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公開番号2024089211
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204430
出願日2022-12-21
発明の名称スポイト容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65D 47/18 20060101AFI20240626BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】作動部材が不意にスポイト管に対して上昇するのを抑制する。
【解決手段】作動部材30は、スポイト管60の上端開口を上方から覆う作動頂壁32、および作動周壁31を有する有頂筒状に形成されるとともに、スポイト管の上端開口を封止し、内キャップ50は、作動周壁内に挿入された上下方向に延びる挿入筒54を備え、作動周壁の内周面、および挿入筒の外周面のうちのいずれか一方には、いずれか他方に形成された案内溝54aに案内溝に沿って移動可能に挿入された係合突起31aが形成され、内キャップに対する作動部材の容器軸回りの回転に伴い、係合突起が案内溝に沿って相対移動することにより、作動部材が内キャップに対して上下動し、案内溝には、作動部材が下降端位置に位置したときに、係合突起が離脱可能に係止され、作動部材の上昇移動を抑止する抑止部が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内容物を収容する有底筒状の容器本体と、
前記容器本体の口部に着脱可能に外装され、容器軸回りの回転に伴い前記口部に着脱される内キャップと、
前記内キャップから下方に向けて延び、下端開口が前記容器本体内に位置するスポイト管と、
前記内キャップに、所定量以上の容器軸回りの回転が規制された状態で、容器軸回りに回転可能に外装された外キャップと、
前記外キャップ内に設けられ、前記外キャップに対する容器軸回りの回転が規制されるとともに、前記内キャップに対して容器軸回りに回転することで前記内キャップに対して上下動する作動部材と、
前記作動部材に取付けられ、前記作動部材との間に、前記スポイト管の上端開口に連通する拡縮空間を画成する操作部材と、を備え、
前記内キャップおよび前記作動部材のうちのいずれか一方には、上下方向に延び、前記スポイト管の上端開口に連通する作動空間の隔壁の一部をなす摺動筒部が設けられるとともに、前記内キャップおよび前記作動部材のうちのいずれか他方には、前記作動部材が前記内キャップに対して上下動するのに伴い、前記摺動筒部の内周面、若しくは外周面を摺動して前記作動空間を拡縮するピストンが設けられ、
前記作動部材は、前記スポイト管の上端開口を上方から覆う作動頂壁、および作動周壁を有する有頂筒状に形成されるとともに、前記スポイト管の上端開口を封止し、
前記内キャップは、前記作動周壁内に挿入された上下方向に延びる挿入筒を備え、
前記作動周壁の内周面、および前記挿入筒の外周面のうちのいずれか一方には、いずれか他方に形成された案内溝に前記案内溝に沿って移動可能に挿入された係合突起が形成され、
前記内キャップに対する前記作動部材の容器軸回りの回転に伴い、前記係合突起が前記案内溝に沿って相対移動することにより、前記作動部材が前記内キャップに対して上下動し、
前記案内溝には、前記作動部材が下降端位置に位置したときに、前記係合突起が離脱可能に係止され、前記作動部材の上昇移動を抑止する抑止部が設けられている、スポイト容器。
続きを表示(約 59 文字)【請求項2】
前記作動頂壁は、前記スポイト管の上端開口を封止している、請求項1に記載のスポイト容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スポイト容器に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、特許文献1に示されるように、スポイト管を有するスポイト容器が用いられている。特許文献1の構成では、作動部材がスポイト管の上端開口を封止しており、外キャップ(蓋カバー)を作動部材とともに容器本体に対して回転させると、作動部材が容器本体に対して上昇してスポイト管の上端開口を開放するとともに、スポイト管内に内容物が吸い上げられる。その後、操作部材(押釦)を作動部材に対して押下することで、スポイト管内から内容物を吐出させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-33056号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のスポイト容器では、輸送時の振動や衝撃等によって、作動部材が不意にスポイト管に対して上昇し、スポイト管の上端開口の封止が解除されるおそれが考えられる。
【0005】
本発明は、作動部材が不意にスポイト管に対して上昇するのを抑制することができるスポイト容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るスポイト容器は、内容物を収容する有底筒状の容器本体と、前記容器本体の口部に着脱可能に外装され、容器軸回りの回転に伴い前記口部に着脱される内キャップと、前記内キャップから下方に向けて延び、下端開口が前記容器本体内に位置するスポイト管と、前記内キャップに、所定量以上の容器軸回りの回転が規制された状態で、容器軸回りに回転可能に外装された外キャップと、前記外キャップ内に設けられ、前記外キャップに対する容器軸回りの回転が規制されるとともに、前記内キャップに対して容器軸回りに回転することで前記内キャップに対して上下動する作動部材と、前記作動部材に取付けられ、前記作動部材との間に、前記スポイト管の上端開口に連通する拡縮空間を画成する操作部材と、を備え、前記内キャップおよび前記作動部材のうちのいずれか一方には、上下方向に延び、前記スポイト管の上端開口に連通する作動空間の隔壁の一部をなす摺動筒部が設けられるとともに、前記内キャップおよび前記作動部材のうちのいずれか他方には、前記作動部材が前記内キャップに対して上下動するのに伴い、前記摺動筒部の内周面、若しくは外周面を摺動して前記作動空間を拡縮するピストンが設けられ、前記作動部材は、前記スポイト管の上端開口を上方から覆う作動頂壁、および作動周壁を有する有頂筒状に形成されるとともに、前記スポイト管の上端開口を封止し、前記内キャップは、前記作動周壁内に挿入された上下方向に延びる挿入筒を備え、前記作動周壁の内周面、および前記挿入筒の外周面のうちのいずれか一方には、いずれか他方に形成された案内溝に前記案内溝に沿って移動可能に挿入された係合突起が形成され、前記内キャップに対する前記作動部材の容器軸回りの回転に伴い、前記係合突起が前記案内溝に沿って相対移動することにより、前記作動部材が前記内キャップに対して上下動し、前記案内溝には、前記作動部材が下降端位置に位置したときに、前記係合突起が離脱可能に係止され、前記作動部材の上昇移動を抑止する抑止部が設けられている。
【0007】
上記態様によれば、容器本体に対して外キャップを容器軸回りに回転させると、所定量の範囲内で外キャップが内キャップに対して回転する。このとき、外キャップに対する回転が規制された作動部材も、内キャップに対して回転しながら上昇する。これにより、スポイト管の上端開口が開放されるとともに、ピストンおよび摺動筒部が互いに摺接し、作動空間の容積の増大に伴って作動空間内が負圧となる。したがって、作動空間に連通しているスポイト管内も負圧となり、スポイト管の下端開口から容器本体の内容物を吸い上げることができる。この際、作動空間の容積の増大量は、ピストンおよび摺動筒部の上下方向の相対移動量に基づいて決まるため、外キャップを内キャップに対して所定量回転させる操作により、スポイト管内に略定量の内容物を吸い上げることができる。
その後、外キャップの回転をさらに継続すると、外キャップおよび内キャップが一体に容器本体に対して回転することとなり、内キャップが容器本体の口部から離脱され、スポイト管が容器本体内から引き出される。
案内溝に抑止部が設けられているので、作動部材が下降端位置に位置してスポイト管の上端開口を封止したときに、係合突起が抑止部に離脱可能に係止されることで、作動部材の上昇移動を抑止することが可能になり、下降端位置に位置する作動部材が、輸送時の振動や衝撃等によって、不意にスポイト管に対して上昇し、スポイト管の上端開口の封止が解除されるのを抑制することができる。
【0008】
前記作動頂壁は、前記スポイト管の上端開口を封止してもよい。
【0009】
作動頂壁が、スポイト管の上端開口を封止しているので、例えば作動部材が、嵌合によってスポイト管の上端開口を封止するシール筒を有する構成等と比べて、輸送時の振動や衝撃等によって、作動部材が不意にスポイト管に対して上昇しやすくなっていることから、下降端位置に位置する作動部材が、不意にスポイト管に対して上昇するのを抑える作用効果が顕著に奏功される。
【発明の効果】
【0010】
本発明の上記態様によれば、作動部材が不意にスポイト管に対して上昇するのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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