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公開番号2024095128
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022212183
出願日2022-12-28
発明の名称流体制御弁
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類F16K 11/076 20060101AFI20240703BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】様々な流体の流し方を可能とする流体制御弁を提供すること。
【解決手段】
流体制御弁であって、流体が流通する複数の流路部64を有するバルブ60と、流体が通過する複数の流体入口部42、44、45、47および流体を流出させる複数の流体出口部41、43、46、48を有するハウジング10と、を備える。複数の流路部は、1つの流体入口部から流入する流体を1つの流体出口部へ導く第1流路部64a、64b、64c、64d、64f、64gと、1つの流体入口部から流入する流体を分割して2以上の流体出口部へ導く第2流路部64e、64j、68f、68kと、2以上の流体入口部から流入する流体を合流させて1つの流体出口部へ導く第3流路部64c、64g、64jと、を含む。バルブは、第1流路部、第2流路部および第3流路部に対向する流体入口部を切り替えることで複数の流体出口部における流体を流出させる流体出口部を切り替える。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
流体制御弁であって、
軸心(CL)を中心に回転するとともに、流体が流通する複数の流路部(64、68)を有するバルブ(60)と、
前記バルブを収容するバルブ収容空間(AS)を形成するハウジング外壁部(11)を有するとともに、前記ハウジング外壁部に前記流体が通過する複数の開口部(40)を有するハウジング(10)と、を備え、
前記複数の開口部は、前記バルブ収容空間に前記流体を流入させる複数の流体入口部(42、44、45、47、91a~91d)および前記バルブ収容空間から前記流体を流出させる複数の流体出口部(41、43、46、48、92a~92f)を含み、
前記バルブは、前記ハウジング外壁部に対向するとともに、前記複数の流路部が形成されるバルブ外壁部(61)を有し、
前記複数の流路部は、
前記複数の流体入口部のうちのいずれか1つの流体入口部に連通するとともに、前記複数の前記流体出口部のうちのいずれか1つの前記流体出口部に連通することで、連通する前記1つの流体入口部から流入する前記流体を連通する前記1つの流体出口部へ導く第1流路部(64a、64b、64c、64d、64f、64g、68a、68b、68c、68e、68g、68f、68g、68h、68i、68j、68m、68n、68r、68r)と、
前記複数の流体入口部のうちのいずれか1つの流体入口部に連通するとともに、前記複数の流体出口部のうちの2以上の流体出口部に連通することで、連通する前記1つの前記流体入口部から流入する前記流体を分割して連通する前記2以上の流体出口部へ導く第2流路部(64e、64j、68f、68k)と、
前記複数の流体入口部のうちのいずれか2以上の流体入口部に連通するとともに、前記複数の流体出口部のうちのいずれか1つの流体出口部に連通することで、連通する前記2以上の前記流体入口部から流入する前記流体を合流させて連通する前記1つの前記流体出口部へ導く第3流路部(64c、64g、64j)と、を含み、
前記バルブは、前記軸心を中心に回転して、前記第1流路部、前記第2流路部および前記第3流路部に対向する流体入口部を切り替えることで前記複数の流体出口部における前記流体を流出させる流体出口部を切り替える流体制御弁。
続きを表示(約 4,800 文字)【請求項2】
前記複数の流路部は、
前記複数の流体入口部のうちのいずれか2以上の流体入口部に連通するとともに、前記複数の流体出口部のうちのいずれか2以上の流体出口部に連通することで、連通する前記2以上の前記流体入口部から流入する前記流体を合流させて連通する前記2以上の流体出口部へ分割して導く第4流路部(64h、64i、68f)を含み、
前記バルブは、前記軸心を中心に回転して、前記第1流路部、前記第2流路部、前記第3流路部および前記第4流路部に対向する流体入口部を切り替えることで前記複数の流体出口部における前記流体を流出させる流体出口部を切り替える請求項1に記載の流体制御弁。
【請求項3】
流体制御弁であって、
軸心(CL)を中心に回転するとともに、流体が流通する複数の流路部(64、68)を有するバルブ(60)と、
前記バルブを収容するバルブ収容空間(AS)を形成するハウジング外壁部(11)を有するとともに、前記ハウジング外壁部に前記流体が通過する複数の開口部(40)を有するハウジング(10)と、を備え、
前記複数の開口部は、前記バルブ収容空間に前記流体を流入させる複数の流体入口部(42、44、45、47、91a~91d)および前記バルブ収容空間から前記流体を流出させる複数の流体出口部(41、43、46、48、92a~92f)を含み、
前記バルブは、前記ハウジング外壁部に対向するとともに、前記複数の流路部が形成されるバルブ外壁部(61)を有し、
前記複数の流路部は、
前記複数の流体入口部のうちのいずれか2以上の流体入口部に連通するとともに、前記複数の流体出口部のうちのいずれか2以上の流体出口部に連通することで、連通する前記2以上の前記流体入口部から流入する前記流体を合流させて連通する前記2以上の流体出口部へ分割して導く第4流路部(64h、64i、68f)を含むとともに、
前記複数の流体入口部のうちのいずれか1つの流体入口部に連通するとともに、前記複数の前記流体出口部のうちのいずれか1つの前記流体出口部に連通することで、連通する前記1つの流体入口部から流入する前記流体を連通する前記1つの流体出口部へ導く第1流路部(64a、64b、64c、64d、64f、64g、68a、68b、68c、68e、68g、68f、68g、68h、68i、68j、68m、68n、68r、68r)、前記複数の流体入口部のうちのいずれか1つの流体入口部に連通するとともに、前記複数の流体出口部のうちの2以上の流体出口部に連通することで、連通する前記1つの前記流体入口部から流入する前記流体を分割して連通する前記2以上の流体出口部へ導く第2流路部(64e、64j、68f、68k)および前記複数の流体入口部のうちのいずれか2以上の流体入口部に連通するとともに、前記複数の流体出口部のうちのいずれか1つの流体出口部に連通することで、連通する前記2以上の前記流体入口部から流入する前記流体を合流させて連通する前記1つの前記流体出口部へ導く第3流路部(64c、64g、64j)のうちのいずれか1つまたは2つの流路部を含み、
前記バルブは、前記軸心を中心に回転して、前記第1流路部、前記第2流路部、前記第3流路部および前記第4流路部に対向する流体入口部を切り替えることで前記複数の流体出口部における前記流体を流出させる流体出口部を切り替える流体制御弁。
【請求項4】
前記ハウジング外壁部は、前記複数の開口部それぞれを仕切る仕切部(50)を有し、
前記軸心が延びる方向を軸心方向、前記軸心を中心に前記バルブが回転する方向を周方向としたとき、前記仕切部は、前記周方向に延びる周側仕切部(51)および前記軸心方向に延びる軸側仕切部(52)を有し、
前記複数の流体入口部および前記複数の流体出口部は、前記軸側仕切部および前記周側仕切部によって仕切られており、
前記複数の開口部は、前記軸心方向に2つ以上並ぶ前記複数の開口部の一部が、前記周方向に2列以上並ぶ格子状に形成されている、請求項2または3に記載の流体制御弁。
【請求項5】
前記複数の流路部は、前記バルブ外壁部が前記軸心方向および前記周方向の少なくとも一方に沿って凹んでおり、格子状の前記複数の開口部の形状それぞれに対応する形状が複数組み合わされた形状であって、前記バルブが回転して前記複数の開口部に対向する位置に位置付けられた際、前記複数の開口部のうちの複数の開口部に亘るように形成され、
前記バルブ外壁部は、前記複数の流路部それぞれを仕切るリブ(66)を有し、
前記リブは、前記軸心方向に延びて形成されるとともに前記バルブが回転する際に前記軸側仕切部に対向可能な軸側リブ(66a)および前記周方向に延びて形成されるとともに前記バルブが回転する際、前記周側仕切部に対向可能な周側リブ(66b)を有する請求項4に記載の流体制御弁。
【請求項6】
前記複数の開口部は、前記軸心方向および前記周方向のどちらか一方において互いに隣り合う第1隣入口部および第1隣出口部を含み、
前記第1流路部は、前記バルブが回転する際、流体流れ上流側が前記第1隣入口部に連通し、流体流れ下流側が前記第1隣出口部に連通可能な位置に形成されており、
前記第1流路部を仕切る前記リブは、前記第1流路部に前記流体を流通させる前記バルブの回転位置を第1回転位置としたとき、前記バルブが前記第1回転位置に位置付けられた際、前記仕切部における前記第1隣入口部および前記第1隣出口部と、前記第1隣入口部および前記第1隣出口部とは異なる流体入口部および流体出口部と、を仕切る前記仕切部に対向可能な位置に形成されている請求項5に記載の流体制御弁。
【請求項7】
前記第1隣入口部および前記第1隣出口部が前記周方向に隣り合う場合、
前記第1流路部は、前記第1隣入口部および前記第1隣出口部を前記周方向に跨ることが可能に形成され、
前記第1流路部を仕切る前記周側リブは、前記バルブが前記第1回転位置に位置付けられた際、前記第1隣入口部および前記第1隣出口部を仕切る前記周側仕切部それぞれに対向する位置に形成され、
前記第1流路部を仕切る前記軸側リブは、前記バルブが前記第1回転位置に位置付けられた際、前記第1隣入口部および前記第1隣出口部を仕切る前記軸側仕切部のうちの前記周方向の一方側端部および他方側端部の少なくとも一方の前記軸側仕切部に対向する位置に形成され、且つ、前記第1隣入口部と前記第1隣出口部との間を仕切る前記軸側仕切部に対向する位置に形成されず、
前記第1隣入口部および前記第1隣出口部が前記軸心方向に隣り合う場合、
前記第1流路部は、前記第1隣入口部および前記第1隣出口部を前記軸心方向に跨ることが可能に形成され、
前記第1流路部を仕切る前記軸側リブは、前記バルブが前記第1回転位置に位置付けられた際、前記第1隣入口部および前記第1隣出口部を仕切る前記軸側仕切部それぞれに対向する位置に形成され、
前記第1流路部を仕切る前記周側リブは、前記バルブが前記第1回転位置に位置付けられた際、前記第1隣入口部および前記第1隣出口部を仕切る前記周側仕切部のうちの前記軸心方向の一方側端部および他方側端部の少なくとも一方の前記周側仕切部に対向する位置に形成され、且つ、前記第1隣入口部と前記第1隣出口部との間を仕切る前記周側仕切部に対向する位置に形成されていない、請求項6に記載の流体制御弁。
【請求項8】
前記複数の開口部は、1つの前記流体入口部および2つ以上の前記流体出口部を含み、
前記1つの流体入口部および前記2つ以上の流体出口部それぞれは、前記1つの流体入口部および前記2つ以上の流体出口部のいずれかと互いに隣り合っており、
前記第2流路部は、前記バルブが回転する際、流体流れ上流側が前記1つの流体入口部に連通し、流体流れ下流側が前記2つ以上の流体出口部それぞれに連通可能な位置に形成されており、
前記リブは、前記第2流路部に連通する前記1つの流体入口部を第2隣入口部とし、前記第2流路部に連通する前記2つ以上の流体出口部を第2隣出口部とし、前記第2流路部に前記流体を流通させる前記バルブの回転位置を第2回転位置としたとき、前記バルブが前記第2回転位置に位置付けられた際、前記仕切部における前記第2隣入口部および前記第2隣出口部と、前記第2隣入口部および前記第2隣出口部とは異なる流体入口部および流体出口部と、を仕切る前記仕切部に対向可能な位置に形成されている請求項5に記載の流体制御弁。
【請求項9】
前記第2隣入口部および前記第2隣出口部は、前記軸心方向および前記周方向のどちらか一方に沿って並んで形成されており、
前記第2流路部は、前記軸心方向および前記周方向のどちらか一方に沿って並ぶ前記第2隣入口部および前記第2隣出口部を跨ることが可能に形成され、
前記第2隣入口部および前記第2隣出口部が前記周方向に沿って並んでいる場合、
前記第2流路部を仕切る前記周側リブは、前記バルブが前記第2回転位置に位置付けられた際、前記第2隣入口部および前記第2隣出口部を仕切る前記周側仕切部それぞれに対向する位置に形成され、
前記第2流路部を仕切る前記軸側リブは、前記バルブが前記第2回転位置に位置付けられた際、前記第2隣入口部および前記第2隣出口部を仕切る前記軸側仕切部のうちの前記周方向の一方側端部および他方側端部の少なくとも一方に対向する位置に形成され、且つ、前記第2隣入口部および前記第2隣出口部それぞれの間を仕切る前記軸側仕切部に対向する位置に形成されず、
前記第2隣入口部および前記第2隣出口部が前記軸心方向に沿って並んでいる場合、
前記第2流路部を仕切る前記軸側リブは、前記バルブが前記第2回転位置に位置付けられた際、前記第2隣入口部および前記第2隣出口部を仕切る前記軸側仕切部それぞれに対向する位置に形成され、
前記第2流路部を仕切る前記周側リブは、前記バルブが前記第2回転位置に位置付けられた際、前記第2隣入口部および前記第2隣出口部を仕切る前記周側仕切部のうちの前記軸心方向の一方側端部および他方側端部の少なくとも一方に対向する位置に形成され、且つ、前記第2隣入口部および前記第2隣出口部それぞれの間を仕切る前記周側仕切部に対向する位置に形成されていない請求項8に記載の流体制御弁。
【請求項10】
前記第2隣出口部は、前記第2隣入口部に対して前記軸心方向側および前記周方向側それぞれにおいて、少なくとも1つが前記第2隣入口部に並んで形成されており、
前記第2流路部は、前記第2隣入口部および前記第2隣出口部を跨ることが可能に形成され、
前記第2流路部を仕切る前記軸側リブは、前記バルブが前記第2回転位置に位置付けられた際、前記第2隣入口部および前記第2隣出口部それぞれの間を仕切る前記軸側仕切部に対向する位置に形成されず、
前記第2流路部を仕切る前記周側リブは、前記バルブが前記第2回転位置に位置付けられた際、前記第2隣入口部および前記第2隣出口部それぞれの間を仕切る前記周側仕切部に対向する位置に形成されていない請求項8に記載の流体制御弁。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、流体制御弁に関する。
続きを表示(約 6,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、流体が流れる複数の流路部を有するバルブと、バルブを収容するとともに流体を流入出させる複数のポートが形成されたハウジングと、を有する流体制御弁が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の流体制御弁は、バルブの外周部に複数の流路部が形成されており、バルブを回転させて複数の流路部に連通するポートを切り替えることで流体の流れを切り替える構成となっている。そして、このバルブに形成される各流路部は、入口側および出口側それぞれが複数のポートのうちのいずれか1つのポートに連通する。このため、バルブに形成される各流路部は、複数のポートのいずれか1つから流入する流体を、複数のポートのいずれか1つから流出させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/122949号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載のような流体制御弁1が用いられる流体回路では、様々な流体の流し方が求められる場合がある。例えば、流体制御弁では、1つのポートから流入する流体を複数のポートから流出させる、複数のポートから流入する流体を1つのポートから流出させる、複数のポートから流入する流体を複数のポートから流出させる等の流し方が求められる場合がある。しかし、特許文献1には、そのような様々な流体の流し方を可能とする方法について記載されていない。
【0005】
本開示は、上記課題を鑑みて、様々な流体の流し方を可能とする流体制御弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、
流体制御弁であって、
軸心(CL)を中心に回転するとともに、流体が流通する複数の流路部(64、68)を有するバルブ(60)と、
バルブを収容するバルブ収容空間(AS)を形成するハウジング外壁部(11)を有するとともに、ハウジング外壁部に流体が通過する複数の開口部(40)を有するハウジング(10)と、を備え、
複数の開口部は、バルブ収容空間に流体を流入させる複数の流体入口部(42、44、45、47、91a~91d)およびバルブ収容空間から流体を流出させる複数の流体出口部(41、43、46、48、92a~92f)を含み、
バルブは、ハウジング外壁部に対向するとともに、複数の流路部が形成されるバルブ外壁部(61)を有し、
複数の流路部は、
複数の流体入口部のうちのいずれか1つの流体入口部に連通するとともに、複数の流体出口部のうちのいずれか1つの流体出口部に連通することで、連通する1つの流体入口部から流入する流体を連通する1つの流体出口部へ導く第1流路部(64a、64b、64c、64d、64f、64g、68a、68b、68c、68e、68g、68f、68g、68h、68i、68j、68m、68n、68r、68r)と、
複数の流体入口部のうちのいずれか1つの流体入口部に連通するとともに、複数の流体出口部のうちの2以上の流体出口部に連通することで、連通する1つの流体入口部から流入する流体を分割して連通する2以上の流体出口部へ導く第2流路部(64e、64j、68f、68k)と、
複数の流体入口部のうちのいずれか2以上の流体入口部に連通するとともに、複数の流体出口部のうちのいずれか1つの流体出口部に連通することで、連通する2以上の流体入口部から流入する流体を合流させて連通する1つの流体出口部へ導く第3流路部(64c、64g、64j)と、を含み、
バルブは、軸心を中心に回転して、第1流路部、第2流路部および第3流路部に対向する流体入口部を切り替えることで複数の流体出口部における流体を流出させる流体出口部を切り替える。
【0007】
また、請求項3に記載の発明は、
流体制御弁であって、
軸心(CL)を中心に回転するとともに、流体が流通する複数の流路部(64、68)を有するバルブ(60)と、
バルブを収容するバルブ収容空間(AS)を形成するハウジング外壁部(11)を有するとともに、ハウジング外壁部に流体が通過する複数の開口部(40)を有するハウジング(10)と、を備え、
複数の開口部は、バルブ収容空間に流体を流入させる複数の流体入口部(42、44、45、47、91a~91d)およびバルブ収容空間から流体を流出させる複数の流体出口部(41、43、46、48、92a~92f)を含み、
バルブは、ハウジング外壁部に対向するとともに、複数の流路部が形成されるバルブ外壁部(61)を有し、
複数の流路部は、
複数の流体入口部のうちのいずれか2以上の流体入口部に連通するとともに、複数の流体出口部のうちのいずれか2以上の流体出口部に連通することで、連通する2以上の流体入口部から流入する流体を合流させて連通する2以上の流体出口部へ分割して導く第4流路部(64h、64i、68f)を含むとともに、
複数の流体入口部のうちのいずれか1つの流体入口部に連通するとともに、複数の流体出口部のうちのいずれか1つの流体出口部に連通することで、連通する1つの流体入口部から流入する流体を連通する1つの流体出口部へ導く第1流路部(64a、64b、64c、64d、64f、64g、68a、68b、68c、68e、68g、68f、68g、68h、68i、68j、68m、68n、68r、68r)、複数の流体入口部のうちのいずれか1つの流体入口部に連通するとともに、複数の流体出口部のうちの2以上の流体出口部に連通することで、連通する1つの流体入口部から流入する流体を分割して連通する2以上の流体出口部へ導く第2流路部(64e、64j、68f、68k)および複数の流体入口部のうちのいずれか2以上の流体入口部に連通するとともに、複数の流体出口部のうちのいずれか1つの流体出口部に連通することで、連通する2以上の流体入口部から流入する流体を合流させて連通する1つの流体出口部へ導く第3流路部(64c、64g、64j)のうちのいずれか1つまたは2つの流路部を含み、
バルブは、軸心を中心に回転して、第1流路部、第2流路部、第3流路部および第4流路部に対向する流体入口部を切り替えることで複数の流体出口部における流体を流出させる流体出口部を切り替える。
【0008】
これによれば、流体制御弁1は、バルブを回転させることで、1つの流体入口部から流入する流体を1つまたは複数の流体出口部から流出させる、複数の流体入口部から流入する流体を1つの流体出口部から流出させる等、様々な流体の流し方を実現できる。
【0009】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係る流体制御弁の正面図である。
第1実施形態に係る流体制御弁の側面図である。
第1実施形態に係る流体制御弁の上面図である。
図3に示すIV-IV断面図である。
第1実施形態に係るハウジングの正面図である。
図5のVIで示す矢印の方向から見た第1実施形態に係るハウジングの上面図である。
第1実施形態に係る開口部を説明するための図である。
第1実施形態に係るバルブを示す図である。
図1に示すIX-IX断面図である。
第1実施形態に係るバルブの周方向における展開図である。
第1実施形態に係る流体通路を説明するための図である
第1実施形態に係るハウジングにシール部材が取り付けられた状態を示す図である。
第1実施形態に係るシール部材のハウジングに取り付けられる前の状態を示す図である。
第1実施形態に係るシール部材のハウジングに取り付けられた状態を示す図である。
第1実施形態に係る第9流体通路を説明するための図である。
第1実施形態に係る第9流体通路に流れる流体を説明するための図である。
第2実施形態に係る流体制御弁の正面図である。
第2実施形態に係るシール部材のハウジングに取り付けられる前の状態を示す図である。
第2実施形態に係るバルブを示す図である。
第2実施形態に係るバルブの周方向における展開図である。
第2実施形態に係る流体通路を説明するための図である
第2実施形態に係る隙間流路を説明するための図である
第3実施形態に係る流体制御弁の正面図である。
図23に示すXXIV-XXIV断面図である。
第4実施形態に係る流体制御弁の断面図である。
図25に示すXXVI-XXVI断面図である。
第5実施形態に係る流体制御弁の正面図である。
第5実施形態に係る流体制御弁の上面図である。
図28に示すXXIX-XXIX断面図である。
第5実施形態の変形例に係る流体制御弁の上面図である。
図30に示すXXXI-XXXI断面図である。
第6実施形態に係る流体制御弁の断面図である。
周方向に並ぶ2つの開口部のうちの一方側の開口部から流入する流体が他方側の開口部から流出される状態を示す図である。
周方向に並ぶ2つの開口部へ流体を流すバルブの形状を示す図である。
軸心方向に並ぶ2つの開口部のうちの一方側の開口部から流入する流体が他方側の開口部から流出される状態を示す図である。
軸心方向に並ぶ2つの開口部へ流体を流すバルブの形状を示す図である。
1つの開口部から流入する流体が2つの開口部から流出する状態を示す一例を示す図である。
1つの開口部から流入する流体が2つの開口部から流出する状態を示すその他の例を示す図である。
2つの開口部から流入する流体が1つの開口部から流出する状態を示す一例を示す図である。
2つの開口部から流入する流体が1つの開口部から流出する状態を示すその他の例を示す図である。
1つの開口部から流入する流体を2つの開口部から流出させる、または、2つの開口部から流入する流体を1つの開口部から流出させるバルブの形状を示す図である。
3つの開口部から流入する流体が2つの開口部から流出する状態を示す一例を示す図である。
2つの開口部から流入する流体が3つの開口部から流出する状態を示す一例を示す図である。
1つの開口部から流入する流体が4つの開口部から流出する状態を示す一例を示す図である。
4つの開口部から流入する流体が1つの開口部から流出する状態を示す一例を示す図である。
3つの開口部から流入する流体を2つの開口部から流出させる、2つの開口部から流入する流体を3つの開口部から流出させる等のバルブの形状を示す図である。
1つの開口部から流入する流体が6つの開口部から流出する状態を示す一例を示す図である。
6つの開口部から流入する流体が1つの開口部から流出する状態を示す一例を示す図である。
3つの開口部から流入する流体が4つの開口部から流出する状態を示す一例を示す図である。
5つの開口部から流入する流体が2つの開口部から流出する状態を示す一例を示す図である。
1つの開口部から流入する流体を6つの開口部から流出させる、6つの開口部から流入する流体を1つの開口部から流出させる等のバルブの形状を示す図である。
1つの開口部から流入する流体が7つの開口部から流出する状態を示す一例を示す図である。
1つの開口部から流入する流体を7つの開口部から流出させるバルブの形状を示す図である。
周方向に並ぶ2つの開口部へ流体を流すバルブにおけるリブが形成されない部位を説明するための図である。
軸心方向に並ぶ2つの開口部へ流体を流すバルブにおけるリブが形成されない部位を説明するための図である。
周方向に並ぶ3つの開口部へ流体を流すバルブにおけるリブが形成されない部位を説明するための図である。
軸心方向に並ぶ3つの開口部へ流体を流すバルブにおけるリブが形成されない部位を説明するための図である。
流体を流入させる開口部に対して軸心方向および周方向それぞれに流体を流出させる開口部が設けられるバルブにおけるリブが形成されない部位を説明するための図である。
流体を流入させる開口部に対して軸心方向および周方向それぞれに流体を流出させる開口部が設けられるバルブにおけるリブが形成されない部位を説明するための図である。
流体を流入させる開口部に対して周方向に流体を流出させる開口部が設けられるバルブにおけるリブが形成されない部位を説明するための図である。
流体を流入させる開口部に対して軸心方向に流体を流出させる開口部が設けられるバルブにおけるリブが形成されない部位を説明するための図である。
軸心方向および周方向それぞれに並ぶ流体を流入させる開口部と、周方向に並ぶ流体を流出させる開口部が設けられるバルブにおけるリブが形成されない部位を説明するための図である。
周方向に並ぶ流体を流入させる開口部と、軸心方向および周方向それぞれに並ぶ流体を流出させる開口部が設けられるバルブにおけるリブが形成されない部位を説明するための図である。
互いに隣り合わない開口部に対して、開口部に対向する部位を迂回して流体を流すバルブにおけるリブが形成されない部位を説明するための図である。
互いに隣り合わない複数の開口部に対して、開口部に対向する部位を迂回して流体を流すバルブにおけるリブが形成されない部位を説明するための図である。
互いに隣り合わない複数の開口部に対して、開口部に対向する部位を迂回して流体を流すバルブにおけるリブが形成されない部位を説明するための図である。
流体制御弁に隙間流路が形成される場合のバルブにおけるリブが形成されない部位を説明するための図である。
流体制御弁に隙間流路が形成される場合のバルブにおけるリブが形成されない部位を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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