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公開番号2024081897
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-19
出願番号2022195441
出願日2022-12-07
発明の名称圧縮空気用フィルタ装置
出願人株式会社前田シェルサービス
代理人弁理士法人ぱてな
主分類B01D 46/24 20060101AFI20240612BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】導出通路から導出される圧縮空気中の液体の含有率をより低めることが可能な圧縮空気用フィルタ装置を提供する。
【解決手段】本発明の圧縮空気用フィルタ装置は、下部ハウジング5内に内筒41、外筒33及び遮蔽プレート29が設けられている。内筒41は、導入通路19と接続されて筒状に下方に延び、内部に第1ろ過室41aを形成するとともに、外周域に中間通路44を形成している。外筒33は、内筒41と同軸に延び、中間通路44の下流に第2ろ過室49を形成している。遮蔽プレート29は、内筒41の下端に設けられ、圧縮空気が下方に導出されることを防止する。内筒41には、第2エレメント13から下方に離隔して貫設され、第1エレメント11でろ過された圧縮空気を側方に吐出させて第2エレメント13に導く複数の吐出口39が形成されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
第1ろ過室と、第2ろ過室と、ろ過前の圧縮空気を前記第1ろ過室に導入する導入通路と、前記第1ろ過室と前記第2ろ過室とを連通する中間通路と、ろ過後の前記圧縮空気を導出する導出通路とを有するハウジングと、
前記第1ろ過室内に保持された第1エレメントと、
前記第2ろ過室内に保持された第2エレメントと、
前記ハウジングの下端に設けられ、前記第1エレメントによって前記圧縮空気から分離されて前記ハウジング内に貯留する液体を外部に排出するドレン装置とを備えた圧縮空気用フィルタ装置において、
前記ハウジングは、前記導入通路及び前記導出通路が形成された仕切り部材と、
前記仕切り部材と締結されて下方に延び、下端に前記ドレン装置が設けられる下部ハウジングとを有し、
前記導入通路は、前記圧縮空気を下方に案内するように形成され、
前記下部ハウジング内には、前記導入通路と接続されて筒状に下方に延び、内部に前記第1ろ過室を形成するとともに、外周域に前記中間通路を形成する内筒と、
前記内筒と同軸に延び、前記中間通路の下流に前記第2ろ過室を形成する外筒と、
前記内筒の下端に設けられ、前記圧縮空気が下方に導出されることを防止する遮蔽プレートとが設けられ、
前記内筒には、前記第2エレメントから下方に離隔して貫設され、前記第1エレメントでろ過された前記圧縮空気を側方に吐出させて前記第2エレメントに導く複数の吐出口が形成されていることを特徴とする圧縮空気用フィルタ装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
各前記吐出口は、上部が下部より狭い三角形状又は台形状である請求項1記載の圧縮空気用フィルタ装置。
【請求項3】
前記内筒は、前記仕切り部材に固定されて下方に延びるパイプと、前記パイプの下端に固定されて下方に延び、各前記吐出口を構成しつつ下端に前記遮蔽プレートが固定される第1ケースとを有し、
前記第1エレメントは円筒状をなし、前記第1ケースの内周面に前記第1エレメントが設けられ、
前記第1ケースは、前記外筒を載置する第1フランジを有し、
前記第1フランジには、前記下部ハウジング内で各前記吐出口から吐出された前記圧縮空気を前記第2エレメントに導く複数の第1連通孔が貫設されている請求項1又は2記載の圧縮空気用フィルタ装置。
【請求項4】
前記第1フランジには、各前記第1連通孔を上方で覆うリターン部材が設けられている請求項3記載の圧縮空気用フィルタ装置。
【請求項5】
前記外筒は、前記パイプを内挿して下方に延びる内側筒部と、前記内側筒部の外周側に配置されて下方に延びる外側筒部とを有し、
前記第2エレメントは環状をなし、前記内側筒部及び前記外側筒部の内周面に前記第2エレメントが設けられ、
前記内側筒部の上端と前記外側筒部の上端とは、第2フランジによって接続され、
前記第2フランジには、前記下部ハウジング内で前記第2エレメントでろ過された前記圧縮空気を下流に導く複数の第2連通孔が貫設されている請求項1記載の圧縮空気用フィルタ装置。
【請求項6】
前記第1エレメントは、帯状をなすろ材が円筒状に巻かれてなり、各前記吐出口から外周面が露出するように前記内筒の前記内周面に保持されている請求項3記載の圧縮空気用フィルタ装置。
【請求項7】
前記第2エレメントは、連続気孔多孔質樹脂製のエレメント本体と、活性炭からなる吸着体とからなる請求項1記載の圧縮空気用フィルタ装置。
【請求項8】
前記吸着体は一対の前記エレメント本体間に挟持されている請求項7記載の圧縮空気用フィルタ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は圧縮空気用微粒子検出装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来の圧縮空気用フィルタ装置が開示されている。この圧縮空気用フィルタ装置は、ハウジングと、第1~3エレメントと、ドレン装置とを備えている。
【0003】
ハウジングは、第1~3ろ過室と、ろ過前の圧縮空気を第1ろ過室に導入する導入通路と、第1ろ過室と第2ろ過室とを連通する第1中間通路と、第2ろ過室と第3ろ過室とを連通する第2中間通路と、ろ過後の圧縮空気を導出する導出通路とを有している。具体的には、ハウジングは、仕切り部材と、下部ハウジングと、上部ハウジングとからなる。仕切り部材には導入通路、第2中間通路及び導出通路が形成されている。下部ハウジングは、仕切り部材と締結されて下方に延び、第1ろ過室、第2ろ過室及び第1中間通路が形成され、下端にドレン装置が設けられる。上部ハウジングは、仕切り部材と締結されて上方に延び、第3ろ過室が形成されている。
【0004】
第1エレメントは第1ろ過室内に保持され、第2エレメントは第2ろ過室内に保持され、第3エレメントは第3ろ過室内に保持される。ドレン装置は主に第1エレメントによって圧縮空気から分離されて下部ハウジング内に貯留する液体を外部に排出する。
【0005】
この圧縮空気用フィルタ装置は、導入通路がエアーコンプレッサと接続され、導出通路がエアーガン等の空気圧機器に接続される。第1~3エレメントは、エアーコンプレッサで生成され、導入通路によって導入された圧縮空気中の油分、水分、異物等の微粒子をろ過する。特に、第1エレメントは、油分や水分である液体をろ過する。下部ハウジング内に貯留される液体が一定量を超えれば、ドレン装置が液体を外部に排出する。これにより、導出通路から導出される圧縮空気は、微粒子が除去され、空気圧機器を用いた工程等で高い品質を発揮する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-63737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
この種の圧縮空気用フィルタ装置では、導出通路から導出される圧縮空気中の液体の含有率をより低めることが求められている。
【0008】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、導出通路から導出される圧縮空気中の液体の含有率をより低めることが可能な圧縮空気用フィルタ装置を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の圧縮空気用フィルタ装置は、第1ろ過室と、第2ろ過室と、ろ過前の圧縮空気を前記第1ろ過室に導入する導入通路と、前記第1ろ過室と前記第2ろ過室とを連通する中間通路と、ろ過後の前記圧縮空気を導出する導出通路とを有するハウジングと、
前記第1ろ過室内に保持された第1エレメントと、
前記第2ろ過室内に保持された第2エレメントと、
前記ハウジングの下端に設けられ、前記第1エレメントによって前記圧縮空気から分離されて前記ハウジング内に貯留する液体を外部に排出するドレン装置とを備えた圧縮空気用フィルタ装置において、
前記ハウジングは、前記導入通路及び前記導出通路が形成された仕切り部材と、
前記仕切り部材と締結されて下方に延び、下端に前記ドレン装置が設けられる下部ハウジングとを有し、
前記導入通路は、前記圧縮空気を下方に案内するように形成され、
前記下部ハウジング内には、前記導入通路と接続されて筒状に下方に延び、内部に前記第1ろ過室を形成するとともに、外周域に前記中間通路を形成する内筒と、
前記内筒と同軸に延び、前記中間通路の下流に前記第2ろ過室を形成する外筒と、
前記内筒の下端に設けられ、前記圧縮空気が下方に導出されることを防止する遮蔽プレートとが設けられ、
前記内筒には、前記第2エレメントから下方に離隔して貫設され、前記第1エレメントでろ過された前記圧縮空気を側方に吐出させて前記第2エレメントに導く複数の吐出口が形成されていることを特徴とする。
【0010】
上記従来のような圧縮空気用フィルタ装置では、第1エレメントでろ過された圧縮空気を下方に吐出させている。このため、下部ハウジング内でドレン装置によって排出されずに残留している液体がその圧縮空気によって巻き上げられ、液体が第2エレメント等の下流に移動してしまう。換言すれば、中間通路に液体を混入し易い。この点、本発明の圧縮空気用フィルタ装置では、圧縮空気は、遮蔽プレートによって下方に導出されず、第1エレメントでろ過された後、内筒に形成された複数の吐出口から側方に吐出される。このため、下部ハウジング内でドレン装置によって排出されずに液体が残留していたとしても、その液体は圧縮空気によって巻き上げられ難く、液体が第2エレメント等の下流に移動し難い。換言すれば、中間通路に液体を混入し難い。
(【0011】以降は省略されています)

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