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公開番号2024110726
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-16
出願番号2023015489
出願日2023-02-03
発明の名称燃料噴射装置
出願人株式会社デンソー
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類F02M 51/06 20060101AFI20240808BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】平面同士で接触する可動部材と平面弁座との摩耗を抑制する技術を提供する。
【解決手段】プレート部材14には、平面弁座50と、圧力制御室210の燃料を低圧側に排出可能な排出通路214と、が形成されている。可動部材36の平面部60が平面弁座から離座すると、圧力制御室の燃料が排出通路から低圧側に排出され、平面部が平面弁座に着座すると、排出通路と低圧側との間が遮断される。平面部が平面弁座に着座した状態で可動部材が排出通路を介して圧力制御室から燃料圧力を受ける受圧面積は、排出通路の大径通路214の平面弁座側への投影面積よりも小さく、プレート部材の厚みをL、プレート部材の径をDとすると、L/D≧0.4である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
コモンレール(4)で蓄圧された高圧燃料を内燃機関に噴射する燃料噴射装置(10)であって、
蓄圧された高圧燃料を噴孔(16a)に供給可能な高圧通路(202、204、206)と前記噴孔との間を断続する弁部材(20)と、
前記弁部材の前記噴孔と反対側に設けられ、前記高圧通路から供給される燃料の圧力により前記噴孔を遮断する方向に前記弁部材に力を加える圧力制御室(210)と低圧側との間を断続する電磁弁(30)と、
を備え、
前記電磁弁は、平面弁座(50、100)と前記平面弁座に開口して前記圧力制御室の燃料を低圧側に排出可能な排出通路(214)とが形成されたプレート部材(14)と、前記平面弁座と平面同士で接触可能な平面部(60、82、92)が形成された可動部材(36、80、90)と、を備え、前記平面部が前記平面弁座から離座することにより前記圧力制御室の燃料が前記排出通路から低圧側に排出され、前記平面部が前記平面弁座に着座することにより前記排出通路と低圧側との間が遮断され、
前記排出通路は、大径通路(216)と、前記大径通路から前記平面弁座に向かい前記大径通路よりも小径の小径通路(218)と、を備え、
前記平面部が前記平面弁座に着座した状態で前記可動部材が前記排出通路を介して前記圧力制御室から燃料圧力を受ける受圧面積は、前記大径通路の前記平面弁座側への投影面積よりも小さく、
前記プレート部材の厚みをL、前記プレート部材の径をDとすると、L/D≧0.4である、
燃料噴射装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
請求項1に記載の燃料噴射装置であって、
前記排出通路は、前記小径通路の前記大径通路と反対側で前記平面弁座に開口して前記小径通路よりも大径で前記大径通路よりも小径な受圧室(220)を備える、
燃料噴射装置。
【請求項3】
請求項1に記載の燃料噴射装置であって、
前記小径通路よりも大径で前記大径通路よりも小径で、前記平面弁座に面して開口する受圧室(222)が前記可動部材(80)の前記平面部(82)に形成されている、
燃料噴射装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の燃料噴射装置であって、
前記平面弁座(50)は、前記平面部が着座して前記平面部と前記平面同士で接触することにより前記排出通路と低圧側との間を遮断する第1の座面(52)と、前記第1の座面よりも径方向外側に形成され前記第1の座面とともに前記平面部が着座して前記平面部と前記平面同士で接触する第2の座面(54)と、前記第1の座面と前記第2の座面との間に形成され低圧側と連通する燃料逃し通路(250、252)と、を備える、
燃料噴射装置。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか1項に記載の燃料噴射装置であって、
前記平面部(92)は、前記平面弁座に着座して前記平面弁座と前記平面同士で接触することにより前記排出通路と低圧側との間を遮断する第1の平面(94)と、前記第1の平面よりも径方向外側に形成され前記第1の平面とともに前記平面弁座に着座して前記平面弁座と前記平面同士で接触する第2の平面(96)と、前記第1の平面と前記第2の平面との間に形成され低圧側と連通する燃料逃し通路(250、252)と、を備える、
燃料噴射装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コモンレールで蓄圧された高圧燃料を燃料噴射装置から噴射する技術に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
コモンレールで蓄圧された高圧燃料を燃料噴射装置から噴射する技術が知られている。
例えば、下記の特許文献1に記載の技術では、噴孔を開閉する弁部材の反噴孔側に、高圧燃料が供給される圧力制御室を備えている。
【0003】
そして、圧力制御室と低圧側との間を電磁弁が断続して圧力制御室の燃料圧力を制御することにより、弁部材による噴孔の開閉が制御される。電磁弁の可動部材と弁座とは、平面同士で接触することにより圧力制御室と低圧側との間を遮断する。
【0004】
弁座と、圧力制御室から電磁弁の弁座側に高圧燃料を導入する排出通路とは、プレート部材に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3719468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、発明者の詳細な検討の結果、圧力制御室の高圧の燃料圧力により、プレート部材が可動部材側に凸状に変形すると弁座も凸状に変形し、可動部材と凸状の弁座との接触箇所が摩耗するという課題が見出された。
【0007】
本開示の1つの局面は、平面同士で接触する可動部材と平面弁座との摩耗を抑制する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の1つの態様による燃料噴射装置(10)は、コモンレール(4)で蓄圧された高圧燃料を内燃機関に噴射する燃料噴射装置であって、弁部材(20)と電磁弁(30)とを備える。
【0009】
弁部材は、蓄圧された高圧燃料を噴孔(16a)に供給可能な高圧通路(202、204、206)と噴孔との間を断続する。
電磁弁は、プレート部材(14)と可動部材(36、80、90)とを備え、弁部材の噴孔と反対側に設けられ、高圧通路から供給される燃料の圧力により噴孔を遮断する方向に弁部材に力を加える圧力制御室(210)と低圧側との間を断続する。
【0010】
プレート部材には、平面弁座(50、100)と平面弁座に開口して圧力制御室の燃料を低圧側に排出可能な排出通路(214)とが形成されている。可動部材には、平面弁座と平面同士で接触可能な平面部(60、82、92)が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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