TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024089403
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204747
出願日2022-12-21
発明の名称試薬庫
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G01N 35/02 20060101AFI20240626BHJP(測定;試験)
要約【課題】無線読取ユニットの故障の発生が抑制された試薬庫を提供する。
【解決手段】試薬庫は、試薬を収容した試薬容器であって試薬に関する試薬情報が記録された無線タグが設けられた複数の試薬容器を保管する試薬庫であって、試薬容器を外部よりも低温で保管可能な本体部であって、内部の試薬容器から試薬を吸引部によって吸引するための試薬吸引用開口が上面に設けられている本体部と、本体部内の側面側の内壁に配置され、試薬容器の無線タグから試薬情報を読み取る無線読取ユニットとを備えており、無線読取ユニットは、試薬吸引用開口から吸引部がアクセス可能な吸引位置に位置する試薬容器の無線タグから試薬情報を読み取り可能な範囲に配置されており、かつ、本体部を平面視した場合において、無線読取ユニットの中心は、試薬吸引用開口の中心からずれて配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
試薬を収容した試薬容器であって、前記試薬に関する試薬情報が記録された無線タグが設けられた複数の試薬容器を保管する試薬庫であって、
前記試薬容器を外部よりも低温で保管可能な本体部であって、内部の前記試薬容器から前記試薬を吸引部によって吸引するための試薬吸引用開口が上面に設けられている本体部と、
前記本体部内の側面側の内壁に配置され、前記試薬容器の前記無線タグから前記試薬情報を読み取る無線読取ユニットとを備えており、
前記無線読取ユニットは、前記試薬吸引用開口から前記吸引部がアクセス可能な吸引位置に位置する前記試薬容器の前記無線タグから前記試薬情報を読み取り可能な範囲に配置されており、かつ、前記本体部を平面視した場合において、前記無線読取ユニットの中心は、前記試薬吸引用開口の中心からずれて配置されている、試薬庫。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記本体部は、前記無線タグが前記内壁と対面する姿勢で前記試薬容器を収容可能であり、
前記無線読取ユニットは、電波を送受信するアンテナと前記アンテナを収容するケースとを有しており、かつ、前記アンテナの送受信面は前記内壁に対して傾斜する姿勢で配置される、請求項1に記載の試薬庫。
【請求項3】
電波を遮蔽することによって、前記吸引位置に位置する前記試薬容器以外の前記試薬容器の前記無線タグと前記無線読取ユニットとの間における通信を遮断する遮蔽物を備えた、請求項1に記載の試薬庫。
【請求項4】
電波を遮蔽することによって、前記吸引位置に位置する前記試薬容器以外の前記試薬容器の前記無線タグと前記無線読取ユニットとの間における通信を遮断する遮蔽物を備えており、
前記送受信面が向いている方向において、前記送受信面と、前記吸引位置に位置する前記試薬容器の隣に配置された前記試薬容器との間に前記遮蔽物が配置されている、請求項2に記載の試薬庫。
【請求項5】
前記無線読取ユニットは、配線を引き出す配線用開口を有しており、
前記本体部を平面視した場合において、前記配線用開口は、前記試薬吸引用開口の中心から最も離れた箇所に設けられている、請求項1に記載の試薬庫。
【請求項6】
前記無線読取ユニットは、配線を引き出す配線用開口を有しており、
前記配線用開口は、前記無線読取ユニットの底面に設けられている、請求項1に記載の試薬庫。
【請求項7】
前記無線読取ユニットは、アンテナと前記アンテナを収容するケースとを有しており、
前記ケースは、複数の部材の貼り合わせによって形成され、
前記貼り合わせ部分は、シーリング材により封止されている、請求項1に記載の試薬庫。
【請求項8】
前記本体部内に複数の前記試薬容器を搬送する搬送機構を備え、
前記搬送機構は、複数の前記試薬容器を順次、前記吸引位置に搬送する、請求項1から7のいずれか1項に記載の試薬庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、試薬庫に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
生体試料等の検体を分析する分析装置内においては、複数の検査項目についての検査が実施可能な分析装置が知られている。そのような分析装置においては、各検査項目に対応する複数の試薬を備え、検査項目に応じた試薬を適宜選択的に使用して検査が実施される。そのため試薬容器に無線タグであるRF(radio frequency)タグを取り付け、RFタグから読み取った情報に基づいて、適切な試薬を分析に用いることが提案されている(特許文献1、2等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5690501号公報
特許第5557501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
冷蔵保存が必要な試薬は冷蔵可能な試薬庫中に保存される。試薬庫には、複数の試薬容器を収容する収容ケースと、収容ケースごと試薬容器を搬送する搬送機構とが備えられている。また、試薬庫には、試薬吸引用開口が設けられており、試薬庫外部に配置されているピペット等の吸引部が試薬吸引用開口から挿入されて、試薬容器から試薬を吸引可能とされている。この際、複数の試薬容器のうち、検査項目に応じた試薬を保持する試薬容器が吸引部によりアクセス可能な位置に搬送される。この際、適切な試薬容器からの試薬吸引を実施するために、試薬容器に付与されたRFタグから試薬情報が読み取られ、適切な試薬容器が試薬吸引用開口からアクセス可能な位置に搬送される。試薬庫は冷蔵庫であり、試薬吸引用開口から試薬庫内の空気に比べて暖かい外気が侵入することにより、試薬吸引用開口近傍には結露水が発生し易い。試薬庫にRFタグ読み取り用のRFアンテナを備える際には、結露水よるRFアンテナの故障が生じる恐れがある。
【0005】
本開示は、無線タグ読み取り用の無線読取ユニットを備え、無線タグを有する試薬容器を保管する試薬庫であって、無線読取ユニットの故障の発生が抑制された試薬庫を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の試薬庫は、試薬を収容した試薬容器であって試薬に関する試薬情報が記録された無線タグが設けられた複数の試薬容器を保管する試薬庫であって、
試薬容器を外部よりも低温で保管可能な本体部であって、内部の試薬容器から試薬を吸引部によって吸引するための試薬吸引用開口が上面に設けられている本体部と、
本体部内の側面側の内壁に配置され、試薬容器の無線タグから試薬情報を読み取る無線読取ユニットとを備えており、
無線読取ユニットは、試薬吸引用開口から吸引部がアクセス可能な吸引位置に位置する試薬容器の無線タグから試薬情報を読み取り可能な範囲に配置されており、かつ、本体部を平面視した場合において、無線読取ユニットの中心は、試薬吸引用開口の中心からずれて配置されている。
【0007】
本体部は、無線タグが内壁と対面する姿勢で試薬容器を収容可能であることが好ましく、無線読取ユニットは、電波を送受信するアンテナとアンテナを収容するケースとを有しており、かつ、アンテナの送受信面は内壁に対して傾斜する姿勢で配置されることが好ましい。
【0008】
電波を遮蔽することによって、吸引位置に位置する試薬容器以外の試薬容器の無線タグと無線読取ユニットとの間における通信を遮断する遮蔽物を備えていることが好ましい。
【0009】
電波を遮蔽することによって、吸引位置に位置する試薬容器以外の試薬容器の無線タグと無線読取ユニットとの間における通信を遮断する遮蔽物を備えていることが好ましく、さらに、送受信面が向いている方向において、送受信面と、吸引位置に位置する試薬容器の隣に配置された試薬容器との間に遮蔽物が配置されていることが好ましい。
【0010】
無線読取ユニットは、配線を引き出す配線用開口を有してもよく、本体部を平面視した場合において、配線用開口は、試薬吸引用開口の中心から最も離れた箇所に設けられていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日東精工株式会社
検査装置
2日前
オンキヨー株式会社
システム
18日前
株式会社ヨコオ
検査治具
1か月前
個人
歩行者音声ガイドシステム
29日前
横河電機株式会社
光学プローブ
18日前
大和製衡株式会社
組合せ秤
2日前
個人
回転動作検出システム
4日前
太陽誘電株式会社
検出装置
25日前
昭電工業株式会社
測定装置
1か月前
大和製衡株式会社
重量選別機
23日前
アズビル株式会社
流量センサ
3日前
株式会社東芝
センサ
10日前
株式会社ヨコオ
接続装置
3日前
矢崎総業株式会社
センサ
25日前
株式会社ニシヤマ
物品取付装置
26日前
株式会社ニシヤマ
物品取付装置
26日前
村田機械株式会社
変位検出装置
1か月前
日本電気株式会社
LiDAR装置
2日前
株式会社テイエルブイ
流量推定システム
4日前
個人
氷河融雪水流出量の推定方法
17日前
TDK株式会社
磁気センサ
1か月前
大同特殊鋼株式会社
形状検出装置
25日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
5日前
三晶エムイーシー株式会社
試料容器
11日前
トヨタ自動車株式会社
温度計測装置
5日前
株式会社ミツトヨ
光学式エンコーダ
1か月前
ローム株式会社
磁気検出装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
劣化推定装置
26日前
ミツミ電機株式会社
測距装置
3日前
フォロフライ株式会社
情報処理装置
2日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
18日前
富士電機株式会社
エンコーダ
2日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
26日前
株式会社島津製作所
分析装置
25日前
株式会社ジークエスト
感温センサー
2日前
株式会社イシダ
計量装置
2日前
続きを見る