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公開番号2024090869
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022207042
出願日2022-12-23
発明の名称計量装置
出願人株式会社イシダ
代理人個人,個人,個人
主分類G01G 23/37 20060101AFI20240627BHJP(測定;試験)
要約【課題】表示部に表示される目量を切り替えたときに判定条件を再設定する手間を削減できる、計量装置を提供する。
【解決手段】計量装置1は、物品Pを計量し、計量に関連する計量信号を出力する計量部15と、計量信号に基づいて算出される物品Pの重量値が、予め設定された判定条件を満たしているか否かを判定し、判定した結果を出力する良否判定部19Aと、計量信号に基づいて算出される物品Pの重量値を表示する表示操作部17と、表示操作部17に表示される重量値の目量を変更する目量設定部19Bと、を備える。良否判定部19Aは、目量設定部19Bによって目量が変更された場合、変更後の目量に対応して判定条件を変更する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
物品を計量し、計量に関連する計量信号を出力する計量部と、
前記計量信号に基づいて算出される前記物品の重量値が、予め設定された判定条件を満たしているか否かを判定し、判定した結果を出力する良否判定部と、
前記計量信号に基づいて算出される前記物品の重量値を表示する表示部と、
前記表示部に表示される重量値の目量を変更する目量設定部と、を備え、
前記良否判定部は、前記目量設定部によって前記目量が変更された場合、変更後の前記目量に対応する前記判定条件に変更する、計量装置。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記良否判定部は、前記目量設定部において設定可能な最小目量に対応する前記判定条件を基準判定条件として記憶すると共に、前記目量が変更された場合にどのように前記基準判定条件を変更するかという規則を記憶する記憶部と通信可能に構成されており、前記目量設定部によって前記目量が変更されると、前記規則に基づいて前記基準判定条件を変更する、請求項1記載の計量装置。
【請求項3】
前記判定条件は、目標重量となる基準値、目標重量からの許容値である上限値及び下限値の少なくとも一つを含み、
前記良否判定部は、前記基準値については四捨五入処理、前記上限値については切り上げ処理、前記下限値については切り下げ処理をなすという前記規則に基づいて前記基準判定条件を変更する、請求項2記載の計量装置。
【請求項4】
前記物品を搬送する搬送部を更に備え、
前記計量部は、前記搬送部を搬送中の前記物品を計量する、請求項1又は2記載の計量装置。
【請求項5】
前記物品を前記搬送部から振り分ける振分部を更に備え、
前記振分部は、前記良否判定部により前記判定条件を満たさないと判定された前記物品を前記搬送部から振り分ける、請求項4に記載の計量装置。
【請求項6】
前記計量部における秤量を設定する秤量設定部を更に備え、
前記良否判定部は、前記秤量のそれぞれに対応する前記目量を記憶する記憶部と通信可能に構成されており、前記秤量設定部によって前記秤量が変更されると、変更後の前記秤量に関連付けて記憶されている前記目量に対応して前記判定条件を変更する、請求項1又は2記載の計量装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一側面は、計量装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
物品(計量対象物)の重量を計量する計量装置が知られている。このような計量装置の中には、表示目量を切り替える機能が設けられている装置がある(例えば、特許文献1)。作業者は、ボタン等を操作することによって、所望の表示目量に切り替えることができる。また、このような計量装置の中には、計量結果が、予め記憶させた(プリセットされた)所定の計量値の範囲内であるか否か(判定条件に合致するか否か)を判定する判定機能を有している装置がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-131243号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
判定機能を有する計量装置において表示目量を切り替えた場合、判定条件も表示目量に対応した数値に再設定(変更)する必要がある。このため、上記従来の計量装置では、作業者は、表示目量を切り替えるたびに判定条件を再設定する作業を行っていた。このような作業は、作業者にとって作業負担が大きく、特に、計量対象物の種類ごとに判定条件が記憶されている等、予め設定される判定条件が多い装置では、その負担が顕著になることから改善が望まれていた。
【0005】
そこで、本発明の一側面の目的は、表示部に表示される目量を切り替えたときに判定条件を再設定する手間を削減できる、計量装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一側面に係る計量装置は、物品を計量し、計量に関連する計量信号を出力する計量部と、計量信号に基づいて算出される物品の重量値が、予め設定された判定条件を満たしているか否かを判定し、判定した結果を出力する良否判定部と、計量信号に基づいて算出される物品の重量値を表示する表示部と、表示部に表示される重量値の目量を変更する目量設定部と、を備え、良否判定部は、目量設定部によって目量が変更された場合、変更後の目量に対応する判定条件に変更する。
【0007】
変更後の目量に対応する判定条件とは、変更後の目量の単位(細かさ)に合わせて値が変更された判定条件のことをいう。この構成の計量装置では、目量設定部によって目量が変更された場合には、作業者が変更後の目量に対応した判定条件を再設定する作業を行わなくても、良否判定部によって自動的に変更後の目量に対応した判定条件に変更される。これにより、表示部に表示される目量を切り替えたときに判定条件を再設定する手間を削減できる。
【0008】
(2)上記(1)記載の計量装置において、本発明の一側面に係る計量装置では、良否判定部は、目量設定部において設定可能な最小目量に対応する判定条件を基準判定条件として記憶すると共に、目量が変更された場合にどのように基準判定条件を変更するかという規則を記憶する記憶部と通信可能に構成されており、目量設定部によって目量が変更されると、規則に基づいて基準判定条件を変更してもよい。この構成では、必要最低限の情報を初期設定値として設定しておけばよいので、作業者が判定条件を設定する際の作業負担が軽くなる。
【0009】
(3)上記(2)記載の計量装置において、判定条件は、目標重量となる基準値、目標重量からの許容値である上限値及び下限値の少なくとも一つを含み、良否判定部は、基準値については四捨五入処理、上限値については切り上げ処理、下限値については切り下げ処理をなすという規則に基づいて基準判定条件を変更してもよい。この構成では、判定条件として基準値、上限値及び下限値の少なくとも一つが設定されている場合であっても、これらの判定条件を変更後の目量に対応させて変更することができる。
【0010】
(4)上記(1)~(3)の何れかに記載の計量装置において、物品を搬送する搬送部を更に備え、計量部は、搬送部を搬送中の物品を計量してもよい。この構成では、搬送部を搬送中の物品を計量する計量装置であっても、表示部に表示される目量を切り替えたときに判定条件を再設定する手間を削減できる。
(【0011】以降は省略されています)

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