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公開番号2024088370
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203505
出願日2022-12-20
発明の名称センサユニット
出願人株式会社ダイヘン
代理人個人,個人
主分類G01R 1/22 20060101AFI20240625BHJP(測定;試験)
要約【課題】長期間にわたりセンサユニットを電線に設置している状況下において、センサユニットの部材や電線の被覆材等の経年劣化等の影響により、検知部と電線との相対位置を維持できなくなる可能性がある。
【解決手段】センサユニット1は、第一筐体10と第二筐体20との間に電線90を挟み込むようにして電線90に設置されるように構成されている筐体2と、第一筐体10に配置されており電線90に接触するケーブル接触部60と、第二筐体20に配置されており計測を行うための検知部51と、ケーブル接触部60と検知部51との少なくとも1つを他方に向けて付勢するように、ケーブル接触部60と検知部51との少なくとも1つと筐体2との間に配置されている付勢部材69とを備える。比較的長期間にわたり、電線90と検知部51との相対位置を適切に維持することができ、高精度の計測結果が得られる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
電線に常時設置されて当該電線の通電状態に関する計測を行うセンサユニットであって、
第一筐体と第二筐体との２つに分割可能であって、前記第一筐体と前記第二筐体との間に電線を挟み込むようにして前記電線に設置されるように構成されている筐体と、
前記第一筐体に配置されており前記電線に接触するケーブル接触部と、
前記第二筐体に配置されており前記計測を行うための検知部と、
前記ケーブル接触部と前記検知部との少なくとも１つを他方に向けて付勢するように、前記ケーブル接触部と前記検知部との少なくとも１つと前記筐体との間に配置されている付勢部材とを備える、センサユニット。
続きを表示（約 470 文字）【請求項２】
前記ケーブル接触部は、電線が所定の配置位置に位置するようにガイドするガイド面を有し、
前記ガイド面は、前記検知部から離れるにつれて互いの距離が近づくように形成されている２つの面を含む、請求項１に記載のセンサユニット。
【請求項３】
前記ケーブル接触部は、
前記電線に接触する接触ユニットと、
前記接触ユニットを保持する保持ユニットと、
前記保持ユニットに対する前記接触ユニットの前記検知部から離れる方向への変位を規制する変位規制手段とを備える、請求項１又は２に記載のセンサユニット。
【請求項４】
前記保持ユニットは、前記接触ユニットに係合して前記接触ユニットが前記保持ユニットから脱落しないように保持した状態を維持する係合保持部を有する、請求項３に記載のセンサユニット。
【請求項５】
前記ケーブル接触部の前記電線に接触する部位の弾性率は、前記検知部の前記電線に接触する部位の弾性率よりも大きい、請求項１又は２に記載のセンサユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
この発明は、センサユニットに関し、特に、計測対象の電線に設置して当該電線の通電状態に関する計測を行うために用いられるセンサユニットに関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、電線を挟み込むように配置されて、電気的に非接触である状態において当該電線の通電状態を計測するための様々な機器が用いられている
【０００３】
例えば、下記特許文献１には、本体ケースに対してスライド可能なケースをスライドさせて、電線を測定するための磁気回路を構成可能にしたクランプセンサの構造が記載されている。また、下記特許文献２には、サービス運用状態においてケーブルを伝わる伝導性妨害波に関する測定を行うための非接触電圧プローブ装置の構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開平７－３２５１０９号公報
特開平８－１４６０４６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ところで、例えば電線の電圧等の通電状態に関する計測を電気的に非接触である状態で行う場合において、高精度の計測結果が得られるようにするには、電圧検知用の電極等で構成される検知部と電線との相対位置がずれないように配慮する必要がある。
【０００６】
しかしながら、長期間にわたりセンサユニットを電線に設置している状況下においては、センサユニットの部材や電線の被覆材等の経年劣化等の影響により、検知部と電線との相対位置を維持できなくなる可能性がある。
【０００７】
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、比較的長期間にわたり、電線と検知部との相対位置を適切に維持することができ、高精度の計測結果が得られるセンサユニットを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本第一の発明のセンサユニットは、電線に常時設置されて電線の通電状態に関する計測を行うセンサユニットであって、第一筐体と第二筐体との２つに分割可能であって、第一筐体と第二筐体との間に電線を挟み込むようにして電線に設置されるように構成されている筐体と、第一筐体に配置されており電線に接触するケーブル接触部と、第二筐体に配置されており計測を行うための検知部と、ケーブル接触部と検知部との少なくとも１つを他方に向けて付勢するように、ケーブル接触部と検知部との少なくとも１つと筐体との間に配置されている付勢部材とを備える、センサユニットである。
【０００９】
かかる構成により、比較的長期間にわたり、電線と検知部との相対位置を適切に維持することができ、高精度の計測結果を得ることができる。
【００１０】
また、本第二の発明のセンサユニットは、第一の発明に対して、ケーブル接触部は、電線が所定の配置位置に位置するようにガイドするガイド面を有し、ガイド面は、検知部から離れるにつれて互いの距離が近づくように形成されている２つの面を含む、センサユニットである。
（【００１１】以降は省略されています）

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