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公開番号2024088713
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2024060175,2023178451
出願日2024-04-03,2019-06-12
発明の名称薬剤仕分装置、及び、薬剤仕分装置の制御方法
出願人株式会社湯山製作所
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A61J 3/00 20060101AFI20240625BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】薬剤自体を認識し、自動的に仕分ける。
【解決手段】薬剤仕分装置(1)は、薬剤載置台(133a)に載置された薬剤を撮像した画像から当該薬剤の大きさおよび形状を特定し、特定した当該薬剤の大きさおよび形状に紐付けられた振動の大きさおよび単位時間当たりの振動回数で、薬剤載置台を揺動させる旋回機構(133b)を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数種類の薬剤を収容する第1収容部と、
前記薬剤を種類毎に仕分けられた状態で収容する第2収容部と、
前記第1収容部から取出した薬剤を撮像する撮像部と、
前記撮像部によって撮像された画像から抽出した薬剤の特徴に基づき、登録された複数種類の薬剤に関する薬剤データの少なくとも1つを、前記薬剤の種類を特定するための候補データとして特定し、前記撮像部が前記薬剤を再度撮像した画像から抽出した当該薬剤の特徴を、当該候補データと照合することにより、前記薬剤の種類を判別する判別部と、
前記判別部による判別結果に基づき、前記薬剤を種類毎に前記第2収容部へ格納する仕分部と、を備える、薬剤仕分装置。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記判別部は、前記撮像部によって撮像された画像から抽出した薬剤の特徴を、登録された複数種類の薬剤に関する薬剤データと照合した結果、当該特徴との一致度が所定値以上である薬剤データを、前記候補データとして特定する、請求項1に記載の薬剤仕分装置。
【請求項3】
複数種類の薬剤を収容する第1収容部と、
前記薬剤を種類毎に仕分けられた状態で収容する第2収容部と、を備える薬剤仕分装置の制御方法であって、
前記第1収容部から取出した薬剤を撮像する撮像ステップと、
前記撮像ステップによって撮像された画像から抽出した薬剤の特徴に基づき、登録された複数種類の薬剤に関する薬剤データの少なくとも1つを、前記薬剤の種類を特定するための候補データとして特定する特定ステップと、
前記撮像ステップによって前記薬剤を再度撮像した画像から抽出した当該薬剤の特徴を、前記特定ステップにより特定した前記候補データと照合することにより、前記薬剤の種類を判別する判別ステップと、
前記判別ステップによる判別結果に基づき、前記薬剤を種類毎に前記第2収容部へ格納する仕分ステップと、を含む、薬剤仕分装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、薬剤を仕分ける薬剤仕分装置等に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、返品された複数種類の薬剤は、薬剤師または医師の手により種類毎に仕分けられていた。返品される薬剤は、様々な患者に処方される、または処方された調剤後の薬剤である。そのため、1患者単位の処方箋情報に基づいて、調剤機器等に予め薬種単位でまとめられた薬種群(薬剤カセット)から、一服用時期単位毎に、(1種または複数種の)薬剤(錠剤)を取りまとめる(分包する)調剤業務に比べて、複数の患者に処方された薬剤がまとめて返品される薬剤の種類は非常に多い。そのため、返品された薬剤を自動的に仕分けて、再利用することの有用性は高い。なお、一服用時期用に調剤される薬剤は、一般に2~3種類程度であり、多くても10種類程度である。
【0003】
なお、仕分け業務にかかる時間、手間、または仕分け間違い(薬剤カセットへの戻し間違い)による誤投与のリスクを避けるため、返品された薬剤を、そのまま廃棄する薬局または病院(正確には院内薬剤部)も存在している。
【0004】
特許文献1には、返品されたアンプルまたはバイアルを自動的に認識して格納する薬剤仕分装置が開示されている。この薬剤仕分装置は、アンプルまたはバイアルの向き及び姿勢と、アンプルまたはバイアルの性状(例:形状、大きさ、種類及び使用期限)とを認識する。そして、認識されたアンプルまたはバイアルの大きさに応じて格納時に個々のアンプルまたはバイアルに設定される格納領域と、個々のアンプルまたはバイアルの識別情報とを関連付けて、アンプルまたはバイアルを個別に配置し、それによって個別のアンプルまたはバイアルを取り出し可能に格納する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2015/170761号(2015年11月12日公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1での返品対象は、アンプルまたはバイアルであり、錠剤またはカプセル等の、容器等に収容されていない薬剤、または包装等が施されていない薬剤自体ではない。そのため、特許文献1では、このような薬剤(例:錠剤またはカプセル)そのものを識別し、自動的に仕分けることについてまでは想定されていない。
【0007】
また、特許文献1では、複数種類の薬剤に関する薬剤データを管理する薬剤データベース(薬剤マスタ)へのデータ登録に関する処理の詳細は開示されていない。
【0008】
本発明の一態様は、薬剤自体を認識し、自動的に仕分けることが可能な薬剤仕分装置を実現することを目的とする。また、本発明の一態様は、薬剤データの登録の有無に依らず、薬剤を仕分けることが可能な薬剤仕分装置を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係る薬剤仕分装置は、複数種類の薬剤を収容する第1収容部と、前記薬剤を種類毎に仕分けられた状態で収容する第2収容部と、前記第1収容部から取出した薬剤を撮像する撮像部と、前記撮像部によって撮像された画像から抽出した薬剤の特徴に基づき、登録された複数種類の薬剤に関する薬剤データの少なくとも1つを、前記薬剤の種類を特定するための候補データとして特定し、前記撮像部が前記薬剤を再度撮像した画像から抽出した当該薬剤の特徴を、当該候補データと照合することにより、前記薬剤の種類を判別する判別部と、前記判別部による判別結果に基づき、前記薬剤を種類毎に前記第2収容部へ格納する仕分部と、を備える。
【0010】
本発明の一態様に係る薬剤仕分装置の制御方法は、複数種類の薬剤を収容する第1収容部と、前記薬剤を種類毎に仕分けられた状態で収容する第2収容部と、を備える薬剤仕分装置の制御方法であって、前記第1収容部から取出した薬剤を撮像する撮像ステップと、前記撮像ステップによって撮像された画像から抽出した薬剤の特徴に基づき、登録された複数種類の薬剤に関する薬剤データの少なくとも1つを、前記薬剤の種類を特定するための候補データとして特定する特定ステップと、前記撮像ステップによって前記薬剤を再度撮像した画像から抽出した当該薬剤の特徴を、前記特定ステップにより特定した前記候補データと照合することにより、前記薬剤の種類を判別する判別ステップと、前記判別ステップによる判別結果に基づき、前記薬剤を種類毎に前記第2収容部へ格納する仕分ステップと、を含む。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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