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公開番号
2024172142
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023089680
出願日
2023-05-31
発明の名称
コンデンサ装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01G
2/14 20060101AFI20241205BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】温度検出器の配置の自由度が向上したコンデンサ装置を提供する。
【解決手段】コンデンサ装置は、コンデンサモジュール60と推定装置80を備える。コンデンサモジュール60は、コンデンサ20と、導電部材40、50と、コンデンサの中心から離れた位置でコンデンサの周辺温度を検出する温度検出器30を有する。推定装置は、記憶部86と、取得部81、82、83と、推定部84と、を有する。記憶部は、導電部材に流れる電流と、中心温度と周辺温度の差分温度と、の相関関係があらかじめ記憶されている。取得部は、現時点の電流と、相関関係に基づいて現時点の電流に対応する差分温度である調整温度と、現時点の周辺温度と、を取得する。推定部は、現時点の周辺温度に調整温度を加算することで、現時点の中心温度を推定する推定部84と、を有する。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
コンデンサ(20)と、
前記コンデンサとバッテリ(2)に電気的に接続される導電部材(40、50)と、
前記コンデンサの中心から離れた位置に設けられ、前記コンデンサの周辺温度を検出する温度検出器(30)と、を有するコンデンサモジュール(60)と、
前記コンデンサの中心温度を推定する推定装置(80)と、を備え、
前記推定装置は、
前記導電部材に流れる電流と、前記中心温度と前記周辺温度の差分温度と、の相関関係があらかじめ記憶された記憶部(86)と、
現時点の前記電流と、前記相関関係に基づいて現時点の前記電流に対応する前記差分温度である調整温度と、現時点の前記周辺温度と、を取得する取得部(81、82、83)と、
現時点の前記周辺温度に前記調整温度を加算することで、現時点の前記中心温度を推定する推定部(84)と、を有するコンデンサ装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記電流は、直流電流とリップル電流を含み、
前記取得部が、現時点の前記直流電流に対応する前記差分温度である第1調整温度と、現時点の前記リップル電流に対応する前記差分温度である第2調整温度を取得し、
前記推定部が、現時点の前記周辺温度に、前記第1調整温度と、前記第2調整温度を加算することで、現時点の前記中心温度を推定する請求項1に記載のコンデンサ装置。
【請求項3】
前記取得部は、前記温度検出器の実際の搭載環境に対応する前記相関関係を用いて前記調整温度を取得する請求項2に記載のコンデンサ装置。
【請求項4】
底(71)、および、前記底の厚さ方向(TD)に前記底から環状に突出する側壁(72)を有するケース(70)をさらに備え、
前記ケースの収納空間(78)に、前記コンデンサ、前記導電部材の一部、および、前記温度検出器が収納されており、
前記コンデンサにおける前記厚さ方向の端面(23、24)に前記導電部材が電気的に接続され、
前記コンデンサと前記側壁の間に前記温度検出器が設けられている請求項1~3のいずれか1項に記載のコンデンサ装置。
【請求項5】
前記導電部材は、前記端面における前記厚さ方向で前記底に重なる底側端面(23)に電気的に接続される底側バスバー(40)を有し、
前記底側バスバーは、前記厚さ方向で前記底側端面に重なり前記厚さ方向に直交する直交方向に広がる重複部(41)と、前記重複部における前記直交方向の1つである幅方向(WD)の端部から前記厚さ方向で突出し、前記バッテリに電気的に接続される突出部(42)と、を備え、
前記コンデンサと前記側壁の1つの間に前記突出部を配置可能な空隙(78A)が設けられ、
前記空隙に、前記突出部と前記温度検出器が設けられている請求項4に記載のコンデンサ装置。
【請求項6】
前記突出部は、前記厚さ方向に延びる部位(42B)と、前記厚さ方向に延びる部位と前記重複部をつなぐ部位(42A)と、を有し、
前記厚さ方向に延びる部位と前記重複部をつなぐ部位は、前記重複部における前記幅方向の端部から遠ざかるように屈曲している請求項5に記載のコンデンサ装置。
【請求項7】
前記空隙において、前記厚さ方向と前記幅方向に直交する奥行方向(DP)で、前記突出部と前記温度検出器とが並んで配置されている請求項6に記載のコンデンサ装置。
【請求項8】
前記底側バスバーは、前記重複部における前記突出部であるバッテリ側突出部(42)が設けられる端部とは反対の端部から、前記厚さ方向で突出し、インバータ(11)に電気的に接続されるインバータ側突出部(44)と、をさらに備え、
前記インバータ側突出部の前記奥行方向の長さ(L3)が、前記バッテリ側突出部の前記奥行方向の長さ(L2)よりも長い請求項7に記載のコンデンサ装置。
【請求項9】
前記コンデンサは複数のコンデンサ素子(21、22)を備え、
前記導電部材は、前記底側バスバーの他に、前記底側バスバーが設けられている前記端面とは反対側の開口側端面(24)に電気的に接続される開口側バスバー(50)を有し、
複数の前記コンデンサ素子が前記底側バスバーと前記開口側バスバーに電気的に接続されている請求項8に記載のコンデンサ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に記載の開示は、コンデンサ装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1のコンデンサは、複数のコンデンサ素子と、各コンデンサ素子の電極に接続されるバスバーと、温度検出素子と、を有する。バスバーはコンデンサ素子群の中央の2つのコンデンサ素子に接触する中央電極端子を有している。温度検出素子の感熱部が中央電極端子に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2017/204065号(A1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、コンデンサ素子群の中心となる部位の温度を検出するために、温度検出素子を中央電極端子に接続する必要があった。そのために温度検出素子の配置の自由度が制限されていた。
【0005】
本開示の目的は、温度検出器の配置の自由度が向上したコンデンサ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様によるコンデンサ装置は、
コンデンサ(20)と、
コンデンサとバッテリ(2)に電気的に接続される導電部材(40、50)と、
コンデンサの中心から離れた位置に設けられ、コンデンサの周辺温度を検出する温度検出器(30)と、を有するコンデンサモジュール(60)と、
コンデンサの中心温度を推定する推定装置(80)と、を備え、
推定装置は、
導電部材に流れる電流と、中心温度と周辺温度の差分温度と、の相関関係があらかじめ記憶された記憶部(86)と、
現時点の電流と、相関関係に基づいて現時点の電流に対応する差分温度である調整温度と、現時点の周辺温度と、を取得する取得部(81、82、83)と、
現時点の周辺温度に調整温度を加算することで、現時点の中心温度を推定する推定部(84)と、を有する。
【0007】
コンデンサ(20)の中心温度を測定するために、コンデンサの中心近傍に温度検出器(30)を設ける必要がなくなる。温度検出器の配置の自由度が向上する。
【0008】
なお、上記の括弧内の参照番号は、後述の実施形態に記載の構成との対応関係を示すものに過ぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
車載システムに搭載されるコンデンサ装置の全体構成を示す模式図である。
コンデンサモジュールを説明する平面図である。
コンデンサモジュールの一部の分解図である。
図2に示すIV-IV線に沿う断面図である。
図2に示すV-V線に沿う断面図である。
図2に示すVI-VI線に沿う断面図である。
図2に示すVII-VII線に沿う断面図である。
直流電流と差分温度との相関関係を示すグラフである。
リップル電流と差分温度との相関関係を示すグラフである。
第1関数と第2関数の元となる情報をまとめた表である。
中心温度の推定方法を説明するフローチャートである。
第2実施形態のコンデンサモジュールを説明する平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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