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公開番号2024088418
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203561
出願日2022-12-20
発明の名称跳出し架構
出願人株式会社竹中工務店
代理人個人
主分類E04B 1/00 20060101AFI20240625BHJP(建築物)
要約【課題】建築計画に支障が生じ難い跳出し架構を提供する。
【解決手段】建物2の本体架構3の側面に取り付けられる鉄骨造の跳出し架構1を、本体架構側X1の内柱9と、本体架構側X1とは反対側X2の外柱10と、内柱9と外柱10に架設される梁11とを有するラーメン架構部14として構成し、内柱9を、H形鋼にて構成すると共に、ラーメン架構部14の階の中間部分で複数の分割柱部分9Aに分割し、分割柱部分9Aどうしを、ウェブ9Wどうしのボルト接合によってピン接合し、梁11の本体架構側X1の端部に、ベースプレート20を備え、ベースプレート20を、内柱9の本体架構側X1のフランジ9Fと連続する状態で構成されて内柱9の下端部を梁11の本体架構側X1の端部に接続するためのダイアフラム21に兼用する。
【選択図】図4


特許請求の範囲【請求項1】
建物の本体架構の側面に取り付けられる鉄骨造の跳出し架構であって、
本体架構側の内柱と、前記本体架構側とは反対側の外柱と、前記内柱と前記外柱の上端部どうし及び下端部どうしに架設される梁とを有するラーメン架構部として構成され、
前記内柱が、H形鋼にて構成されると共に、前記ラーメン架構部の階の中間部分で複数の分割柱部分に分割され、
前記分割柱部分どうしが、ウェブどうしのボルト接合によってピン接合され、
前記梁の前記本体架構側の端部に、前記本体架構に連結するためのベースプレートを備え、
前記ベースプレートが、前記内柱の本体架構側のフランジと連続する状態で構成されて前記内柱の下端部を前記梁の前記本体架構側の端部に接続するためのダイアフラムに兼用されている跳出し架構。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記ベースプレートは、前記本体架構にピン接合されている請求項1に記載の跳出し架構。
【請求項3】
前記ラーメン架構部は、複数階を有している請求項2に記載の跳出し架構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の本体架構の側面に取り付けられる鉄骨造の跳出し架構に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、建物の本体架構に取り付けられた張出ユニット18(張出し架構)が示されている。この特許文献1の張出ユニット18は、一対の柱24(内柱及び外柱)と一対の梁26(上梁及び下梁)とを有するラーメン架構部として構成された跳出し架構を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-080766号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の跳出し架構では、柱が角形鋼管で構成されているが、柱を上下方向に分割された複数本のH形鋼で構成する場合があり、内柱(本体架構側の柱)を複数本の分割柱部分で構成した場合では、分割柱部分どうしを接合するためのスプライスプレートやボルトが本体架構側に突出するため、内柱を十分に本体架構に近づけられなくなる。
また、梁出し架構を本体架構に接合する場合に、特許文献1のように連結ブラケットを用いて接合することや、柱と梁とが接合される柱梁接合部から本体架構側に延びた梁材を本体架構に接合することが考えられるが、これら連結ブラケットや梁材が存在することによって、内柱を十分に本体架構に近づけられないため、斜線制限等による跳出し長さの制限下にあっては跳出し架構の設計の自由度が低くなる。
【0005】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、内柱を複数の分割柱部分で構成しながら設計の自由度を高めることができる跳出し架構を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1特徴構成は、建物の本体架構の側面に取り付けられる鉄骨造の跳出し架構であって、
本体架構側の内柱と、本体架構側とは反対側の外柱と、前記内柱と前記外柱の上端部どうし及び下端部どうしに架設される梁とを有するラーメン架構部として構成され、
前記内柱が、H形鋼にて構成されると共に、前記ラーメン架構部の階の中間部分で複数の分割柱部分に分割され、
前記分割柱部分どうしが、ウェブどうしのボルト接合によってピン接合され、
前記梁の前記本体架構側の端部に、前記本体架構に連結するためのベースプレートを備え、
前記ベースプレートが、前記内柱の本体架構側のフランジと連続する状態で構成されて前記内柱の下端部を前記梁の前記本体架構側の端部に接続するためのダイアフラムに兼用されている点にある。
【0007】
本構成によれば、上下一対の分割柱どうしをウェブどうしのボルト接合によるピン接合とすることで、内柱から本体架構側にスプライスプレートやボルトを突出させないようにすると共に、跳出し架構の本体架構側に備えたベースプレートを柱のフランジに連続させてダイアフラムと兼用させることで、内柱を本体架構に寄せることができるため、内柱を複数の分割柱部分で構成しながら跳出し架構の設計の自由度を高めることができる。
【0008】
本発明の第2特徴構成は、前記ベースプレートは、前記本体架構にピン接合されている点にある。
【0009】
本構成によれば、ベースプレートと本体架構との接合をピン接合とすることで、この接合部位に曲げモーメントによる応力が発生しなくなるため、本体架構の応力状態を大きく変化させずに設計または改修することが可能となる。
【0010】
本発明の第3特徴構成は、前記ラーメン架構部は、複数階を有している点にある。
(【0011】以降は省略されています)

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