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公開番号2024107897
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-09
出願番号2023012073
出願日2023-01-30
発明の名称電源監視回路
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人サトー
主分類H02J 1/00 20060101AFI20240802BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】後段負荷の誤作動を引き起こすことを極力抑制できる電源監視回路を提供する。
【解決手段】電圧監視回路20は、車載電源10から複数の内部電源21、22に分岐する前の上流側にて共通接続される電源供給ラインLを監視する。制御回路26、27は、第1内部電源21、第2内部電源22、車載負荷40から動作用の電荷を放電可能にする。制御回路26、27は、車載電源10の電圧が所定のリセット電圧をまたぐと起動し第1内部電源21、第2内部電源22、車載負荷40から残留した電荷を放電する。このとき、制御回路26、27は、後段負荷23~25、30~40が動作不定とならない電圧まで内部電源21、22の出力電圧が低下すると共に車載電源10の電圧が所定の起動電圧を上回ったことを条件として内部電源21、22を起動させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車載電源(10)から電源供給ライン(L)を通じて電力供給を受けそれぞれ電源を生成し後段負荷(23~25、30~40)に電源を供給する複数の電源回路(21、22)を内蔵した電子制御装置(1)にて前記車載電源を監視する電源監視回路(15)であって、
前記車載電源から前記複数の電源回路に分岐する前の上流側にて共通接続される前記電源供給ラインを監視する電圧監視回路(20)と、
各電源回路、又は、各電源回路から電源供給されるブロック、から動作用の電荷を放電可能な制御回路(26、27)と、を備え、
前記制御回路は、前記車載電源の電圧が所定のリセット電圧をまたぐと起動し、前記電源回路(21、22)又は電源供給される前記ブロック(40)から残留した前記電荷を放電し、前記後段負荷が動作不定とならない電圧まで各電源回路の出力電圧が低下すると共に前記車載電源の電圧が所定の起動電圧を上回ったことを条件として前記電源回路を起動させる電源監視回路。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記電圧監視回路は、前記所定の起動電圧を上回っても予め定められた所定時間(T2)だけ前記複数の電源回路の出力の復帰を遅延させる請求項1記載の電源監視回路。
【請求項3】
前記複数の電源回路(21、22)の少なくとも一部の電源回路の後段には複数の後段電源(23~25)が接続され、
前記複数の前記後段電源を同時にリセットするように構成される請求項1記載の電源監視回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電源監視回路に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両には電子制御装置(以下、ECUと称す)が多数搭載されており、多数のECUはネットワーク接続されていたが、近年、各ECUの機能を統合するように開発が進められている。個々のECUの機能を統合すると搭載回路が大規模化する。すると、電源回路の電源供給経路も複雑化し、電源電圧の変動時の動作の不安定化が顕在化する。なお、本願に関連する技術として、特許文献1には複数の電源回路を同時にターンオフ又はターンオンさせる技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-34149号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載の技術は、電源電圧が電源監視回路の閾値を超えると即座にターンオフ又はターンオンする構成のため、瞬断からの復帰時には電源回路の放電が完了する前に中間電位から再起動することとなる。このため後段負荷が誤作動を引き起こす可能性がある。
【0005】
本開示は、後段負荷の誤作動を引き起こすことを極力抑制できる電源監視回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、車載電源から電源供給ラインを通じて電力供給を受けそれぞれ電源を生成し後段負荷に電源を供給する複数の電源回路を内蔵した電子制御装置にて車載電源を監視する電源監視回路を対象としている。電圧監視回路は、車載電源から複数の電源回路に分岐する前の上流側にて共通接続される電源供給ラインを監視する。制御回路は、各電源回路、又は、各電源回路から電源供給されるブロックから動作用の電荷を放電可能にする。
【0007】
制御回路は、車載電源の電圧が所定のリセット電圧をまたぐと起動し電源回路又は電源供給されるブロックから残留した電荷を放電する。このとき、制御回路は、後段負荷が動作不定とならない電圧まで各電源回路の出力電圧が低下すると共に車載電源の電圧が所定の起動電圧を上回ったことを条件として電源回路を起動させる。
【0008】
車載電源の電圧低下時に所定のリセット電圧を下回ると即座に制御回路が起動し放電する。これにより電源回路がオフとなるが、後段負荷が動作不定とならない電圧まで各電源回路の出力電圧が低下する。その後、車載電源の電圧が所定の起動電圧を上回っても動作不定とならない電圧まで低下した状態から電源回路が起動することとなる。このため、後段負荷の誤作動を極力防ぐことができ、後段負荷を正常に作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態における電源制御システムを概略的に示す電気的構成図
一実施形態におけるバッテリ電圧と各ノードの信号、電源電圧の変化を模式的に示すタイムチャートのその1
一実施形態におけるバッテリ電圧と各ノードの信号、電源電圧の変化を模式的に示すタイムチャートのその2
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、電源監視回路の一実施形態について図面を参照しながら説明する。電子制御装置1は、車両の各種制御を実行するECUを示し、車載電源10から電源保護部11及び電源供給ラインLを通じて電力供給を受ける。車載電源10はバッテリによるもので、バッテリ電圧VBを出力する。電源保護部11はヒューズ、リレー等を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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