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公開番号2024093280
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022209558
出願日2022-12-27
発明の名称食鳥脱骨機用洗浄システムの洗浄方法及び食鳥脱骨機用洗浄システム
出願人株式会社前川製作所
代理人個人,個人,個人
主分類A22C 21/00 20060101AFI20240702BHJP(屠殺;肉処理;家禽または魚の処理)
要約【課題】生産稼働後の食鳥脱骨機における洗浄作業の負担を軽減できる食鳥脱骨機用洗浄システムの洗浄方法及び食鳥脱骨機用洗浄システムを提供する。
【解決手段】自動脱骨装置2と、自動脱骨装置2を自動で洗浄する洗浄装置4と、を備えた食鳥脱骨機用洗浄システム1の洗浄方法において、自動脱骨装置2の生産稼働後に、自動脱骨装置2が洗浄可能状態であるか否かを判断する脱骨機監視工程と、洗浄装置4が始動状態であるか否かを判断する洗浄装置監視工程と、脱骨機監視工程により生産稼働後の自動脱骨装置2が洗浄可能であると判断され、かつ洗浄装置監視工程により洗浄装置4が始動状態であると判断されたとき、洗浄装置4によって自動脱骨装置2の洗浄を行う第1洗浄工程と、第1洗浄工程の後に一定の時間間隔をあけて、洗浄装置4によって自動脱骨装置2の洗浄を行う第2洗浄工程と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
骨付きの食鳥肉を自動で脱骨する食鳥脱骨機と、
前記食鳥脱骨機を自動で洗浄する洗浄装置と、
を備えた食鳥脱骨機用洗浄システムの洗浄方法において、
前記食鳥脱骨機の生産稼働後に、前記食鳥脱骨機が洗浄可能状態であるか否かを判断する脱骨機監視工程と、
前記洗浄装置が始動状態であるか否かを判断する洗浄装置監視工程と、
前記脱骨機監視工程により生産稼働後の前記食鳥脱骨機が洗浄可能であると判断され、かつ前記洗浄装置監視工程により前記洗浄装置が始動状態であると判断されたとき、前記洗浄装置によって前記食鳥脱骨機の洗浄を行う第1洗浄工程と、
前記第1洗浄工程の後に一定の時間間隔をあけて、前記洗浄装置によって前記食鳥脱骨機の洗浄を行う第2洗浄工程と、
を有する、
ことを特徴とする食鳥脱骨機用洗浄システムの洗浄方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記食鳥脱骨機を複数備え、
複数の前記食鳥脱骨機のうち、前記脱骨機監視工程により洗浄可能であると判断された前記食鳥脱骨機を選択して前記第1洗浄工程を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の食鳥脱骨機用洗浄システムの洗浄方法。
【請求項3】
前記脱骨機監視工程により洗浄可能であると判断された前記食鳥脱骨機が複数存在する場合、各前記食鳥脱骨機に順番に前記第1洗浄工程、及び前記第2洗浄工程を行う、
ことを特徴とする請求項2に記載の食鳥脱骨機用洗浄システムの洗浄方法。
【請求項4】
前記第1洗浄工程及び前記第2洗浄工程は、高温洗浄を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の食鳥脱骨機用洗浄システムの洗浄方法。
【請求項5】
前記第2洗浄工程は、泡洗浄を含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の食鳥脱骨機用洗浄システムの洗浄方法。
【請求項6】
複数の前記食鳥脱骨機にそれぞれ前記食鳥肉を搬送する搬送装置と、
前記洗浄装置の駆動制御を行う制御部と、
を備え、
前記搬送装置は、各前記食鳥脱骨機における前記脱骨機監視工程の判断結果を集約し、
前記制御部は、前記搬送装置に集約された前記脱骨機監視工程の判断結果に基づいて前記洗浄装置の駆動制御を行う、
ことを特徴とする請求項2に記載の食鳥脱骨機用洗浄システムの洗浄方法。
【請求項7】
前記食鳥脱骨機の洗浄可能状態は、前記食鳥脱骨機が運転している状態、又は前記食鳥脱骨機が運転を開始できる準備状態である、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の食鳥脱骨機用洗浄システムの洗浄方法。
【請求項8】
骨付きの食鳥肉を自動で脱骨する食鳥脱骨機と、
前記食鳥脱骨機を自動で洗浄する洗浄装置と、
前記洗浄装置の駆動制御を行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記食鳥脱骨機が洗浄可能状態であり、かつ前記洗浄装置が始動状態であるときに、前記洗浄装置によって食鳥脱骨機の洗浄を行う、
ことを特徴とする食鳥脱骨機用洗浄システム。
【請求項9】
前記制御部は、前記洗浄装置によって食鳥脱骨機の洗浄が行われた後、さらに一定の時間間隔をあけて再度前記洗浄装置によって食鳥脱骨機の洗浄を行う、
ことを特徴とする請求項8に記載の食鳥脱骨機用洗浄システム。
【請求項10】
複数の前記食鳥脱骨機を備え、
前記制御部は、複数の前記食鳥脱骨機のうちの洗浄可能状態である前記食鳥脱骨機を選択して前記洗浄装置によって前記食鳥脱骨機の洗浄を行う、
ことを特徴とする請求項8に記載の食鳥脱骨機用洗浄システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食鳥脱骨機用洗浄システムの洗浄方法及び食鳥脱骨機用洗浄システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
食鳥脱骨機として、例えば食鳥屠体の大腿骨から切断された骨付きの食鳥腿肉(以下、単に食鳥腿肉と称する)を、自動で脱骨する装置が知られている。このものは、装置に食鳥腿肉をセットした後、複数の作業ステーションと称する工程を段階的に実施する。複数の作業ステーションとしては、順に食鳥腿肉への筋入れ、食鳥腿肉の足首周りの肉部を切断、脛骨の膝関節近傍まで肉部を引き剥がし、関節筋、膝軟骨を切断する作業がある。また、この後のステーションとして、大腿骨から肉部を引き剥がして脱骨し、残った骨を排出する作業がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5331244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような食鳥脱骨機は、食品を扱うことから生産稼働後の洗浄作業が欠かせない。しかしながら食鳥脱骨機は複数の作業ステーションを有する分、様々な箇所に肉片が付着してしまう。このため、食鳥脱骨機の洗浄作業が煩わしいという課題があった。
【0005】
そこで、本発明は、生産稼働後の食鳥脱骨機における洗浄作業の負担を軽減できる食鳥脱骨機用洗浄システムの洗浄方法及び食鳥脱骨機用洗浄システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明に係る食鳥脱骨機用洗浄システムの洗浄方法は、骨付きの食鳥肉を自動で脱骨する食鳥脱骨機と、前記食鳥脱骨機を自動で洗浄する洗浄装置と、を備えた食鳥脱骨機用洗浄システムの洗浄方法において、前記食鳥脱骨機の生産稼働後に、前記食鳥脱骨機が洗浄可能状態であるか否かを判断する脱骨機監視工程と、前記洗浄装置が始動状態であるか否かを判断する洗浄装置監視工程と、前記脱骨機監視工程により生産稼働後の前記食鳥脱骨機が洗浄可能であると判断され、かつ前記洗浄装置監視工程により前記洗浄装置が始動状態であると判断されたとき、前記洗浄装置によって前記食鳥脱骨機の洗浄を行う第1洗浄工程と、前記第1洗浄工程の後に一定の時間間隔をあけて、前記洗浄装置によって前記食鳥脱骨機の洗浄を行う第2洗浄工程と、を有する。
【0007】
このような方法とすることで、生産稼働後の食鳥脱骨機を適正に洗浄できる。第1洗浄工程と第2洗浄工程との2回に分けることで、肉片等をより確実に除去できる。第1洗浄工程と第2洗浄工程との間に一定の時間間隔をあけることにより、例えば、第1洗浄工程と第2洗浄工程との間に作業員による洗浄工程を行うことも可能になる。このような場合、さらに食鳥脱骨機の洗浄効果を高めることができる。よって、生産稼働後における食鳥脱骨機の洗浄作業の負担を軽減できる。
【0008】
上記の方法において、前記食鳥脱骨機を複数備え、複数の前記食鳥脱骨機のうち、前記脱骨機監視工程により洗浄可能であると判断された前記食鳥脱骨機を選択して前記第1洗浄工程を行ってもよい。
【0009】
このような方法とすることで、効率よく各食鳥脱骨機の洗浄を行うことができ、無駄な洗浄作業を回避することが可能になる。
【0010】
上記の方法において、前記脱骨機監視工程により洗浄可能であると判断された前記食鳥脱骨機が複数存在する場合、各前記食鳥脱骨機に順番に前記第1洗浄工程、及び前記第2洗浄工程を行ってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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