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公開番号2024088199
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203258
出願日2022-12-20
発明の名称柱脚構造、及び、その柱脚構造における施工方法
出願人株式会社竹中工務店
代理人個人
主分類E04B 1/58 20060101AFI20240625BHJP(建築物)
要約【課題】基礎部上にPCa柱を立設させるに当たり、基礎部の成を大きくすることなく、パンチング破壊を防止しながら、構造の簡素化を図る。
【解決手段】基礎部9上にPCa柱(プレキャスト柱)81を立設させる柱脚構造10において、PCa柱81の柱脚部101が、基礎部9の上下中間部にその柱脚部101の下端面が位置する状態で、基礎部9に埋め込まれ、PCa柱81の柱脚部101の下端面102よりも上方側には、PCa柱81の鉛直荷重を基礎部9に伝達させる支圧面部105が設けられ、その支圧面部105は、PCa柱81における基礎部9への埋め込み部分の外形形状によって形成されている。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
基礎部上にPCa柱(プレキャスト柱)を立設させる柱脚構造において、
前記PCa柱の柱脚部が、前記基礎部の上下中間部にその柱脚部の下端面が位置する状態で、前記基礎部に埋め込まれ、
前記PCa柱の柱脚部の下端面よりも上方側には、前記PCa柱の鉛直荷重を前記基礎部に伝達させる支圧面部が設けられ、
その支圧面部は、前記PCa柱における基礎部への埋め込み部分の外形形状によって形成されている柱脚構造。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記PCa柱における基礎部への埋め込み部分の外形形状として、前記PCa柱における基礎部への埋め込み部分の上下途中部から下面部までを縮径する縮径形状としている請求項1に記載の柱脚構造。
【請求項3】
前記PCa柱の柱脚部における基礎部への埋め込み部分の側面部及び底面部には、前記PCa柱が移動するときに、前記基礎部との間に抵抗力を作用させる抵抗部が設けられている請求項1又は2に記載の柱脚構造。
【請求項4】
請求項1に記載の柱脚構造におけるPCa柱の柱脚部を基礎部に埋め込ませるための施工方法において、
前記基礎部の下方側部位にコンクリートを先行打設して前記基礎部の下方側部位を先行して構築する第1工程と、
前記基礎部の下方側部位におけるコンクリート強度が出た時点でその下方側部位上に前記PCa柱を建て込む第2工程と、
前記基礎部の上方側部位に前記PCa柱の柱脚部を埋設させる状態でコンクリートを打設して、前記基礎部の上方側部位とその上方側部位に連なる連続部位とを後行して構築する第3工程とを行う施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、基礎部上にPCa柱(プレキャスト柱)を立設させる柱脚構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
上記のような柱脚構造として、PCa柱の柱脚部が、基礎部の上下中間部にその柱脚部の下端面が位置する状態で、基礎部に埋め込まれているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この特許文献1に記載の柱脚構造では、基礎部の上面を開口させて柱建込穴を形成し、その柱建込穴にPCa柱の柱脚部を挿入し、柱建込穴とPCa柱の柱脚部との間の隙間に間詰コンクリートを打設することで、基礎部上にPCa柱を立設している。これにより、基礎部側の鉄筋とPCa側の鉄筋とを接続する機械式継手を無くすことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-33470号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の柱脚構造では、PCa柱の鉛直荷重を基礎部に伝達する場合に、基礎部におけるパンチング破壊を防止することが必要となる。しかしながら、PCa柱の柱脚部を基礎部に埋め込んでいるので、その柱脚部の下端面と基礎部の下端部との距離が小さくなる。そのために、基礎部の厚みを大きくしなければならず、それだけ基礎部の成が大きくなり、構造の複雑化を招くものとなる。
【0006】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、基礎部上にPCa柱を立設させるに当たり、基礎部の成を大きくすることなく、パンチング破壊を防止しながら、構造の簡素化を図ることができる柱脚構造を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1特徴構成は、基礎部上にPCa柱(プレキャスト柱)を立設させる柱脚構造において、
前記PCa柱の柱脚部が、前記基礎部の上下中間部にその柱脚部の下端面が位置する状態で、前記基礎部に埋め込まれ、
前記PCa柱の柱脚部の下端面よりも上方側には、前記PCa柱の鉛直荷重を前記基礎部に伝達させる支圧面部が設けられ、
その支圧面部は、前記PCa柱における基礎部への埋め込み部分の外形形状によって形成されている点にある。
【0008】
本構成によれば、PCa柱の柱脚部の下端面よりも上方側には、支圧面部が設けられ、この支圧面部にてPCa柱の鉛直荷重を基礎部に伝達することができるので、特許文献1に記載の柱脚構造と比較して、基礎部の厚みを大きくしなくても、基礎部におけるパンチング破壊を防止することができる。
【0009】
しかも、支圧面部は、基礎部に埋め込まれるPCa柱の埋め込み部分の外形形状によって形成されているので、柱脚構造として支圧面部を形成するためにコンクリート量を増大させることなく、外形形状を変更するという簡易な構造によって、支圧面部を形成することができる。よって、基礎部上にPCa柱を立設させるに当たり、基礎部の成を大きくすることなく、基礎部におけるパンチング破壊を防止しながら、構造の簡素化を図ることができる。
【0010】
本発明の第2特徴構成は、前記PCa柱における基礎部への埋め込み部分の外形形状として、前記PCa柱における基礎部への埋め込み部分の上下途中部から下面部までを縮径する縮径形状としている点にある。
(【0011】以降は省略されています)

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