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公開番号2024095063
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022212066
出願日2022-12-28
発明の名称データ収集システム
出願人株式会社デンソー
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類G06F 16/215 20190101AFI20240703BHJP(計算;計数)
要約【課題】データの収集状態を適切に調節することができる技術を提供すること。
【解決手段】データ収集システム1のサーバ3は、車両制御装置5から送信されたデータを蓄積する第1車両データDB37と、データの利用状況を検出するデータ利用状況検出部23と、データの利用状況に基づいてデータ収集条件を決定するデータ収集条件決定部25と、決定されたデータ収集条件を車両制御装置5に送信するデータ収集条件配信部27と、を備える。車両制御装置5は、データ収集条件に応じてデータを収集するデータ抽出部59と、データ収集条件に応じて収集されたデータをサーバ3に送信するデータ送信部63と、サーバ3からデータ収集条件を受信した場合には、データ収集条件をサーバ3から受信したデータ収集条件に変更する収集条件変更部61と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
センタ（３）と当該センタ以外の装置（５）との間でデータの送受信が可能なデータ収集システム（１）であって、
前記センタは、
前記装置から送信された前記データを蓄積するように構成されたデータ蓄積部（３７）と、
前記データ蓄積部に蓄積されている前記データの利用状況を検出するように構成されている利用状況検出部（２３）と、
前記利用状況検出部によって検出された前記データの利用状況に基づいて、前記装置にて前記データを収集する際の条件であるデータ収集条件を決定するように構成された収集条件決定部（２５）と、
前記収集条件決定部にて決定された前記データ収集条件を含む変更用データを、前記装置に送信するように構成された収集条件送信部（２７）と、
を備え、
前記装置は、
前記データ収集条件に応じて、前記データを収集するように構成されたデータ収集部（５９）と、
前記データ収集部によって前記データ収集条件に応じて収集された前記データを前記センタに送信するように構成されたデータ送信部（６３）と、
前記センタから、前記データ収集条件を含む前記変更用データを受信した場合には、前記データ収集部にて用いられる前記データ収集条件を、前記センタから受信した前記データ収集条件に変更するように構成された収集条件変更部（６１）と、
を備えた、
データ収集システム。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
請求項１に記載のデータ収集システムであって、
前記センタの前記データ蓄積部に蓄積された前記データの利用状況が、前記データの利用の程度が所定の判定基準よりも低いことを示す所定の判定条件を満たす場合には、前記利用の程度の低い前記データの収集を抑制又は中止するように、前記データ収集条件を決定するように構成された、
データ収集システム。
【請求項３】
請求項２に記載のデータ収集システムであって、
前記所定の判定条件は、前記データにアクセスした最終の日時から現在までの経過時間であり、前記経過時間が所定の基準値以上である場合には、前記データの収集を抑制又は中止するように構成された、
データ収集システム。
【請求項４】
請求項２または３に記載のデータ収集システムであって、
前記データを蓄積するデータ保存期間が設定されている場合には、前記データの利用状況が、前記所定の判定条件を満たす場合でも、前記データの収集を抑制又は中止しないように構成された、
データ収集システム。
【請求項５】
請求項４に記載のデータ収集システムであって、
前記データ保存期間は、前記データにアクセスする利用者の属性に応じて設定されている、
データ収集システム。
【請求項６】
請求項１に記載のデータ収集システムであって、
前記装置に、前記データ収集条件に基づいて前記データを収集するプログラムを備えており、前記センタから前記データ収集条件が送信された場合には、前記プログラムが参照する前記データ収集条件を、前記センタから送信された前記データ収集条件に変更するように構成された、
データ収集システム。
【請求項７】
請求項１に記載のデータ収集システムであって、
前記装置に、前記データ収集条件に基づいて前記データを収集するプログラムを備えており、前記センタから前記データ収集条件を含む前記プログラムが送信された場合には、前記装置に備えられた前記プログラムを、前記センタから送信された前記プログラムに変更するように構成された、
データ収集システム。
【請求項８】
請求項１に記載のデータ収集システムであって、
前記装置は、１又は複数の車両に搭載された車両制御装置である、
データ収集システム。
【請求項９】
請求項１に記載のデータ収集システムであって、
前記データは、構造化データ又は非構造化データであり、前記データにアクセスした場合の記録が保存されるように構成された、
データ収集システム。
【請求項１０】
請求項９に記載のデータ収集システムであって、
前記構造化データは、カラム及びレコードを有するデータであり、カラム単位及び／又はレコード単位でアクセス可能である、
データ収集システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、車両等からセンタにデータを収集する場合の技術に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、車両で取得されたデータをセンタのサーバに収集する際に利用できる各種の技術が提案されている（例えば、下記特許文献１参照）。
例えば、データをセンタのサーバに蓄積する場合には、データ収集条件として、データラベル（即ち、カラム名）や収集周期という条件が知られている。このデータの収集の状態を調節する（即ち、チューニングする）方法は、人でのチューニングが主である。また、自動チューニングでは、センタでのデータ蓄積量が閾値に達した場合の処理が知られている程度である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１８－０５５１９１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、発明者の詳細な検討の結果、従来の技術について、下記のような課題が見出された。
近年、モビリティサービスの発展とともに、データの利用状況が複雑化している。そのため、センタのサーバに、使われていないデータが放置されて蓄積され続けると、サーバに加わる負担が大きく、コスト増につながる可能性がある。例えば、大型のサーバが必要になったり、高い処理能力のサーバが必要になる可能性がある。また、蓄積されるデータが多くなると、人でチューニング等の作業を行う際の負担が増えるという問題もある。
【０００５】
本開示の一局面は、データの収集状態を適切に調節することができる技術を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様は、センタ（３）と当該センタ以外の装置（５）との間でデータの送受信が可能なデータ収集システム（１）である。
前記センタは、データ蓄積部（３７）と利用状況検出部（２３）と収集条件決定部（２５）と収集条件送信部（２７）とを備える。
【０００７】
データ蓄積部は、前記装置から送信された前記データを蓄積するように構成されている。
利用状況検出部は、前記データ蓄積部に蓄積されている前記データの利用状況を検出するように構成されている。
【０００８】
収集条件決定部は、前記利用状況検出部によって検出された前記データの利用状況に基づいて、前記装置にて前記データを収集する際の条件であるデータ収集条件を決定するように構成されている。
【０００９】
収集条件送信部は、前記収集条件決定部にて決定された前記データ収集条件を含む変更用データを、前記装置に送信するように構成されている。
前記装置は、データ収集部（５９）とデータ送信部（６３）と収集条件変更部（６１）とを備えている。
【００１０】
データ収集部は、前記データ収集条件に応じて、前記データを収集するように構成されている。
データ送信部は、前記データ収集部によって前記データ収集条件に応じて収集された前記データを前記センタに送信するように構成されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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