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公開番号2024096151
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-12
出願番号2024064246,2021179888
出願日2024-04-11,2020-01-15
発明の名称電池モジュール
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人
主分類H01M 50/24 20210101AFI20240705BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】無線通信の妨げられること、および、無線通信が漏れることの抑制された電池モジュールを提供する。
【解決手段】電池スタック10は、複数の電池セル11と、複数の電池セルそれぞれの物理量を個別に検出する複数のセンサ14と、複数のセンサそれぞれの検出結果を無線で出力する複数の個別通信部16と、を有する。複数の個別通信部それぞれは統合監視部30と無線通信する。複数の電池スタックと統合監視部は電磁遮蔽性能を備えるケース50の収納空間に収納されている。収納空間には遮蔽部70も収納されている。遮蔽部70はケースに形成された孔51cと対向配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の組電池(11)と、
複数の前記組電池それぞれの物理量を個別に検出する複数の個別検出部(14)と、
複数の前記個別検出部それぞれの検出結果を無線で出力する複数の個別通信部(16)と、
複数の前記個別通信部それぞれと無線通信する監視部(30)と、
複数の前記組電池、複数の前記個別検出部、複数の前記個別通信部、および、前記監視部それぞれを収納空間に収納する、電磁遮蔽筐体(50)と、
前記電磁遮蔽筐体における前記収納空間を区画する区画壁(53~56)の非電磁遮蔽部位(51c,57)に対向配置される遮蔽シールド(70)と、を有し、
前記非電磁遮蔽部位は、前記収納空間とその外とを連通する孔(51c)と、前記孔を閉塞する非導電性閉塞部(57)を備える電池モジュール。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記遮蔽シールドは、前記非電磁遮蔽部位と対向する対向部(71)と、前記対向部から前記区画壁に向かって延び、その先端側が前記区画壁に連結される脚部(72)と、を有する請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項3】
前記脚部は前記対向部から前記区画壁側へと環状に起立し、前記先端側の少なくとも一部が前記非電磁遮蔽部位を囲む態様で前記区画壁に連結されている請求項2に記載の電池モジュール。
【請求項4】
前記遮蔽シールドの少なくとも一部は導電性の金網である請求項1~3いずれか1項に記載の電池モジュール。
【請求項5】
前記監視部は、前記電磁遮蔽筐体内において前記孔を備える前記区画壁に配置されている請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項6】
前記非電磁遮蔽部位と前記遮蔽シールドとの対向方向に直交する一方向である前記電磁遮蔽筐体の高さ方向において、前記監視部と前記遮蔽シールドとが並んでいる請求項5に記載の電池モジュール。
【請求項7】
前記組電池をそれぞれ備える複数の電池スタック(10)を有し、
前記個別通信部は、複数の前記電池スタックに個別に設けられるとともに、前記高さ方向において前記遮蔽シールドに対する前記監視部の配置側の端部にそれぞれ設けられ、
前記孔は、前記高さ方向において前記端部よりも下方に位置している請求項6に記載の電池モジュール。
【請求項8】
複数の前記電池スタックは、前記対向方向に並んでおり、
前記対向方向において、前記電池スタックと前記監視部とが並んでいる請求項7に記載の電池モジュール。
【請求項9】
前記個別通信部のそれぞれは、前記高さ方向において、前記監視部と該監視部にもっとも近い前記電池スタックとが対向する部分よりも上方に位置し、
前記遮蔽シールドは、前記高さ方向において、前記監視部と該監視部にもっとも近い前記電池スタックとが対向する部分よりも下方に位置し、
前記対向方向において、前記監視部と該監視部にもっとも近い前記電池スタックとの距離が、前記遮蔽シールドと該遮蔽シールドにもっとも近い前記電池スタックとの距離よりも短い請求項8に記載の電池モジュール。
【請求項10】
前記遮蔽シールドは、前記高さ方向において前記孔と前記個別通信部の間の位置で、前記孔を備える前記区画壁から前記対向方向に延びている請求項7~9いずれか1項に記載の電池モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に記載の開示は、複数の組電池を備える電池モジュールに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に示されるように、バッテリとバッテリ監視システムとを備える電源システムが知られている。バッテリ監視システムは複数のバッテリ監視装置とバッテリECUとを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-61303号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の電源システムでは、複数のバッテリ監視装置とバッテリECUとが無線通信を行っている。そのためにこの無線通信が電磁ノイズで妨げられることを抑制する必要がある。また、この無線通信が漏れて、他の電気機器に対しての電磁ノイズになることを抑制する必要がある。
【0005】
そこで本明細書に記載の開示は、無線通信の妨げられること、および、無線通信が漏れることの抑制された電池モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の1つは、複数の組電池(11)と、
複数の組電池それぞれの物理量を個別に検出する複数の個別検出部(14)と、
複数の個別検出部それぞれの検出結果を無線で出力する複数の個別通信部(16)と、
複数の個別通信部それぞれと無線通信する監視部(30)と、
複数の組電池、複数の個別検出部、複数の個別通信部、および、監視部それぞれを収納空間に収納する、電磁遮蔽筐体(50)と、
電磁遮蔽筐体における収納空間を区画する区画壁(53~56)の非電磁遮蔽部位(51c,57)に対向配置される遮蔽シールド(70)と、を有し、
非電磁遮蔽部位は、収納空間とその外とを連通する孔(51c)と、孔を閉塞する非導電性閉塞部(57)を備える。
【0007】
これによれば、電磁遮蔽筐体(50)の収納空間に電磁ノイズの侵入することが抑制される。電磁ノイズの侵入によって、個別通信部(16)と監視部(30)との無線通信の妨げられることが抑制される。また、個別通信部(16)と監視部(30)との間の無線通信が電磁遮蔽筐体(50)の収納空間の外に漏れることが抑制される。
【0008】
なお、上記の括弧内の参照番号は、後述の実施形態に記載の構成との対応関係を示すものに過ぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
電池モジュールと電池ECUを説明するための模式図である。
遮蔽部の一形態を説明するための図表である。
遮蔽部の一形態を説明するための図表である。
遮蔽部の一形態を説明するための図表である。
遮蔽部の一形態を説明するための図表である。
遮蔽部の一形態を説明するための図表である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態と変形例を図に基づいて説明する。これら実施形態と変形例それぞれには共通要素が含まれている。この共通要素をある実施形態で説明した場合、その共通要素の説明を他の実施形態と変形例では省略する。この共通要素には複数の実施形態と変形例それぞれで同一の符号を付与する。
(【0011】以降は省略されています)

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