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公開番号2024089187
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204393
出願日2022-12-21
発明の名称液体分注装置
出願人船井電機株式会社
代理人個人,個人
主分類G01N 1/00 20060101AFI20240626BHJP(測定;試験)
要約【課題】コンタミネーションを抑制することができる液体分注装置を提供する。
【解決手段】液体分注装置2は、ウェルプレート8のウェル22に向けて液体を吐出する吐出部12と、吐出部12とウェルプレート8との間に配置され、ウェル22に対応して開口部36が形成された開口プレート10とを備える。開口プレート10をXY平面視した場合に、開口部36の大きさは、ウェル22の大きさよりも小さい。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
上面にウェルが形成されたウェルプレートに液体を分注する液体分注装置であって、
前記ウェルに向けて液体を吐出する吐出部と、
前記吐出部と前記ウェルプレートとの間に配置され、前記ウェルに対応して開口部が形成された開口プレートと、を備え、
前記開口プレートを平面視した場合に、前記開口部の大きさは、前記ウェルの大きさよりも小さい
液体分注装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記開口プレートを平面視した場合に、前記開口部の大きさは、前記ウェルの大きさよりも小さく、且つ、前記開口部の輪郭は、前記ウェルの輪郭よりも内側に配置されている
請求項1に記載の液体分注装置。
【請求項3】
前記開口プレートの前記ウェルプレートに対向する下面は、撥水性を有している
請求項1又は2に記載の液体分注装置。
【請求項4】
前記開口プレートの前記下面は、接触角90°以上の撥水性を有している
請求項3に記載の液体分注装置。
【請求項5】
前記開口プレートは、導電性材料で形成されている
請求項1又は2に記載の液体分注装置。
【請求項6】
前記開口プレートの前記ウェルプレートに対向する下面において、前記開口部の外周部には第1の電極が配置され、
前記第1の電極は、接地されている
請求項1又は2に記載の液体分注装置。
【請求項7】
前記開口プレートの前記ウェルプレートとは反対側の上面において、前記開口部の外周部には第2の電極が配置され、
前記第2の電極は、接地されている
請求項6に記載の液体分注装置。
【請求項8】
前記開口部の外周部には、前記ウェルに向けて反っている返し部が形成されている
請求項1又は2に記載の液体分注装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェルプレートに液体を分注する液体分注装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ウェルプレートに試料又は検体等の液体を分注する液体分注装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この液体分注装置では、ウェルプレートの上面に形成された複数のウェルの各々に向けて、インクジェットヘッドから所定量の液滴(液体)が吐出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6446151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の液体分注装置では、ウェルに向けて液滴が吐出された際に、当該ウェル内に発生した気流によって、液滴が当該ウェルから浮き上がって当該ウェルの周囲のウェルまで飛散するおそれがある。その結果、各ウェルにおいて異なる液滴が混ざり合う、いわゆるコンタミネーションが発生するという課題が生じる。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決しようとするものであり、その目的は、コンタミネーションを抑制することができる液体分注装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る液体分注装置は、上面にウェルが形成されたウェルプレートに液体を分注する液体分注装置であって、前記ウェルに向けて液体を吐出する吐出部と、前記吐出部と前記ウェルプレートとの間に配置され、前記ウェルに対応して開口部が形成された開口プレートと、を備え、前記開口プレートを平面視した場合に、前記開口部の大きさは、前記ウェルの大きさよりも小さい。
【0007】
本態様によれば、開口プレートが吐出部とウェルプレートとの間に配置され、開口プレートを平面視した場合に、開口部の大きさは、ウェルの大きさよりも小さい。これにより、吐出部から開口プレートの開口部を通して当該開口部の直下のウェルに向けて液体が吐出された際に、当該ウェルの内部で発生する気流の大部分は、当該開口部の外周部で跳ね返ることにより、当該ウェルの内部を循環するようになる。そのため、当該開口部を通して当該ウェルの外部に流れる気流はほとんど発生せず、当該ウェルに吐出された液滴の一部が、当該ウェルから浮き上がって例えば当該ウェルの周囲のウェル等まで飛散するのを低減することができる。その結果、コンタミネーションを抑制することができる。
【0008】
例えば、本発明の第2の態様に係る液体分注装置では、第1の態様において、前記開口プレートを平面視した場合に、前記開口部の大きさは、前記ウェルの大きさよりも小さく、且つ、前記開口部の輪郭は、前記ウェルの輪郭よりも内側に配置されているように構成してもよい。
【0009】
本態様によれば、開口プレートの開口部の外周部は、ウェルの全周に亘って、当該ウェルの内側に環状且つ庇状に突出するようになるので、コンタミネーションをより効果的に抑制することができる。
【0010】
例えば、本発明の第3の態様に係る液体分注装置では、第1の態様又は第2の態様において、前記開口プレートの前記ウェルプレートに対向する下面は、撥水性を有しているように構成してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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