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公開番号2024087912
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022202818
出願日2022-12-20
発明の名称検査装置
出願人ニデックインスツルメンツ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01R 31/00 20060101AFI20240625BHJP(測定;試験)
要約【課題】検査対象物におけるフレキシブルプリント基板の仕様変更への対応が容易な検査装置を提供する。
【解決手段】検査装置1は、基板101に接続されるフレキシブルプリント基板の先端に被給電部115を設けた表示パネルを点灯検査する。検査装置1は、検査用給電部61およびカメラ62を備える検査ユニット6を装置本体10の検査ユニット取付部11に着脱可能に固定して、表示パネルのタイプ毎に検査ユニット6を交換して検査を行う。装置本体10は、検査ユニット取付部11をθ軸回りに傾ける第1角度調整機構7と、第1角度調整機構7をX軸回りに90°傾けることにより第1角度調整機構7のθ軸の向きを変更する第2角度調整機構8と、検査ユニット取付部11、第1角度調整機構7、および第2角度調整機構8をX軸方向、Y軸方向、およびZ軸方向に移動させる位置調整機構9を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、一端が前記基板に接続され他端に被給電部が設けられたフレキシブルプリント基板と、を有する検査対象物を検査する検査装置であって、
検査用給電部およびカメラを備える検査ユニットと、
前記検査ユニットが着脱可能に固定される検査ユニット取付部を備える装置本体と、を有し、
前記装置本体は、
前記検査対象物を検査位置に搬送する搬送機構と、
前記検査ユニット取付部を傾ける第1角度調整機構と、
Z軸に沿う方向をZ軸方向とし、前記Z軸と交差するY軸に沿うY軸方向を前記搬送機構の搬送方向とし、前記Z軸と交差し且つ前記Y軸と交差するX軸に沿う方向をX軸方向とする場合に、前記第1角度調整機構を、前記Y軸回りの第1回転方向の角度調整が可能な第1位置、および、前記第1位置から前記X軸回りに90°傾いており前記Z軸回りの第2回転方向の角度調整が可能な第2位置に移動させる第2角度調整機構と、
前記検査ユニット取付部、前記第1角度調整機構、および前記第2角度調整機構を前記X軸方向、前記Y軸方向、および前記Z軸方向に移動させる位置調整機構と、を備えることを特徴とする検査装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記検査ユニットを制御して前記カメラにより前記検査位置に搬送された前記検査対象物を撮影し、前記カメラの撮影画像に基づいて前記位置調整機構および前記第1角度調整機構を制御して、前記検査位置に搬送された前記検査対象物の前記被給電部と前記検査用給電部とが接続される位置に前記検査ユニットを移動させる制御部を備えることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
前記Z軸方向は、鉛直方向であることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項4】
前記第1角度調整機構は、前記検査ユニット取付部が固定される第1の可動部と、前記第1の可動部を回転可能に支持する第1の支持部を備え、
前記第2角度調整機構は、前記第1の支持部が固定される第2の可動部と、前記第2の可動部を前記第1の可動部の回転方向と交差する方向に回転可能に支持する第2の支持部と、前記第2の可動部を駆動するアクチュエータと、を備え、
前記アクチュエータは、前記第2の支持部に配置されるシリンダであり、
前記シリンダのロッドが前記第2の可動部に連結されることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項5】
前記検査ユニット取付部は、前記検査ユニットとして、第1検査ユニット、第2検査ユニット、および第3検査ユニットのいずれかを選択的に取り付け可能であり、
前記第1検査ユニットは、前記第1位置に移動した前記第1角度調整機構に前記検査ユニット取付部を介して取り付けたときに、前記カメラおよび前記検査用給電部が前記Y軸方向を向くように配置されており、
前記第2検査ユニットは、前記第2位置に移動した前記第1角度調整機構に前記検査ユニット取付部を介して取り付けたときに、前記カメラおよび前記検査用給電部が前記Z軸方向の一方側を向くように配置されており、
前記第3検査ユニットは、前記第2位置に移動した前記第1角度調整機構に前記検査ユニット取付部を介して取り付けたときに、前記カメラおよび前記検査用給電部が前記Z軸方向の他方側を向くように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項6】
前記検査ユニット取付部は、前記検査ユニットとして、前記第1検査ユニット、前記第2検査ユニット、前記第3検査ユニット、および第4検査ユニットのいずれかを選択的に
取り付け可能であり、
前記第3検査ユニットと前記第4検査ユニットは、前記検査用給電部の前記Z軸方向と交差する方向の配置が異なることを特徴とする請求項5に記載の検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、検査対象物を検査する検査装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1、2には、検査対象物に通電して点灯状態を検査する検査装置が記載される。特許文献1では、検査対象物は液晶表示パネルである。特許文献1の検査装置は、検査台と、検査台に固定された信号供給ユニットを備える。検査台に載置された検査対象物に信号供給ユニットの端子コネクタを装着して液晶駆動信号を入力し、点灯状態を検査する。
【0003】
特許文献2の検査装置は、検査対象物がフレキシブルプリント基板を備えており、フレキシブルプリント基板の被給電部に検査用給電部を接触させ、検査対象物に給電して点灯状態を検査する。フレキシブルプリント基板は、検査装置に設けられた吸着ヘッドに吸着されて鉛直方向に延ばされ、被給電部を検査用給電部に向けた位置に保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-272305号公報
特開2021-144157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
フレキシブルプリント基板に被給電部が設けられた検査対象物は、製品仕様の変更により、フレキシブルプリント基板の形状や引き出し方向、被給電部の位置などが変わることがある。また、同一表示パネルでも生産工程位置の違いでフレキシブルプリント基板の引き出し方向が変わる。その場合、検査装置の側で、検査用給電部の位置や向きが変更後の検査対象物の仕様に対応していなければ、検査を行うことができない。従来は、検査対象物の仕様毎に、専用の検査装置を設計していた。そのため、検査対象物の仕様変更に柔軟に対応できないという問題がある。
【0006】
特許文献2の検査装置は、フレキシブルプリント基板の仕様が異なる2種類の検査対象物を検査するため、異なる位置に配置される2つの吸着ヘッドを備える。従って、同一の装置で2種類の仕様に対応できるものの、吸着ヘッドの数を増やして対応できる仕様の数を増やしているため、新たな仕様に対応するためには、吸着ヘッドを更に増やした新たな装置を設計しなければばらない。また、検査用給電部の位置は変更できず、1方向からの給電にしか対応できないため、被給電部への接続方向が変わる場合には、装置を設計し直さなければならない。
【0007】
本発明の課題は、上記の課題を解決するため、検査対象物におけるフレキシブルプリント基板の仕様変更への対応が容易な検査装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明は、基板と、一端が前記基板に接続され他端に被給電部が設けられたフレキシブルプリント基板と、を有する検査対象物を検査する検査装置であって、検査用給電部およびカメラを備える検査ユニットと、前記検査ユニットが着脱可能に固定される検査ユニット取付部を備える装置本体と、を有し、前記装置本体は、前記検査対象物を検査位置に搬送する搬送機構と、前記検査ユニット取付部を傾ける第1
角度調整機構と、Z軸に沿う方向をZ軸方向とし、前記Z軸と交差するY軸に沿うY軸方向を前記搬送機構の搬送方向とし、前記Z軸と交差し且つ前記Y軸と交差するX軸に沿う方向をX軸方向とする場合に、前記第1角度調整機構を、前記Y軸回りの第1回転方向の角度調整が可能な第1位置、および、前記第1位置から前記X軸回りに90°傾いており前記Z軸回りの第2回転方向の角度調整が可能な第2位置に移動させる第2角度調整機構と、前記検査ユニット取付部、前記第1角度調整機構、および前記第2角度調整機構を前記X軸方向、前記Y軸方向、および前記Z軸方向に移動させる位置調整機構と、を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、装置本体に取り付けた検査ユニットは、互いに直交するX軸方向、Y軸方向、Z軸方向の位置調整と、Z軸あるいはY軸と一致するθ軸回りの角度調整の4軸での位置調整および角度調整が可能である。また、検査ユニット自体の向きを90°傾けることができるため、直交する2方向のどちらの方向からでも検査が可能であり、角度調整のθ軸の向きを変更可能である。さらに、検査用給電部およびカメラがユニット化されており装置本体に着脱可能であるため、検査用給電部およびカメラの配置や向きをユニット交換により変更できる。従って、検査対象物におけるフレキシブルプリント基板の仕様変更への対応が容易であり、フレキシブルプリント基板の形状や引き出し方向、あるいは、被給電部の向きや配置、種類やサイズが変わったとしても、装置本体はそのまま使用でき、最小限のユニット交換のみで対応できる。
【0010】
本発明において、前記検査ユニットを制御して前記カメラにより前記検査位置に搬送された前記検査対象物を撮影し、前記カメラの撮影画像に基づいて前記位置調整機構および前記第1角度調整機構を制御して、前記検査位置に搬送された前記検査対象物の前記被給電部と前記検査用給電部とが接続される位置に前記検査ユニットを移動させる制御部を備えることが好ましい。このようにすると、自動で検査を行うことができる。また、本発明では、カメラが検査用給電部と共に検査ユニットに搭載されており、検査用給電部とカメラの位置関係が固定されている。従って、自動で検査を行う際、カメラで撮影した撮影画像に基づいて検査用給電部を被給電部まで移動させる際の位置制御を精度良く行うことができる。また、検査ユニットの交換時に、検査用給電部とカメラの位置関係を精度良く合わせる作業が不要である。従って、検査ユニットの交換作業が容易であり、検査対象物の仕様変更に対応する際の負荷が少ない。
(【0011】以降は省略されています)

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