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公開番号
2024123568
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-12
出願番号
2023031102
出願日
2023-03-01
発明の名称
換気システム
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類
B60H
1/24 20060101AFI20240905BHJP(車両一般)
要約
【課題】空気センサの校正精度を向上可能な換気システム提供すること。
【解決手段】
換気システムは、換気対象である換気空間の換気を行う換気装置と、換気空間の空気に含まれる検出対象物の物理量を検出し、検出した物理量に応じた検出値を出力する空気センサと、空気センサが出力する検出値に対して校正を行うセンサ校正部と、を備え、センサ校正部は、検出対象物の物理量を変化させる変化発生源が存在しない状態の換気空間を、換気装置が換気中および換気完了後の少なくともどちらか一方のタイミングで空気センサが検出した検出値の校正を行う。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
換気システムであって、
換気対象である換気空間の換気を行う換気装置(3、200)と、
前記換気空間の空気に含まれる検出対象物の物理量を検出し、検出した物理量に応じた検出値を出力する空気センサ(5、211)と、
前記空気センサが出力する前記検出値に対して校正を行うセンサ校正部(100、211)と、を備え、
前記センサ校正部は、前記検出対象物の物理量を変化させる変化発生源(P、F)が存在しない状態の前記換気空間を、前記換気装置が換気中および換気完了後の少なくともどちらか一方のタイミングで前記空気センサが検出した前記検出値の校正を行う、換気システム。
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【請求項2】
前記センサ校正部は、前記換気装置が前記換気空間の換気を実行することによって前記換気空間が前記換気空間の外の空間である外気空間に相当する外気相当状態となった際に前記空気センサが検出する前記検出値である基準値、および、前記換気装置が換気を開始後、前記換気空間が前記外気相当状態に至る前に前記空気センサが検出する前記検出値である測定値のうちの少なくとも一方の値の校正を行う請求項1に記載の換気システム。
【請求項3】
前記センサ校正部は、前記基準値を、前記外気空間に含まれる前記検出対象物の物理量に応じた値である外気基準値に近づくように校正する請求項2に記載の換気システム。
【請求項4】
前記外気相当状態とは、前記空気センサが検出する前記検出値の変動が所定の安定範囲内となる状態であって、
前記センサ校正部は、前記換気空間が前記外気相当状態に至ると前記基準値を校正する請求項3に記載の換気システム。
【請求項5】
前記センサ校正部は、前記換気装置が前記換気空間を換気する際、正常状態である前記空気センサが検出する前記検出値と換気実行時間との相関関係を示す換気特性に基づいて、前記測定値を校正する請求項2に記載の換気システム。
【請求項6】
前記換気特性は、前記変化発生源が存在しない状態の前記換気空間を前記換気装置が換気する際に得られる前記検出値に基づいて設定されている請求項5に記載の換気システム。
【請求項7】
前記換気装置は、前記換気特性を得る際の換気の実行条件と同じ換気の実行条件で前記換気空間の換気を実行する請求項5に記載の換気システム。
【請求項8】
前記換気装置は、前記換気空間における空気を導入させる空気入口(811、821、831)から、前記換気空間における空気を排出させる空気出口(320)に向けて流れる気流を発生させて前記換気空間に空気を送風させる送風機(40、200)を有し、
換気を行う際の前記送風機の送風量は一定である請求項5に記載の換気システム。
【請求項9】
前記送風機の前記送風量を調整する送風制御部(100)を備え、
前記送風制御部は、換気を行う際の前記送風機の前記送風量を最小にする請求項8に記載の換気システム。
【請求項10】
前記換気装置は、換気を行う際に前記換気空間に送風される空気の風向きを一定に近付ける請求項8に記載の換気システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、換気システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、二酸化炭素を冷媒とする車両用空調装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両用空調装置は、冷媒である二酸化炭素を循環させる冷凍サイクルと、二酸化炭素の濃度を検出して冷媒の漏れを検出するCO
2
センサを備えている。そして、この車両用空調装置は、CO
2
センサの経年変化による出力値の変化を校正することで、冷媒の漏れの検出精度を確保可能に構成されている。
【0003】
特許文献1に記載の校正は、CO
2
センサの検出値と予め定められた基準値との差が所定値より小さい場合にCO
2
センサの検出値を当該基準値とするように書き換えることで、経年変化での検出値の僅かずつの変化に追従して行われる。CO
2
センサは、車室内とエンジンルームとを仕切るダッシュパネルに対してエンジンルーム側の冷凍サイクル装置の近傍に設けられおり、冷凍サイクル装置近傍の二酸化炭素濃度の濃度を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-103952号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
発明者らは、車室内のような人が存在する空間の快適性を向上させるために、当該空間の空気に含まれる検出対象物の物理量を検出し、物理量に応じて空間の換気を行う換気システムを検討した。そして、発明者らは、換気システムに特許文献1に記載のCO
2
センサのような空間の空気に含まれる検討対象物の物理量を検出する空気センサを、人が存在する空間に設けることを検討した。
【0006】
しかし、例えば、人が存在する空間に二酸化炭素の濃度を検出するCO
2
センサを設けると、人の呼吸によって当該空間の空気に含まれる二酸化炭素の濃度が変化する。このため、人が存在する際にCO
2
センサが検出する検出値と予め定められた基準値とに基づいて校正を行うと校正を正しくできない虞がある。このように、CO
2
センサのような空気センサを備える換気システムにおいて、換気対象である換気空間に検出対象物の物理量を変化させる変化発生源が存在する状態で空気センサの校正を行うと、外乱の影響を受けて校正精度が悪化する虞がある。
【0007】
本開示は、空気センサの校正精度を向上可能な換気システム提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明は、
換気システムであって、
換気対象である換気空間の換気を行う換気装置(3、200)と、
換気空間の空気に含まれる検出対象物の物理量を検出し、検出した物理量に応じた検出値を出力する空気センサ(5、210)と、
空気センサが出力する検出値に対して校正を行うセンサ校正部(100、211)と、を備え、
センサ校正部は、検出対象物の物理量を変化させる変化発生源(P、F)が存在しない状態の換気空間を、換気装置が換気中および換気完了後の少なくともどちらか一方のタイミングで空気センサが検出した検出値の校正を行う。
【0009】
これによれば、センサ校正部は、変化発生源が換気空間に存在しない状態に空気センサが検出した検出値の校正を行うため、外乱の影響を抑制して校正を行うことができる。このため、空気センサの校正精度を向上させることができる。
【0010】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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