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公開番号2024090709
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206781
出願日2022-12-23
発明の名称処理装置
出願人株式会社常光
代理人個人
主分類B01F 23/45 20220101AFI20240627BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】複数の流体を処理することができる処理装置を提供する。
【解決手段】タンクに貯留された流体をポンプで加圧して処理ユニット5へ供給する処理装置において、処理ユニット5は、流体の流れ方向に沿って隣接して設けられた板状の導入部である導入側ディスク51及び、板状の処理部である排出側ディスク53を有し、導入側ディスク51には、流体L1が供給される第1貫通孔51a及び、流体L2が供給される第2貫通孔51bが設けられており、排出側ディスク53には、第3貫通孔53aが設けられており、第1貫通孔51a及び第2貫通孔51bと第3貫通孔53aとを連通する、第1溝状通路である溝部51cが中間ディスク52で形成されている処理装置とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
流体が通過する貫通孔が形成された処理ユニットと、
前記流体を貯留するタンクと、
前記タンクに貯留された前記流体を加圧して前記処理ユニットへ供給するポンプと、
前記処理ユニット、前記タンク、及び前記ポンプを連結する配管部と、
を備えた処理装置であって、
前記処理ユニットは、前記流体の流れ方向に沿って隣接して設けられた板状の導入部及び処理部を有し、
前記導入部には、前記貫通孔として第1貫通孔及び第2貫通孔が設けられており、
前記処理部には、前記貫通孔として第3貫通孔が設けられており、
前記導入部の前記処理部と対向する端面及び前記処理部の前記導入部と対向する端面の少なくとも一方には、前記第1貫通孔と前記第3貫通孔とを連通し、かつ、前記第2貫通孔と前記第3貫通孔とを連通する第1溝状通路が形成されており、
前記タンクは、前記流体のうちの第1流体が貯留された第1タンクと、前記流体のうちの前記第1流体とは異なる第2流体が貯留された第2タンクと、を有し、
前記配管部は、前記第1タンクから前記第1貫通孔に前記第1流体を供給する第1配管と、前記第2タンクから前記第2貫通孔に前記第2流体を供給する第2配管と、を有し、
前記ポンプは、前記第1配管に設けられた第1ポンプと、前記第2配管に設けられた第2ポンプと、を有する
ことを特徴とする処理装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔は、前記処理部に向かうにつれて内径が徐々に小さくなる
ことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
【請求項3】
前記第3貫通孔は、前記処理部の厚さ方向に沿って設けられており、
前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔は、前記導入部の厚さ方向に対して傾いている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の処理装置。
【請求項4】
前記処理ユニットは、前記導入部である導入側ディスクと、前記処理部である中間ディスクと、前記導入側ディスク及び前記中間ディスクが着脱可能に設けられた本体部と、を有する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の処理装置。
【請求項5】
前記処理ユニットは、前記処理部の下流側に設けられた板状の排出部を有し、
前記排出部には、前記貫通孔として第4貫通孔及び第5貫通孔が設けられており、
前記処理部の前記排出部と対向する端面及び前記排出部の前記処理部と対向する端面の少なくとも一方には、前記第3貫通孔と前記第4貫通孔とを連通し、かつ、前記第3貫通孔と前記第5貫通孔とを連通する第2溝状通路が形成されている
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、処理装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、微粒化すべき流体を通過させることのできる貫通孔を形成したブロックを、少なくとも3個、貫通方向が流体の流れ方向に沿うように実質的に密着配設するとともに、貫通孔は導入側ディスクに少なくとも2本、中間ディスクに1本、排出側ディスクに少なくとも2本それぞれ形成し、また、導入側ディスクと中間ディスクの対向面、及び中間ディスクと排出側ディスクの対向面におけるいずれかのブロック表面には、流体の流れ方向と直交する方向の溝状通路を形成し、隣接する各ブロックの貫通孔を該溝状通路を介して連通させる装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-201521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、ブロックには1種類の流体しか供給できない、すなわち微細化装置が1種類の流体しか処理することができないという問題がある。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、複数の流体を処理することができる処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る処理装置は、例えば、流体が通過する貫通孔が形成された処理ユニットと、前記流体を貯留するタンクと、前記タンクに貯留された前記流体を加圧して前記処理ユニットへ供給するポンプと、前記処理ユニット、前記タンク、及び前記ポンプを連結する配管部と、を備えた処理装置であって、前記処理ユニットは、前記流体の流れ方向に沿って隣接して設けられた板状の導入部及び処理部を有し、前記導入部には、前記貫通孔として第1貫通孔及び第2貫通孔が設けられており、前記処理部には、前記貫通孔として第3貫通孔が設けられており、前記導入部の前記処理部と対向する端面及び前記処理部の前記導入部と対向する端面の少なくとも一方には、前記第1貫通孔と前記第3貫通孔とを連通し、かつ、前記第2貫通孔と前記第3貫通孔とを連通する第1溝状通路が形成されており、前記タンクは、前記流体のうちの第1流体が貯留された第1タンクと、前記流体のうちの前記第1流体とは異なる第2流体が貯留された第2タンクと、を有し、前記配管部は、前記第1タンクから前記第1貫通孔に前記第1流体を供給する第1配管と、前記第2タンクから前記第2貫通孔に前記第2流体を供給する第2配管と、を有し、前記ポンプは、前記第1配管に設けられた第1ポンプと、前記第2配管に設けられた第2ポンプと、を有することを特徴とする。
【0007】
本発明に係る処理装置によれば、第1タンクから第1貫通孔に第1流体を供給する第1配管に第1ポンプが設けられており、第2タンクから第2貫通孔に第2流体を供給する第2配管に第2ポンプが設けられており、第1ポンプは第1タンクに貯留された第1流体を加圧して処理ユニットへ供給し、第2ポンプは第2タンクに貯留された第2流体を加圧して処理ユニットへ供給する。これにより、処理ユニットで複数の流体を処理(混合、合成、粒子の微粒化)することができる。
【0008】
前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔は、前記処理部に向かうにつれて内径が徐々に小さくなってもよい。これにより、流体が粒子を含む場合に、貫通孔が閉塞し難くなる。
【0009】
前記第3貫通孔は、前記処理部の厚さ方向に沿って設けられており、前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔は、前記導入部の厚さ方向に対して傾いていてもよい。これにより、第1流体及び第2流体が衝突するタイミングを遅くし、処理ユニット内での第1流体及び第2流体の反応開始を遅らせることができる。
【0010】
前記処理ユニットは、前記導入部である導入側ディスクと、前記処理部である中間ディスクと、前記導入側ディスク及び前記中間ディスクが着脱可能に設けられた本体部と、を有してもよい。これにより、第1流体、第2流体の態様に応じて装置を容易に変更することができる。その結果、様々な実験を効率よく行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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