TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024092155
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022207887
出願日2022-12-26
発明の名称口腔用組成物
出願人サンスター株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類A61K 8/49 20060101AFI20240701BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】特定の性殺菌剤とともにニコチン酸を含有しながらも使用中及び使用後の苦味がマスキングされ、かつ口腔内のすっきり感や口臭除去効果の実感が得られる口腔用組成物を提供すること。
【解決手段】冷感剤として知られる特定の成分の組合せを含有する、口腔用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)2-(4-methylphenoxy)-N-(1H-pyrazol-3-yl)-N-(thiophen-2-ylmethyl)acetamide、
(B)N-ethyl 2-isopropyl-5-methylcyclohexanecarboxamide及び/又はN-((ethoxycarbonyl)methyl)-p-menthane-3-carboxamide、
(C)イソプロピルメチルフェノール及び/又は塩化セチルピリジニウム、並びに、
(D)ニコチン酸
を含有する口腔用組成物。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
(A)成分の含有量が0.00005~0.005質量%である、請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項3】
(A)成分1質量部に対する(B)成分の含有比が、0.1~100質量部である、請求項1又は2に記載の口腔用組成物。
【請求項4】
(A)成分及び(B)成分の合計1質量部に対する、(C)成分及び(D)成分の合計含有比が、10~1000質量部である、請求項1又は2に記載の口腔用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、口腔用組成物等に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
口腔用組成物は一般的に、口腔内の汚れを除去して口腔内を清潔にする目的、口腔内のすっきり感を得る目的、口臭を除去・予防する目的等のために用いられる。前記目的を達成するために、口腔用組成物には殺菌剤が配合されることがある。しかし、カチオン性殺菌剤をはじめとした殺菌剤の中には特有の苦味を有するものも多い。このため、殺菌剤を含有する口腔用組成物においては、使用中及び使用後(吐き出し後)に不快感を生じ得て、嗜好性の観点で好ましくないという問題が起こり得る。これまでに、香料や甘味剤によって、殺菌剤特有の苦味をマスキングする方法が検討されている。例えば、特許文献1ではカチオン性殺菌剤と、l-メントール、クロロブタノール、及びアネトールを組み合わせる方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-77032号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の通り、殺菌剤の中には特有の苦味を呈するものがあることが知られている。本発明者は、特定の殺菌剤とともに、前記殺菌剤の殺菌作用を補助し得るニコチン酸を配合した場合に、前記苦味がさらに増強され得ることを新たに見出した。そこで本発明者は、特定の殺菌剤とともにニコチン酸を含有しながらも使用中及び使用後の苦味がマスキングされ、かつ口腔内のすっきり感や口臭除去効果の実感が得られる口腔用組成物を提供することを主な目的とした。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、冷感剤として知られる特定の成分を組み合せて配合することにより、特定の殺菌剤とともにニコチン酸を含有しながらも使用中及び使用後の苦味がマスキングされ、かつ口腔内のすっきり感や口臭除去効果の実感が得られる口腔用組成物が提供される可能性を見出した。そして、さらに改良を重ねて本開示を完成させるに至った。
【0006】
本開示は、例えば以下の項に記載の主題を包含する。
項1.
(A)2-(4-methylphenoxy)-N-(1H-pyrazol-3-yl)-N-(thiophen-2-ylmethyl)acetamide、
(B)N-ethyl 2-isopropyl-5-methylcyclohexanecarboxamide及び/又はN-((ethoxycarbonyl)methyl)-p-menthane-3-carboxamide、
(C)イソプロピルメチルフェノール及び/又は塩化セチルピリジニウム、並びに、
(D)ニコチン酸
を含有する口腔用組成物。
項2.
(A)成分の含有量が0.00005~0.005質量%である、項1に記載の口腔用組成物。
項3.
(A)成分1質量部に対する(B)成分の含有比が、0.1~100質量部である、項1又は2に記載の口腔用組成物。
項4.
(A)成分及び(B)成分の合計1質量部に対する、(C)成分及び(D)成分の合計含有比が、10~1000質量部である、項1~3のいずれかに記載の口腔用組成物。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、特定の殺菌剤とともにニコチン酸を含有しながらも使用中及び使用後の苦味がマスキングされ、かつ口腔内のすっきり感や口臭除去効果の実感が得られる口腔用組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示に包含される各実施形態について、さらに詳細に説明する。本開示は、口腔用組成物、及び口臭除去・予防・改善のための口腔用組成物、並びにその用途及びその製造方法等を好ましく包含するが、これらに限定されるわけではなく、本開示は本明細書に開示され当業者が認識できる全てを包含する。
【0009】
本開示に包含される口腔用組成物は(A)2-(4-methylphenoxy)-N-(1H-pyrazol-3-yl)-N-(thiophen-2-ylmethyl)acetamide、(B)N-ethyl 2-isopropyl-5-methylcyclohexanecarboxamide及び/又はN-((ethoxycarbonyl)methyl)-p-menthane-3-carboxamide、(C)イソプロピルメチルフェノール及び/又は塩化セチルピリジニウム、並びに、(D)ニコチン酸を含有する。以下、当該口腔用組成物を「本開示の口腔用組成物」と表記することがある。また、前記(A)~(D)の各成分を「(A)成分」、「(B)成分」、「(C)成分」、「(D)成分」等と表記することがある。
【0010】
(A)成分:2-(4-methylphenoxy)-N-(1H-pyrazol-3-yl)-N-(thiophen-2-ylmethyl)acetamideは、冷感剤としての用途が知られる化合物である。なお、(A)成分は本開示において「Coolant A」と表記されることもある。Coolant Aの構造を以下に示す。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
穿刺補助具
1か月前
個人
男性用下着
29日前
個人
入れ歯
2か月前
個人
エアリフター
5か月前
個人
蓋付きしびん
2か月前
個人
聴診器
2か月前
個人
逆流防止用具
5か月前
個人
段差昇降装置
5か月前
個人
介護浴槽
3か月前
個人
排便漏れ予防装具
1か月前
個人
鼻腔拡張具
4か月前
個人
入浴介護補助装置
2か月前
株式会社コーセー
組成物
5か月前
個人
座椅子脱着式車椅子
2か月前
個人
マウスピース
1か月前
株式会社東亜産業
温熱具
5か月前
個人
スプレー式目薬容器
3か月前
個人
透析装置の洗浄方法
4か月前
個人
電動式孫の手
5か月前
個人
弾性材一体コルセット
4か月前
個人
根管治療用のファイル
4か月前
個人
圧排器具
1か月前
株式会社ニデック
検眼装置
4か月前
株式会社いうら
介助リフト
4か月前
株式会社ダリヤ
酸性染毛料
5か月前
個人
マッサージガン保持具
3か月前
オンキヨー株式会社
聴診器
4か月前
株式会社ニデック
眼科装置
2か月前
大正製薬株式会社
固形組成物
2か月前
株式会社コーセー
水系化粧料
1か月前
東レ株式会社
浄化モジュール
2か月前
個人
つぼ刺激用テープ
5か月前
オンキヨー株式会社
電子機器
5か月前
株式会社コーセー
水系組成物
29日前
株式会社ノエビア
皮膚外用剤
4か月前
株式会社ダリヤ
整髪料組成物
3か月前
続きを見る