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公開番号2024090374
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206242
出願日2022-12-23
発明の名称連続式造粒機
出願人株式会社アーステクニカ
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類B01J 2/12 20060101AFI20240627BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】粗大顆粒を含まない造粒品を得ることができる連続式造粒機を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る連続式造粒機1Aは、湿潤粉体から顆粒を製造するものであり、横向きに延びる筒状の回転容器2と、回転容器2内で回転シャフト51に取り付けられた複数の羽根53を含む。回転容器2の出口側の端部には、複数の通過孔64を有する筒状のスクリーン6が取り付けられている。スクリーン6は、回転容器2と共に回転する。スクリーン6内には、スクリーン6の内周面との間で顆粒を解砕する、スクリーン6の軸方向に延びる少なくとも1つのブレード71が配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
湿潤粉体から顆粒を製造する連続式造粒機であって、
横向きに延びる筒状の回転容器と、
前記回転容器内で回転シャフトに取り付けられた複数の羽根と、
前記回転容器の出口側の端部に取り付けられた、前記回転容器と共に回転する筒状のスクリーンであって、複数の通過孔を有するスクリーンと、
前記スクリーン内に配置された、前記スクリーンの内周面との間で顆粒を解砕する、前記スクリーンの軸方向に延びる少なくとも1つのブレードと、
を備える、連続式造粒機。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記回転容器の出口と対向するように配置された、前記スクリーンの軸方向と平行な回転軸回りに回転するロータをさらに備え、
前記少なくとも1つのブレードは、前記回転軸を中心とする周方向に並んだ状態で前記ロータに取り付けられた複数のブレードを含む、請求項1に記載の連続式造粒機。
【請求項3】
前記回転容器を回転可能に支持するフレームと、
前記回転容器の出口を覆うように前記フレームに取り付けられたシュートと、をさらに備え、
前記スクリーンは前記シュート内に配置され、前記回転軸は前記スクリーンの回転中心よりも下方に位置しており、
前記ロータは、前記シュートに、上下方向または前記スクリーンの回転中心を中心とする径方向に移動可能に取り付けられている、請求項2に記載の連続式造粒機。
【請求項4】
前記ロータは、前記スクリーンと相対的に逆方向に回転し、
前記複数のブレードのそれぞれは、前記ロータから中間点までは前記スクリーンの軸方向と平行であるか前記スクリーンの軸方向に対して前記スクリーンの回転方向と同方向に傾斜し、前記中間点から先端までは前記スクリーンの軸方向に対して前記スクリーンの回転方向と逆方向に傾斜している、請求項2または3に記載の連続式造粒機。
【請求項5】
前記スクリーンの外周面に向かってエアを吹き付けるブローノズルをさらに備える、請求項1乃至3の何れか一項に記載の連続式造粒機。
【請求項6】
前記スクリーンは、前記回転容器から遠ざかるにつれて拡径するテーパー状であり、
前記少なくとも1つのブレードは、前記スクリーンの内周面に沿って傾斜している、請求項1乃至3の何れか一項に記載の連続式造粒機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、連続式造粒機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、例えば医薬品、化成品、食品などの分野では、複数種類の粉体を混合し、その混合粉体を湿潤させた湿潤粉体から顆粒を製造することが行われている。粉体はそのままではハンドリングが困難であるため、顆粒とすることでハンドリング性を向上させることができる。
【0003】
例えば、特許文献1には、湿潤粉体から顆粒を製造する連続式造粒機が開示されている。なお、特許文献1では、連続式造粒機が連続式粉体処理装置と呼ばれている。具体的に、特許文献1の連続式造粒機は、横向きに延びる筒状の回転容器と、前記回転容器内で回転シャフトに取り付けられた複数の羽根を含む。回転シャフトは回転容器の軸方向に延びており、羽根は回転シャフトの軸方向に並んでいる。回転シャフトの回転方向は回転容器の回転方向と同じであってもよいし、逆であってもよい。
【0004】
特許文献1の連続式造粒機では、回転容器内に湿潤粉体が供給されるか回転容器内で粉体が湿潤され、その湿潤粉体が回転容器の回転によって流動させられるとともに、羽根の回転によって混合および解砕される。これにより顆粒が製造され、製造された顆粒は回転容器の一方の開口である出口から排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-89805号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば、湿潤前の粉体の平均粒径は30μm以上70μm以下であり、顆粒の平均粒径は80μm以上250μm以下である。特許文献1の連続式造粒機では、所定の粒度分布の造粒品が得られるように回転容器および回転シャフトの回転速度を設定しても、造粒品に平均粒径を大きく超える粗大顆粒が含まれることがある。
【0007】
そこで、本開示は、粗大顆粒を含まない造粒品を得ることができる連続式造粒機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、湿潤粉体から顆粒を製造する連続式造粒機であって、横向きに延びる筒状の回転容器と、前記回転容器内で回転シャフトに取り付けられた複数の羽根と、前記回転容器の出口側の端部に取り付けられた、前記回転容器と共に回転する筒状のスクリーンであって、複数の通過孔を有するスクリーンと、前記スクリーン内に配置された、前記スクリーンの内周面との間で顆粒を解砕する、前記スクリーンの軸方向に延びる少なくとも1つのブレードと、を備える、連続式造粒機を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、粗大顆粒を含まない造粒品を得ることができる連続式造粒機が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係る連続式造粒機の縦断面図である。
図1のII-II線に沿った横断面図である。
図1の要部の拡大図である。
前記要部の正面図である。
図3のV-V線に沿った断面図である。
図6A乃至図6Cはスクリーンの通過孔の例を示す。
図7Aはロータおよび変形例のブレードの側面図、図7Bは図7AのVIIB-VIIB線に沿った断面図である。
図8Aはロータおよび別の変形例のブレードの側面図、図8Bは図8AのVIIIB-VIIIB線に沿った断面図である。
第2実施形態に係る連続式造粒機の要部の断面図である。
前記連続式造粒機に含まれるブローノズルの下面図である。
第3実施形態に係る連続式造粒機の要部の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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