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公開番号2024089618
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2023159409
出願日2023-09-25
発明の名称除湿装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類B01D 53/26 20060101AFI20240626BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】本発明は、除湿装置に関するものであり、容易に廃棄できることを目的とするものである。
【解決手段】吸込口2と吹出口3を有する本体ケース1内に、少なくとも圧縮機10と凝縮器11と膨張器12と蒸発器13とを順次環状に連結した冷凍サイクル6と、冷凍サイクルを作用させる送風部7と、冷凍サイクル6と送風部7とを制御する制御部9と、前記制御部と電気的に接続された電源コード54と、を備えた除湿装置において、冷凍サイクル6は温暖化係数10以下の冷媒を用い、冷媒を大気放出できる廃棄機構部20を有する。廃棄機構部20は、廃棄機構部20を操作し冷媒を大気放出した場合には、冷凍サイクル6と送風部7の運転が不能となる機能を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
吸込口と吹出口を有する本体ケース内に、
少なくとも圧縮機と凝縮器と膨張器と蒸発器とを順次環状に連結した冷凍サイクルと、
前記冷凍サイクルを作用させる送風部と、
前記冷凍サイクルと前記送風部とを制御する制御部と、
前記制御部と電気的に接続された電源コードと、を備えた除湿装置において、
前記冷凍サイクルは温暖化係数10以下の冷媒を用い、
前記冷媒を大気放出できる廃棄機構部を有し、
前記廃棄機構部は、前記廃棄機構部を操作し前記冷媒を大気放出した場合には、前記冷凍サイクルと前記送風部の運転が不能となる機能を有することを特徴とした除湿装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記送風部と前記冷凍サイクルを動作させている状態で前記廃棄機構部を操作すると、前記廃棄機構部は、前記送風部と前記冷凍サイクルと前記制御部への通電を停止することを特徴とした請求項1に記載の除湿装置。
【請求項3】
前記廃棄機構部は、
前記本体ケースに移動自在に設けられ、前記冷凍サイクルに孔を開ける穴開けピン部分と、
前記制御部と前記電源コードとを電気的に接続する冷媒廃棄スイッチと、を有し、
前記穴開けピン部分が移動し、前記冷凍サイクルに孔を開けると、前記冷媒廃棄スイッチが導通状態から非導通状態となる請求項1または2に記載の除湿装置。
【請求項4】
前記廃棄機構部は、
前記穴開けピン部分を移動自在に支持するガイド部分を有し、
前記冷媒廃棄スイッチは、前記ガイド部分に設けられ、
前記穴開けピン部分が移動し、前記冷凍サイクルに孔を開けると、前記穴開けピン部分が前記冷媒廃棄スイッチに接触し、前記冷媒廃棄スイッチが導通状態から非導通状態となる請求項3に記載の除湿装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば衣類乾燥用として用いられる家庭用の除湿装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の除湿装置は、圧縮機,凝縮器,キャピラリチューブおよび蒸発器を直列閉回路で構成し、その回路内にハイドロカーボン冷媒及び冷凍機油を封入した冷凍サイクルに於いて、該圧縮機の下部に冷媒回収部を設け、冷凍サイクル内の冷媒及び冷凍機油をその冷媒回収部より、抜きとるようにした構成が知られている(なお、これに関連する先行文献としては下記特許文献1がある)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-146370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような従来の除湿装置においては、冷媒を回収や大気放出した後に、誤って運転することができてしまうため、安全上好ましくないという課題を有していた。
【0005】
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、冷媒を回収や大気放出した後に運転できないようにした除湿装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そして、この目的を達成するために、本発明は、吸込口と吹出口を有する本体ケース内に、少なくとも圧縮機と凝縮器と膨張器と蒸発器とを順次環状に連結した冷凍サイクルと、前記冷凍サイクルを作用させる送風部と、前記冷凍サイクルと前記送風部とを制御する制御部と、前記制御部と電気的に接続された電源コードと、を備えた除湿装置において、前記冷凍サイクルは温暖化係数10以下の冷媒を用い、前記冷媒を大気放出できる廃棄機構部を有し、前記廃棄機構部は、前記廃棄機構部を操作し前記冷媒を大気放出した場合には、前記冷凍サイクルと前記送風部の運転が不能となる機能を有することを特徴とする。これにより所期の目的を達成するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、前記冷媒を大気放出できる廃棄機構部を有し、前記廃棄機構部は、前記廃棄機構部を操作し前記冷媒を大気放出した場合には、前記冷凍サイクルと前記送風部の運転が不能となる機能を有するという構成にしたことにより、前記冷媒の大気放出中や、前記冷媒が少量残った状態や、前記冷媒がない状態で誤って運転することができなくなるので、安全上好ましくない状態を回避できるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態1の除湿装置の外観斜視図
同除湿装置の概略断面図
同除湿装置の蒸発器の外観斜視図
同除湿装置の凝縮器の外観斜視図
同除湿装置の前面を示す図((A)同除湿装置の前面の吸込口に設けられたフィルター部を示す図、(B)同除湿装置の前面の吸込口に設けられたフィルター部を外した図、(C)同除湿装置の本体ケースの前面の蓋部を外した図)
同除湿装置の本体ケースの前面の開口部を示す図
同除湿装置の廃棄機構部の概略断面図((A)穴開けピン部分が本体ケースにおける前面側に位置した状態の断面図、(B)穴開けピン部分が本体ケースにおける後面側に移動した状態を示す断面図)
同除湿装置の本体ケースの前面の開口部と廃棄機構部とを示す断面斜視図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0010】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の除湿装置の外観斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1の除湿装置の概略断面図である。なお、図2は図1のA-A線断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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