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公開番号2024090764
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206856
出願日2022-12-23
発明の名称電気ヒータ
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類H05B 3/20 20060101AFI20240627BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】フィルム基材11の第2基材部11bがアルカリ水溶液による加水分解することを未然に抑える。
【解決手段】電気ヒータ10では、発熱体13は、フロントガラス2に対してその一面2a側に配置されて、通電によって発熱する。フィルム基材11の第2基材部11bは、第1基材部11aに接続されてフロントガラス2の一面2aとの間に空所40を形成する。低加水分解性層16は、第2基材部11bに対してフロントガラス2の一面2a側に配置されている。低加水分解性層16は、フロントガラス2からアルカリ成分が水に溶け出して生成されるアルカリ水溶液による加水分解の進行が第2基材部11bに比べて生じ難い材料によって構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
アルカリ成分を含むウインドウガラス(2)に対してその一面(2a)側に配置されて、通電によって発熱して前記ウインドウガラスを加熱する発熱体(13)と、
前記発熱体および前記ウインドウガラスの間に配置され、かつ前記ウインドウガラスの前記一面に沿うようにフィルム状に形成され、前記発熱体を支える第1基材部(11a)と、前記第1基材部のうち前記一面の面方向(DR1)の一方側に接続されて前記ウインドウガラスの前記一面との間に空所(40)を形成する第2基材部(11b)とを備えるフィルム基材(11)と、
前記第2基材部に対して前記ウインドウガラス側に配置されて、前記ウインドウガラスとの間に前記空所を形成する低加水分解性層(16、16a)と、を備え、
前記低加水分解性層は、前記ウインドウガラスから前記アルカリ成分が水に溶け出して生成されるアルカリ水溶液による加水分解の進行が前記第2基材部に比べて生じ難い材料によって構成されている電気ヒータ。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記第1基材部および前記第2基材部は、それぞれ、光を透過させる透光性樹脂材料によって構成されている請求項1に記載の電気ヒータ。
【請求項3】
前記透光性樹脂材料は、ポリエチレンテレフタレート、或いはポリカーボネートを含んでいる請求項2に記載の電気ヒータ。
【請求項4】
前記低加水分解性層は、アクリル樹脂、或いはシリコーン樹脂を含んでいる請求項1に記載の電気ヒータ。
【請求項5】
前記低加水分解性層は、アクリル樹脂、或いはシリコーン樹脂を含む接着剤によって形成されている請求項1に記載の電気ヒータ。
【請求項6】
前記第1基材部および前記ウインドウガラスの間に配置されて、前記第1基材部を前記ウインドウガラスの前記一面に接着する接着層(12)を備え、
前記接着層は、前記接着剤によって形成されている請求項5に記載の電気ヒータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気ヒータに関するものである。
続きを表示(約 940 文字)【背景技術】
【0002】
従来、樹脂ガラスにおいて、透明樹脂基材の一面に配置されて通電により発熱する発熱体と、発熱体を覆うように透明樹脂基材の一面側に形成されているアクリル系樹脂層とを備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この樹脂ガラスでは、その内部に配置されている発熱体が樹脂ガラス自体を加熱する電気ヒータを構成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-218103号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者は、樹脂ガラス内に発熱体を配置するのではなく、車両用のウインドウガラスの一面に貼り付けられている電気ヒータについて検討した。
【0006】
一般的に、車両用のウインドウガラスとしては、アルカリ成分が含まれるソーダ石灰ガラスを用いられる場合が多い。この場合、ウインドウガラスに結露等により水が付着すると、この水にウインドウガラスからアルカリ成分が溶け出す。
【0007】
ここで、ウインドウガラスの一面と発熱体との間に、被加水分解性を有するフィルム基材を配置して電気ヒータを構成した場合、水がフィルム基材に付着すると、フィルム基材が加水分解によって劣化する虞がある。
【0008】
特に、水にアルカリ成分が含まれている場合には、アルカリ成分によって、フィルム基材における加水分解の進行が促進される。このため、フィルム基材において加水分解が進行すると、加水分解による劣化によってフィルム基材が破断する虞がある。
【0009】
このようなフィルム基材の加水分解による劣化は、車両用のウインドウガラス以外の住宅用のウインドウガラスに被加水分解性を有するフィルム基材が配置される場合においても、同様に、生じる。
【0010】
本発明は上記点に鑑みて、フィルム基材が加水分解することを未然に抑えるようにした電気ヒータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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