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公開番号
2024174657
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-17
出願番号
2023092595
出願日
2023-06-05
発明の名称
半導体装置
出願人
株式会社デンソー
,
トヨタ自動車株式会社
,
株式会社ミライズテクノロジーズ
代理人
弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類
H01L
25/07 20060101AFI20241210BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】インダクタンスの増加を抑制する半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置10は、第1導電板21と、第2導電板22と、P端子30と、第1半導体素子31と、第2半導体素子32と、N端子40と、O端子50と、第1ターミナル61と、第1ゲート端子71と、第2ゲート端子72と、を備える。第2半導体素子32は、第1半導体素子31と一方向Daに対向している。第1ゲート端子71は、N端子40の開口405を通過するように延びている。第2ゲート端子72は、開口405を通過するように延びている。また、第1ゲート端子71および第2ゲート端子72は、第1半導体素子31および第2半導体素子32の間に配置されているとともに、互いに向かい合っている。さらに、P端子30、第1導電板21、第1半導体素子31、第1ターミナル61、第2導電板22、第2半導体素子32およびN端子40の間にて電流経路が形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
半導体装置であって、
基板(15)と、
前記基板上に形成されているとともに、導電性を有する第1導電部(21)と、
前記第1導電部に接続されているとともに、前記第1導電部から前記基板の厚み方向(DT)と交差する一方向(Da)に延びている第1端子(30)と、
前記第1導電部に接続されている第1電極と、第2電極と、印加電圧に基づいて前記第1電極および前記第2電極の間にて電流を流させる第1ゲート電極と、を有する第1素子(31)と、
前記基板上に形成されているとともに、導電性を有する第2導電部(22)と、
前記第2電極に接続されているとともに、前記厚み方向および前記一方向と交差する方向に延びていることにより前記第2導電部に接続されているターミナル(61)と、
前記第2導電部に接続されている第3電極と、第4電極と、印加電圧に基づいて前記第3電極および前記第4電極の間にて電流を流させる第2ゲート電極と、を有する第2素子(32)と、
前記第4電極に接続されているとともに前記厚み方向および前記一方向と交差する方向に延びている第1延長部(401)と、前記第1延長部に接続されているとともに前記第1延長部から前記一方向に延びている第2延長部(402)と、前記第1延長部および前記第2延長部によって形成されている開口(405)と、を有する第2端子(40)と、
前記第1ゲート電極に接続されているとともに、前記開口を通過するように延びている第1ゲート端子(71)と、
前記第2ゲート電極に接続されているとともに、前記開口を通過するように延びている第2ゲート端子(72)と、
前記第2導電部に接続されているとともに、前記第1素子および前記第2素子のオンオフに応じた電流を出力する出力端子(50)と、
を備え、
前記第2素子は、前記第1素子と前記一方向に対向しており、
前記第1ゲート端子および前記第2ゲート端子は、前記第1素子および前記第2素子の間に配置されているとともに、互いに向かい合っており、
前記第1端子、前記第1導電部、前記第1素子、前記ターミナル、前記第2導電部、前記第2素子および前記第2端子の間にて電流経路(Cp)が形成されている半導体装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記ターミナルおよび前記第2導電部の間における電流経路方向は、前記第2延長部における電流経路方向とは反対方向になっている請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第2延長部を前記厚み方向に投影したとき、投影した前記第2延長部が前記第2導電部と重なる請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第2延長部は、前記第2延長部を前記一方向と直交する方向に切断したとき、前記厚み方向および前記一方向と直交する方向を向く延長部両端(412)を有し、
前記第2導電部は、前記延長部両端を通って前記第2導電部を前記一方向と直交する方向に切断したとき、前記厚み方向および前記一方向と直交する方向を向く導電部両端(222)を有し、
前記延長部両端を前記厚み方向に投影したとき、投影した前記延長部両端が前記導電部両端と重なる請求項2に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第2端子は、前記第2延長部のうち前記第1延長部とは反対側と前記厚み方向および前記一方向と交差する方向に接続されているとともに前記一方向に延びており、前記第1延長部および前記第2延長部とともに前記開口を形成している第3延長部(403)を有し、
前記第2延長部および前記第3延長部の間における電流経路方向は、前記ターミナルにおける電流経路方向とは反対方向になっている請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第3延長部における電流経路方向は、前記第1端子における電流経路方向とは反対方向になっている請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第3延長部を前記厚み方向に投影したとき、投影した前記第3延長部が前記第1端子と重なる請求項6に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第3延長部を前記厚み方向に投影したとき、投影した前記第3延長部が前記ターミナルと重なる請求項5に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記半導体装置は、
前記第1導電部に接続されている第5電極と、前記ターミナルに接続されている第6電極と、印加電圧に基づいて前記第5電極および前記第6電極の間にて電流を流させる第3ゲート電極と、を有する第3素子(33)と、
前記第2導電部に接続されている第7電極と、前記第1延長部に接続されている第8電極と、印加電圧に基づいて前記第7電極および前記第8電極の間にて電流を流させる第4ゲート電極と、を有する第4素子(34)と、
前記第3ゲート電極に接続されているとともに、前記開口を通過するように延びている第3ゲート端子(73)と、
前記第4ゲート電極に接続されているとともに、前記開口を通過するように延びている第4ゲート端子(74)と、
を備え、
前記第4素子は、前記第3素子と前記一方向に対向しており、
前記第3ゲート端子および前記第4ゲート端子は、前記第3素子および前記第4素子の間に配置されているとともに、互いに向かい合っており、
前記第1端子、前記第1導電部、前記第3素子、前記ターミナル、前記第2導電部、前記第4素子および前記第2端子の間にて電流経路が形成されている請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記ターミナルは、前記第2導電部のうち前記第1素子に対して前記第3素子とは反対側に接続されているとともに、前記第2導電部のうち前記第3素子に対して前記第1素子とは反対側に接続されている請求項9に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関するものである。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載されているように、第1金属配線板、第2金属配線板、第3金属配線板、第1半導体素子、第2半導体素子、ゲート用金属配線板、第1ゲート端子および第2ゲート端子を備える半導体モジュールが知られている。この半導体モジュールでは、第1金属配線板は、一端子であるP端子を構成する。第2金属配線板は、他端子であるN端子を構成する。第3金属配線板は、出力端子を構成する。第1半導体素子は、第1金属配線板の一方の主面にコレクタ電極を向けて配置される。第2半導体素子は、第3金属配線板の一方の主面にコレクタ電極を向けて配置される。ゲート用金属配線板は、第2半導体素子のゲート電極に接続されている。第1ゲート端子は、第1半導体素子のゲート電極から第3金属配線板に向かって立ち上がる。第2ゲート端子は、ゲート用金属配線板から第3金属配線板に向かって立ち上がる。また、第3金属配線板は、第1ゲート端子を挿通可能な第1貫通孔および第2ゲート端子を挿通可能な第2貫通孔を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-57543号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された半導体モジュールでは、第2ゲート端子がゲート用金属配線板を介して第2半導体素子と接続されている。これにより、ゲート用金属配線板がない場合と比較して、第2ゲート端子から第2半導体素子までの電流経路の距離が大きくなる。このため、第2ゲート端子から第2半導体素子までの電流経路におけるインダクタンスが大きくなる。よって、半導体モジュールのインダクタンスが大きくなる。
【0005】
本開示は、インダクタンスの増加を抑制する半導体装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、半導体装置であって、基板(15)と、基板上に形成されているとともに、導電性を有する第1導電部(21)と、第1導電部に接続されているとともに、第1導電部から基板の厚み方向(DT)と交差する一方向(Da)に延びている第1端子(30)と、第1導電部に接続されている第1電極と、第2電極と、印加電圧に基づいて第1電極および第2電極の間にて電流を流させる第1ゲート電極と、を有する第1素子(31)と、基板上に形成されているとともに、導電性を有する第2導電部(22)と、第2電極に接続されているとともに、厚み方向および一方向と交差する方向に延びていることにより第2導電部に接続されているターミナル(61)と、第2導電部に接続されている第3電極と、第4電極と、印加電圧に基づいて第3電極および第4電極の間にて電流を流させる第2ゲート電極と、を有する第2素子(32)と、第4電極に接続されているとともに厚み方向および一方向と交差する方向に延びている第1延長部(401)と、第1延長部に接続されているとともに第1延長部から一方向に延びている第2延長部(402)と、第1延長部および第2延長部によって形成されている開口(405)と、を有する第2端子(40)と、第1ゲート電極に接続されているとともに、開口を通過するように延びている第1ゲート端子(71)と、第2ゲート電極に接続されているとともに、開口を通過するように延びている第2ゲート端子(72)と、第2導電部に接続されているとともに、第1素子および第2素子のオンオフに応じた電流を出力する出力端子(50)と、を備え、第2素子は、第1素子と一方向に対向しており、第1ゲート端子および第2ゲート端子は、第1素子および第2素子の間に配置されているとともに、互いに向かい合っており、第1端子、第1導電部、第1素子、ターミナル、第2導電部、第2素子および第2端子の間にて電流経路(Cp)が形成されている半導体装置である。
【0007】
これにより、第1ゲート端子および第2ゲート端子が互いに向かい合っていない場合と比較して、共通の開口を通過する第1ゲート端子および第2ゲート端子から、第1素子および第2素子を駆動させる駆動回路までの電流の経路長さを小さくすることができる。また、第1ゲート端子および第2ゲート端子が互いに向かい合っていない場合と比較して、第1導電部、ターミナル、第2導電部および第2端子等の大きさを小さくできるため、電流経路の長さが小さくなる。したがって、半導体装置内の電流の経路長さが小さくなることから、半導体装置のインダクタンスの増加が抑制される。
【0008】
また、請求項11に記載の発明は、半導体装置であって、基板(15)と、基板上に形成されているとともに、導電性を有する第1導電部(21)と、第1導電部に接続されているとともに、第1導電部から基板の厚み方向(DT)と交差する一方向(Da)に延びている第1端子(30)と、第1導電部に接続されている第1電極と、第2電極と、印加電圧に基づいて第1電極および第2電極の間にて電流を流させる第1ゲート電極と、を有する第1素子(31)と、基板上に形成されているとともに、導電性を有する第2導電部(22)と、第2電極に接続されているとともに、一方向とは反対方向に延びていることにより第2導電部に接続されている第1ターミナル(61)と、第2導電部に接続されている第3電極と、第4電極と、印加電圧に基づいて第3電極および第4電極の間にて電流を流させる第2ゲート電極と、を有する第2素子(32)と、第1導電部に接続されている第5電極と、第6電極と、印加電圧に基づいて第5電極および第6電極の間にて電流を流させる第3ゲート電極と、を有する第3素子(33)と、第6電極に接続されているとともに、一方向とは反対方向に延びていることにより第2導電部に接続されている第2ターミナル(63)と、第2導電部に接続されている第7電極と、第8電極と、印加電圧に基づいて第7電極および第8電極の間にて電流を流させる第4ゲート電極と、を有する第4素子(34)と、第4電極に接続されているとともに一方向に延びている第1延長部(401)と、第8電極に接続されているとともに一方向に延びている第2延長部(402)と、第1延長部および第2延長部によって形成されている開口(405)と、を有する第2端子(40)と、第1ゲート電極に接続されているとともに、開口を通過するように延びている第1ゲート端子(71)と、第2ゲート電極に接続されているとともに、開口を通過するように延びている第2ゲート端子(72)と、第3ゲート電極に接続されているとともに、開口を通過するように延びている第3ゲート端子(73)と、第4ゲート電極に接続されているとともに、開口を通過するように延びている第4ゲート端子(74)と、第2導電部に接続されているとともに、第1素子、第2素子、第3素子および第4素子のオンオフに応じた電流を出力する出力端子(50、501、502)と、を備え、第1素子は、第3素子と厚み方向および一方向と交差する方向に対向しており、第2素子は、第1素子と一方向に対向しているとともに、第4素子と厚み方向および一方向と交差する方向に対向しており、第4素子は、第3素子と一方向に対向しており、第1ゲート端子および第3ゲート端子は、第1素子および第3素子の間に配置されているとともに、互いに向かい合っており、第2ゲート端子および第4ゲート端子は、第2素子および第4素子の間に配置されているとともに、互いに向かい合っており、第1端子、第1導電部、第1素子、第1ターミナル、第2導電部、第2素子および第2端子の間にて第1電流経路(Cp1)が形成されており、第1端子、第1導電部、第3素子、第2ターミナル、第2導電部、第4素子および第2端子の間にて第2電流経路(Cp2)が形成されている半導体装置である。
【0009】
これにより、各ゲート端子が互いに向かい合っていない場合と比較して、共通の開口を通過する各ゲート端子から、第1素子、第2素子、第3素子および第4素子を駆動させる駆動回路までの電流の経路長さを小さくすることができる。また、各ゲート端子が互いに向かい合っていない場合と比較して、第1導電部、各ターミナル、第2導電部および第2端子等の大きさを小さくできるため、電流経路の長さが小さくなる。したがって、半導体装置内の電流の経路長さが小さくなることから、半導体装置のインダクタンスの増加が抑制される。
【0010】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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