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公開番号2024110183
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-15
出願番号2023014607
出願日2023-02-02
発明の名称耐電圧検査装置
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人服部国際特許事務所
主分類H01F 27/00 20060101AFI20240807BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】高電圧コイル装置の耐電圧検査における誤判定を低減する耐電圧検査装置を提供する。
【解決手段】点火コイル70(高電圧コイル装置)は、誘導コイルにより発生させた起電圧を、スプリング75を介して外部に供給可能である。耐電圧検査装置101の金属治具11は、点火コイル70のジョイント74及びプラグキャップ76を収容し、且つ、シールラバー73を介してコイルケース71を支持する。検査用接続部材20は、導電材料で棒状に形成され、頂部21及び柱部22を有し、点火コイル70から検査電圧が印加される。絶縁保護チューブ301は、絶縁材料で中空筒状に形成され、検査用接続部材20の柱部22が内挿され、点火コイル70側の外周面33がプラグキャップ76に挿入されている。絶縁保護チューブ301は、プラグキャップ76に収容される点火コイル70側の外周面33に、径寸法が交互に増減する凹凸形状が形成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
誘導コイルを含むコイルケース(71)と、絶縁材料で筒状に形成され、前記コイルケースから一方に延びるジョイント(74)と、前記コイルケースの前記ジョイント側の端面を絶縁するシールラバー(73)と、前記ジョイントの先端に装着された絶縁性の取付キャップ(76)と、前記コイルケース側から前記取付キャップ側へ付勢力を付与する導電性のスプリング(75)と、を備え、前記誘導コイルにより発生させた起電圧を、前記スプリングを介して外部に供給可能な高電圧コイル装置(70)の製造工程で耐電圧検査を行う耐電圧検査装置であって、
前記高電圧コイル装置の前記ジョイント及び前記取付キャップを収容し、且つ、前記シールラバーを介して前記コイルケースを支持する導電性の金属治具(11)と、
導電材料で棒状に形成され、前記取付キャップの内部で前記スプリングの先端に当接する頂部(21)、及び、前記頂部から前記スプリングと反対側に延びる柱部(22)を有し、前記高電圧コイル装置から検査電圧が印加される検査用接続部材(20)と、
絶縁材料で筒状に形成され、前記検査用接続部材の前記柱部が内挿され、前記高電圧コイル装置側の外周面(33)が前記取付キャップに挿入されている絶縁保護チューブ(301)と、
前記検査用接続部材に印加される検査電圧を計測する高電圧プローブ(50)と、
前記高電圧コイル装置から前記検査用接続部材に検査電圧が印加されたとき、前記金属治具に所定値以上の電流が流れる高電圧リークを検出する高電圧リーク検出回路(51)と、
を備え、
前記絶縁保護チューブは、前記取付キャップに収容される前記高電圧コイル装置側の外側面に、径寸法が交互に増減する凹凸形状が形成されている耐電圧検査装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
絶縁材料で形成され、前記金属治具との間に空間を介して配置され、前記検査用接続部材の前記高電圧コイル装置とは反対側の端部を支持する接続部材ホルダ(40)と、
前記検査用接続部材を前記高電圧コイル装置の前記スプリングに所定の相対位置で当接させるように保持する保持アクチュエータ(45)と、
をさらに備える請求項1に記載の耐電圧検査装置。
【請求項3】
前記高電圧コイル装置は、エンジンにおいてスパークプラグ(80)に放電を起こさせる点火コイルである請求項1または2に記載の耐電圧検査装置。
【請求項4】
前記絶縁保護チューブは、二液混合熱硬化性エポキシ樹脂で形成されている請求項1または2に記載の耐電圧検査装置。
【請求項5】
前記保持アクチュエータは、前記高電圧コイル装置の前記スプリングに対する前記検査用接続部材の相対位置を可変の目標値に制御するサーボ機能を有する請求項2に記載の耐電圧検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高電圧コイル装置の耐電圧検査を行う耐電圧検査装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、誘導コイルにより起電圧を発生させる点火コイル等の高電圧コイル装置において絶縁耐久性を向上させる技術が知られている。例えば特許文献1に開示された点火コイルは、ケースがガラス繊維を添加した材料で形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-180947号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
点火コイルの製造工程において、耐電圧規格以上の電圧で点火コイルから高電圧リークが発生しないことをチェックする耐電圧検査が必要である。ところで、車両のエンジンのスパークプラグを放電させる点火コイルでは、燃料濃度の低い状態で点火させることで燃費向上を図るため、コイル発生電圧の高電圧化による高エネルギー化が要求されている。それに伴い耐電圧規格は時代に連れて上昇している。しかし、耐電圧検査装置の耐電圧性や絶縁耐久性が十分でないと、検査装置側の要因で高電圧リークが発生し、点火コイルの耐電圧不良と誤判定するおそれがある。
【0005】
本発明はこのような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、高電圧コイル装置の耐電圧検査における誤判定を低減する耐電圧検査装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、高電圧コイル装置(70)の製造工程で耐電圧検査を行う耐電圧検査装置である。高電圧コイル装置は、誘導コイルを含むコイルケース(71)と、ジョイント(74)と、シールラバー(73)と、絶縁性の取付キャップ(76)と、導電性のスプリング(75)と、を備える。
【0007】
ジョイントは、絶縁材料で筒状に形成され、コイルケースから一方に延びる。シールラバーは、コイルケースのジョイント側の端面を絶縁する。取付キャップは、ジョイントの先端に装着されている。スプリングは、コイルケース側から取付キャップ側へ付勢力を付与する。高電圧コイル装置は、誘導コイルにより発生させた起電圧を、スプリングを介して外部に供給可能である。
【0008】
本発明の耐電圧検査装置は、金属治具(11)と、検査用接続部材(20)と、絶縁保護チューブ(301)と、高電圧プローブ(50)と、高電圧リーク検出回路(51)と、を備える。導電性の金属治具は、高電圧コイル装置のジョイント及び取付キャップを収容し、且つ、シールラバーを介してコイルケースを支持する。
【0009】
検査用接続部材は、導電材料で棒状に形成され、取付キャップの内部でスプリングの先端に当接する頂部(21)、及び、頂部からスプリングと反対側に延びる柱部(22)を有し、高電圧コイル装置から検査電圧が印加される。絶縁保護チューブは、絶縁材料で筒状に形成され、検査用接続部材の柱部が内挿され、高電圧コイル装置側の外周面(33)が取付キャップに挿入されている。
【0010】
高電圧プローブは、検査用接続部材に印加される検査電圧を計測する。高電圧リーク検出回路は、高電圧コイル装置から検査用接続部材に検査電圧が印加されたとき、金属治具に所定値以上の電流が流れる高電圧リークを検出する。
(【0011】以降は省略されています)

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