TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024176434
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094961
出願日2023-06-08
発明の名称血流促進装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類A61F 7/00 20060101AFI20241212BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】血流促進効果を一層向上させることができる血流促進装置を提供する。
【解決手段】血流促進装置は、対象部位(例えば足や腰)を加温及び冷却可能な温冷モジュールと、対象部位を圧迫するための圧迫モジュールと、それらを制御する制御部を備える。制御部は、温冷モジュールを用いて対象部位を温めることと、冷却することとを交互に繰り返す。また制御部は、対象部位を冷却する期間においては、圧迫モジュールを動作させ、対象部位を圧迫する。つまり、冷却と圧迫を同時に行う。これにより効果的に対象部位の血管を収縮させることができ、ポンピング作用による血流促進効果を高めることができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの体の所定部位に温度刺激を付与するための温度刺激モジュール(42)と、
前記所定部位を圧迫する圧迫モジュール(43)と、
前記温度刺激モジュールと前記圧迫モジュールの動作を制御する制御部(50)と、を備える血流促進装置であって、
前記温度刺激モジュールは、動作モードとして、前記所定部位を冷却する冷却モードを備え、
前記制御部は、前記温度刺激モジュールを前記冷却モードで動作させているときに、前記圧迫モジュールを動作させるように構成されている血流促進装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記温度刺激モジュールは、動作モードとして、前記所定部位を温める加温モードを備え、
前記制御部は、
前記温度刺激モジュールを前記冷却モードで動作させる期間である冷却期間と、前記加温モードで動作させる期間である加温期間とを含む制御サイクルを、所定時間又は所定回数繰り返すように構成されている、請求項1に記載の血流促進装置。
【請求項3】
前記冷却期間は、前記加温期間よりも短く設定されている、請求項2に記載の血流促進装置。
【請求項4】
前記冷却期間の長さは30秒以上、4分以下に設定されており、前記加温期間の長さは90秒以上5分以下に設定されている、請求項2に記載の血流促進装置。
【請求項5】
前記冷却モードと前記加温モードの間には、前記温度刺激モジュールの駆動を停止する休息期間が設定されており、
前記休息期間は30秒以上に設定されている請求項2に記載の血流促進装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記冷却期間の25%以上の期間において、前記圧迫モジュールを作動させるように構成されている、請求項2に記載の血流促進装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記加温期間の一部の時間帯においても、前記圧迫モジュールを動作させるように構成されている請求項2に記載の血流促進装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記冷却モードの継続時間である冷却時間と、前記加温モードの継続時間である加温時間を調整可能に構成されている、請求項2から7の何れか1項に記載の血流促進装置。
【請求項9】
前記温度刺激モジュールの出力温度を計測する出力温度センサ(44)を備え、
前記制御部は、前記出力温度センサの計測値をもとに、前記冷却モードの時においては前記出力温度が所定の第1目標値を維持し、且つ、前記加温モードの時においては前記出力温度が所定の第2目標値を維持するように、前記温度刺激モジュールの動作を制御するように構成されている、請求項2から7の何れか1項に記載の血流促進装置。
【請求項10】
前記所定部位の温度である対象部温度を計測する体温センサ(45)を備え、
前記制御部は、前記体温センサの計測値をもとに、前記冷却モード時においては前記対象部温度が所定の第1目標値を維持し、且つ、前記加温モード時においては前記対象部温度が所定の第2目標値を維持するように、前記温度刺激モジュールの動作を制御するように構成されている、請求項2から7の何れか1項に記載の血流促進装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、血流を良くするために人体の所定部位に対して温冷刺激を付与する血流促進装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、血流の改善を目的として、温冷ユニットを用いて対象部位の温め(温刺激)と冷却(例刺激)を交互に実施する装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6094964号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の開発者らは、温刺激と冷刺激とを交互に人体に与えることによって血流の改善を図る構成について、その効果を検証したところ、血流の促進効果が不十分な場合があるといった知見が得た。例えば、人体と温冷ユニットの間に隙間があったり衣類が介在していたりすると、冷却による血管の収縮効果が低減し、温冷による十分なポンピング作用が得られないことが起こりうる。
【0005】
本開示は、上記の検討又は着眼点に基づいて成されたものであり、その目的の1つは、血流促進効果を一層向上させることができる血流促進装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に含まれる1つの血流促進装置は、ユーザの体の所定部位に温度刺激を付与するための温度刺激モジュール(42)と、所定部位を圧迫する圧迫モジュール(43)と、温度刺激モジュールと圧迫モジュールの動作を制御する制御部(50)と、を備える血流促進装置であって、温度刺激モジュールは、動作モードとして、所定部位を冷却する冷却モードを備え、制御部は、温度刺激モジュールを冷却モードで動作させているときに、圧迫モジュールを動作させるように構成されている。
【0007】
上記の構成によれば、対象とする所定部位である対象部位に対して、冷却と圧迫が同時に実施されることとなるため、対象部位の血管がより強く収縮しうる。収縮度合いが大きいほど、解放後のポンピング作用も強まることが期待できる。よって上記の構成によれば、血流促進効果をより一層向上可能となる。
【0008】
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
血流促進装置の全体の概略斜視図である。
血流促進装置の構成要素を示すブロック図である。
圧迫モジュールが駆動しているときの本体部の外観斜視図である。
血流促進制御の流れを示すタイムチャートである。
血流促進制御のフローチャートである。
冷却と圧迫を同時に施すことの効果を説明するための図である。
圧迫モジュールの動作タイミングの変形例を説明するための図である。
圧迫モジュールの動作タイミングの他の変形例を説明するための図である。
加温期間中にも圧迫モジュールを動作させるケースを示す図である。
制御サイクルが休息期間を有する場合を示す図である。
温冷モジュール及び圧迫モジュールの配置の変更例を示す図である。
温冷モジュール及び圧迫モジュールの他の配置例を示す図である。
図12に示す構成において、圧迫モジュールが動作した場合を模擬的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について図を用いて説明する。本開示は、以下の実施形態に限定されない。以下に開示される構成は、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施されてよい。種々の変形例は、技術的な矛盾が生じない範囲において適宜組み合わせて実施されてよい。本開示には、複数の変形例を組み合わせてなる、明示しない構成も含まれる。以下の説明においては、同一の機能を有する部材に対し、同一の符号を付し、その具体的説明を省略することがある。構成の一部のみに言及している場合、他の部分については他の箇所に記載の説明が適用されてよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を模式的に示している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社デンソー
変調器
1日前
株式会社デンソー
回転子
8日前
株式会社デンソー
光学部材
9日前
株式会社デンソー
圧電素子
29日前
株式会社デンソー
操作装置
1か月前
株式会社デンソー
電子部品
22日前
株式会社デンソー
光学部材
14日前
株式会社デンソー
光学部材
29日前
株式会社デンソー
回転電機
29日前
株式会社デンソー
清掃装置
21日前
株式会社デンソー
電子装置
22日前
株式会社デンソー
電子装置
8日前
株式会社デンソー
駆動回路
2日前
株式会社デンソー
通信装置
29日前
株式会社デンソー
栽培装置
23日前
株式会社デンソー
トランス
23日前
株式会社デンソー
レーダ装置
1か月前
株式会社デンソー
半導体装置
3日前
株式会社デンソー
電磁継電器
8日前
株式会社デンソー
レーダ装置
8日前
株式会社デンソー
慣性センサ
8日前
株式会社デンソー
輻射ヒータ
8日前
株式会社デンソー
レーダ装置
8日前
株式会社デンソー
半導体装置
8日前
株式会社デンソー
電力変換器
14日前
株式会社デンソー
熱輸送装置
28日前
株式会社デンソー
半導体装置
15日前
株式会社デンソー
半導体装置
23日前
株式会社デンソー
半導体装置
15日前
株式会社デンソー
半導体装置
1日前
株式会社デンソー
点火コイル
22日前
株式会社デンソー
電力変換装置
22日前
株式会社デンソー
電力変換装置
8日前
株式会社デンソー
電力変換装置
8日前
株式会社デンソー
電子制御装置
22日前
株式会社デンソー
運行管理装置
22日前
続きを見る