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公開番号2024092897
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2023048452
出願日2023-03-24
発明の名称工程状態可視化システム
出願人株式会社デンソーウェーブ
代理人弁理士法人サトー
主分類G05B 19/418 20060101AFI20240701BHJP(制御;調整)
要約【課題】品質に関する工程状態を迅速に把握することができるとともに、担当者の負担を軽減することができる工程状態可視化システムを提供する。
【解決手段】実施形態による工程状態可視化システム10は、生産設備における品質に関する工程状態を可視化するためのシステムであって、1つの群として設定された所定数の検査対象物を検査した際の測定値の平均値を縦軸とし、測定した時刻を横軸とした折れ線グラフで表される第1グラフと、同じ群に含まれる測定値の最大値と最小値との差分を縦軸とし、測定した時刻を横軸とした折れ線グラフで表される第2グラフとを表示させる処理を実行するデータ可視化部41を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
生産設備における品質に関する工程状態を可視化するための工程状態可視化システムであって、
1つの群として設定された所定数の検査対象物を検査した際の測定値の平均値を縦軸とし、測定した時刻を横軸とした折れ線グラフで表される第1グラフと、同じ群に含まれる測定値の最大値と最小値との差分を縦軸とし、測定した時刻を横軸とした折れ線グラフで表される第2グラフとを表示させる処理を実行するデータ可視化部を備える工程状態可視化システム。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記データ可視化部は、前記第1グラフと前記第2グラフとを同一画面に表示させる請求項1に記載の工程状態可視化システム。
【請求項3】
前記データ可視化部は、前記第1グラフと前記第2グラフとを、異なる表示装置に表示させる請求項1に記載の工程状態可視化システム。
【請求項4】
前記データ可視化部は、前記第1グラフまたは前記第2グラフを、作業者の操作に基づいて切り替えて表示させる請求項1に記載の工程状態可視化システム。
【請求項5】
前記データ可視化部は、前記第1グラフおよび前記第2グラフとともに、測定値の度数を縦軸とし、階級を横軸とした第3グラフを表示させる処理をさらに実行する請求項1に記載の工程状態可視化システム。
【請求項6】
前記データ可視化部は、前記第3グラフを、前記第1グラフまたは前記第2グラフの少なくとも一方と同一画面に表示させる請求項5に記載の工程状態可視化システム。
【請求項7】
前記データ可視化部は、前記第3グラフを、前記第1グラフまたは前記第2グラフの少なくとも一方とは異なる表示装置に表示させる請求項5に記載の工程状態可視化システム。
【請求項8】
前記データ可視化部は、前記第3グラフを、作業者の操作に基づいて切り替えて表示させる請求項6に記載の工程状態可視化システム。
【請求項9】
前記データ可視化部は、測定値、または、測定値の最大値と最小値との差分が、予め設定されている異常判定ルールを満たした場合に異常を報知するための報知領域を表示させる処理をさらに実行する請求項1に記載の工程状態可視化システム。
【請求項10】
前記データ可視化部は、前記報知領域として、前記第1グラフにて示される最新の平均値が予め設定されている異常判定ルールを満たした場合に異常を報知するための第1報知領域と、前記第2グラフにて示される最新の差分が予め設定されている異常判定ルールを満たした場合に異常を報知するための第2報知領域とを表示させる処理をさらに実行する請求項1に記載の工程状態可視化システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、生産設備における品質に関する工程状態を可視化するための工程状態可視化システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
工場内に設置される製品の生産ラインは、例えば設備用のPLC(Programmable Logic Controller)、加工装置、ロボット、検査装置、搬送装置などの生産設備を備えている。そして、工場での生産において、製品や部品の寸法などを検査する検査工程は、製品の品質を保つ上で重要である。そのため、例えば特許文献1では、状況の工場における生産性や品質の向上に資する情報をユーザに提示できるようにすることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-132848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、検査工程では、加工工程や組み立て工程などの各工程が正しく機能しているか否かのチェックが行われるものの、従来では、例えば現場の監督者や作業者が、当日に検査した測定値を1日の最後に集計し、品質チェックツールを用いて1日に1回程度確認していた。このような品質チェックツールとしては、例えばXBar-R管理図やヒストグラムなどが用いられる。
【0005】
しかしながら、品質チェックツールを用いて、例えば規格外のものが多いとか、規格内に収まってはいるもののバラツキが大きいといった工程状態であることを把握できたとしても、そのような結果が得られた後に生産設備の調整などを行うことになることから、設備の調整などの対処が遅くなるという問題がある。
【0006】
また、測定値の規格内の収まり具合を確認するためにはヒストグラムを参照する必要があり、測定値が徐々に規格から外れてきているといった傾向を確認するためにはXbar-R管理図を参照する必要があるなど、確認したい項目を提示するチェックツールが分かれていることにより、品質管理を担当する担当者の負担が大きいという問題もある。
【0007】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、品質に関する工程状態を迅速に把握することができるとともに、担当者の負担を軽減することができる工程状態可視化システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態による工程状態可視化システムは、生産設備における品質に関する工程状態を可視化するためのシステムであって、1つの群として設定された所定数の検査対象物を検査した際の測定値の平均値を縦軸とし、測定した時刻を横軸とした折れ線グラフで表される第1グラフと、同じ群に含まれる測定値の最大値と最小値との差分を縦軸とし、測定した時刻を横軸とした折れ線グラフで表される第2グラフとを表示させる処理を実行するデータ可視化部を備える。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態による可視化システムの構成例を模式的に示す図
可視化処理の流れを示す図
品質に関する工程状態を表示する態様の一例を模式的に示す図
他の可視化例および報知態様例を模式的に示す図その1
他の可視化例および報知態様例を模式的に示す図その2
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態によるについて図面を参照しながら説明する。図1に示すように、工程状態可視化システム10は、生産ラインに配置されている生産設備からデータを取得し、各工程の工程状態を可視化するためのシステムとして構築されている。生産設備としては、例えばPLC11(Programmable Logic Controller)、加工装置12、ロボット13、搬送装置14、検査装置15などが想定される。ただし、図1に示す生産設備の数や種類は一例であり、これに限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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