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公開番号2024104539
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-05
出願番号2023008809
出願日2023-01-24
発明の名称表示装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類H10K 50/86 20230101AFI20240729BHJP()
要約【課題】外光の進入による表示部の温度上昇を抑制すると共に、2重像の形成を抑制可能とする表示装置を提供する。
【解決手段】有機EL素子が用いられて、画像を表示する表示部110と、表示部の視認者側に設けられ、視認者側から表示部側に向けて順に配置される直線偏光層121、および位相差層122によって形成される円偏光板120と、表示部、および円偏光板の間に設けられた空気層130と、を備える表示装置であって、空気層の隙間寸法は、所定の寸法より大きく設定されており、表示部の表示面111、および円偏光板の表示面に対向する対向面124は、非平行に配置されている。所定の寸法は、0.5mmである。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
有機EL素子が用いられて、画像を表示する表示部(110)と、
前記表示部の視認者側に設けられ、前記視認者側から前記表示部側に向けて順に配置される直線偏光層(121)、および位相差層(122)によって形成される円偏光板(120)と、
前記表示部、および前記円偏光板の間に設けられた空気層(130)と、を備える表示装置であって、
前記空気層の隙間寸法は、所定の寸法より大きく設定されており、
前記表示部の表示面(111)、および前記円偏光板の前記表示面に対向する対向面(124)は、非平行に配置された表示装置。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記所定の寸法は、0.5mmである請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記表示面、および前記対向面の一方が他方に対して傾斜されることで、前記非平行の配置を成す請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記対向面が曲面に形成されることで、前記非平行の配置を成す請求項1または請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
車両のインストルメントパネルの内部にインダッシュ搭載されており、
前記曲面は、前記インストルメントパネルの形状に沿うように形成された請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記表示面が曲面に形成されることで、前記非平行の配置を成す請求項1または請求項3に記載の表示装置。
【請求項7】
前記円偏光板の前記視認者側の面に、透光性を有するカバー部材(150)が設けられた請求項1~請求項3のいずれか1つに記載の表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、有機EL素子を用いた表示装置に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の表示装置では、液晶パネルの視認者側に円偏光板が設けられている。更に、液晶パネルと円偏光板との間には、空気層が設けられている。特許文献1では、この空気層によって、外光の熱が液晶パネルに伝わりにくくなり、液晶パネルの温度上昇を抑制するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4976587号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、空気層の隙間寸法を相対的に大きくするほど、表示部から出射される画像の光において、一部の光は、円偏光板で反射して表示部に至るという現象が発生する。よって、表示部から出射される画像の光のうち、直接、円偏光板を通過する光と、円偏光板で反射して表示部に至り表示部で反射して再び円偏光板に至り通過する光と、によって、画像が2重に見える(2重像となる)という問題があった。
【0005】
本開示の目的は、上記問題に鑑み、外光の進入による表示部の温度上昇を抑制すると共に、2重像の形成を抑制可能とする表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
【0007】
本開示では、有機EL素子が用いられて、画像を表示する表示部(110)と、
表示部の視認者側に設けられ、視認者側から表示部側に向けて順に配置される直線偏光層(121)、および位相差層(122)によって形成される円偏光板(120)と、
表示部、および円偏光板の間に設けられた空気層(130)と、を備える表示装置であって、
空気層の隙間寸法は、所定の寸法より大きく設定されており、
表示部の表示面(111)、および円偏光板の表示面に対向する対向面(124)は、非平行に配置されている。
【0008】
本開示によれば、表示部と、円偏光板との間に空気層が設けられているので、空気層の断熱効果により、外光の熱が表示部に伝達されにくくなり、表示部の温度上昇を抑制することができる。
【0009】
また、空気層の隙間寸法が所定の寸法より大きく設定される場合であると、上記のように2重像が発生し得るという問題に対して、表示部の表示面、および円偏光板の対向面は、非平行となるように配置されるようにした。これにより、表示部(表示面)から出射された表示光のうち、円偏光板(対向面)で反射した光が、表示部の出射位置に戻らず、別の位置にかわされ、更に、円偏光板の異なる位置に向けて反射されるので、2重像の発生を抑制することができる。
【0010】
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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