を備えたスパウトが開示されている。
特許文献2のスパウトでは、フランジ上面が密閉材でシールされ、詰め替え対象ボトルを回しながら筒状口部ネジ部に挿入することで、詰め替え対象ボトルの口部がシール開口冶具を押し上げ、密閉材シールに当接し、切断・開口して、パウチの内容液が、詰め替え対象ボトル内に流れる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-54484号公報
特開2020-33067号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献2のスパウトでは、構造が複雑であり、また部品数が多いためコスト増を生じさせるという問題がある。また、特許文献2のスパウトでは、1回の詰め替え用パウチしか対応できず、複数回の詰め替えを可能にする大容量の詰め替え用パウチには対応できないという問題がある。
【0007】
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、詰め替え作業時の操作性に優れ、液こぼし等の不具合を生じることなく、簡単な構成で複数回の詰め替えを可能にするスパウトおよびパウチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は下記の態様を有する。
[1]内容物を収容する収容部の端部に固定され、第1中心軸に沿って延びる基部と、前記基部から前記収容部の外側へ突出する注出ノズル部と、前記基部および前記注出ノズル部を貫通するとともに前記収容部の収容空間に連通する流路と、前記第1中心軸から離れる方向に延び、前記第1中心軸が延びる第1中心軸方向に挟持溝部を挟んで対向する一対の対向壁部と、を備え、前記挟持溝部は、下側に臨んで開口する開口部を有するとともに、上側に位置する底部が前記開口部から前記底部に向かう奥行方向を法線方向とする平面に形成されている、スパウト。
[2]前記注出ノズル部は、前記基部と同軸で前記第1中心軸に沿って延び、前記対向壁部が設けられた第1ノズル部と、前記第1ノズル部よりも前記外側に位置し、前記第1中心軸と交差する第2中心軸に沿って延びる第2ノズル部と、を有する、前記[1]に記載のスパウト。
[3]前記第2中心軸は、前記基部が前記収容部に線状にシールされるシール方向に対して交差している、前記[2]に記載のスパウト。
[4]一対の前記対向壁部のうち前記基部側の前記対向壁部は、前記挟持溝部に向けて突出する嵌合部を有する、前記[1]から前記[3]のいずれか一項に記載のスパウト。
[5]一対の前記対向壁部および前記注出ノズル部の上側には、一対の前記対向壁部から前記注出ノズル部に亘って延びる指置部が設けられる、前記[1]から前記[4]のいずれか一項に記載のスパウト。
[6]前記指置部は、前記外側に向かうにつれて上側に向かう方向に延びる指掛かり部を有する、前記[5]に記載のスパウト。
[7]一対の前記対向壁部および前記底部は、一対の前記対向壁部よりも前記外側に位置し前記法線方向と平行な第3中心軸を中心とする周方向に湾曲している、前記[1]から前記[6]のいずれか一項に記載のスパウト。
[8]前記[1]から前記[7]のいずれか一項に記載のスパウトと、内容物を収容し、前記スパウトの前記基部が端部に固定される前記収容部と、を有するパウチ。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、詰め替え作業時の操作性に優れ、液こぼし等の不具合を生じることなく、簡単な構成で複数回の詰め替えを可能にするスパウトおよびパウチを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係る第1実施形態のパウチ1の概略構成を示す正面図である。
第1実施形態に係るスパウト4の構成を示す正面図である。
図2に示すスパウト4の構成を示す右側面図である。
図2におけるM-M断面図である。
スパウト4を下側から見た図である。
スパウト4が容器21に対して内容物の注出状態の断面図である。
第2実施形態に係るスパウト4の構成を示す正面図である。
第3実施形態に係るスパウト4を基部41側から見た側面図である。
第3実施形態に係るスパウト4の構成を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ライオン株式会社
眼科用組成物
今日
個人
構造体
5か月前
個人
収納用具
1か月前
個人
物品収納具
1か月前
個人
衣類カバー
10か月前
個人
半蓋半箱筒
7か月前
個人
折り畳み製品
9か月前
個人
「即時結束具」
9か月前
個人
段ボール用キリ
10か月前
個人
掃除楽々ゴミ箱
2か月前
個人
テープホルダー
8か月前
個人
開封用カッター
3か月前
個人
爪楊枝流通セット
8か月前
個人
折りたたみコップ
4か月前
個人
チャック付き袋体
4か月前
個人
コード長さ調整器
8か月前
個人
パウチ容器
4か月前
個人
粘着テープカッタ
9か月前
個人
穿孔紐通し結束器具
6か月前
株式会社KY7
封止装置
8か月前
三甲株式会社
容器
6か月前
三甲株式会社
容器
8か月前
三甲株式会社
容器
6か月前
個人
チャック付き保存袋
3か月前
株式会社イシダ
箱詰装置
14日前
三甲株式会社
容器
10か月前
個人
粘着テープ剥がし具
3か月前
個人
プラスチックバッグ
6か月前
三甲株式会社
容器
8か月前
三甲株式会社
容器
1か月前
個人
伸縮するゴミ収納器
5か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
2か月前
三甲株式会社
容器
7か月前
株式会社イシダ
包装装置
7か月前
三甲株式会社
容器
9日前
個人
粘着テープ切断装置
8日前
続きを見る