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公開番号2024087889
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022202784
出願日2022-12-20
発明の名称仮設構造物における楔緊結用金具
出願人アルインコ株式会社,株式会社杉孝グループホールディングス
代理人個人
主分類E04G 7/22 20060101AFI20240625BHJP(建築物)
要約【課題】仮設構造物における円管製の支柱に取付けることにより、該支柱に対する連結部材を楔により緊結させるための楔緊結用金具を提供する。
【解決手段】それぞれ楔結合手段(25a)を設けた第1アーム(25A)と第2アーム(25B)により支柱の円周面を挟持した状態で、一方のアームの端部は、締結ボルト(31)を回動自在かつ前記円周面の接線方向にのみ移動自在に保持するボルト保持部(29)を固設し、他方のアームの端部は、前記締結ボルトの軸部を螺入させるネジ孔(32)を備えたナット構成部(30)を固設しており、前記ボルト保持部(29)は、前記締結ボルトの軸部(31a)の先端側の軸部を挿通させる第1軸支部(33)と、基端側の軸部を挿通させる第2軸支部(34)の間に空間部(35)を形成しており、前記締結ボルト(31)の軸部(31a)は、前記空間部の内部において抜け止め手段(36)を設けている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
仮設構造物における円管製の支柱に取付けることにより該支柱に対する連結部材を楔により緊結させる金具であり、
それぞれ楔結合手段(25a)を設けた第1アーム(25A)と第2アーム(25B)を支柱の円周面を挟んで開閉方向に回動自在に枢結し、両アームを閉方向に回動して支柱の円周面を挟持した状態で相互に対向する両アームの端部をボルト及びナットで締結することにより、支柱の円周面にクランプ結合する構成において、
支柱の円周面を挟持した状態で、一方のアームの端部は、締結ボルト(31)を回動自在かつ前記円周面の接線方向にのみ移動自在に保持するボルト保持部(29)を固設し、他方のアームの端部は、接線方向に前進移動させた前記締結ボルトの軸部を螺入させるネジ孔(32)を備えたナット構成部(30)を固設しており、
前記ボルト保持部(29)は、前記締結ボルトの軸部(31a)のうち、先端側の軸部を挿通させる第1軸支部(33)と、基端側の軸部を挿通させる第2軸支部(34)を前記接線方向に離間して並設することにより、両軸支部の間に空間部(35)を形成し、
前記締結ボルト(31)の軸部(31a)は、前記空間部の内部において抜け止め手段(36)を設けており、前記抜け止め手段は、前記接線方向の前進移動に関して、先端側の軸部が第1軸支部(33)から突出することは許すが、後退移動に関して、前記ボルト保持部(29)から脱出することを阻止するように構成して成ることを特徴とする仮設構造物における楔緊結用金具。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記抜け止め手段(36)は、締結ボルト(31)の軸部(31a)の外周に突設されており、前記接線方向の後退移動に関して、前記空間部(35)の内部において第2軸支部(34)に当接することにより、軸部(31a)の先端部が第1軸支部(33)から空間部の内部に脱出せず第1軸支部の内部に止まった状態で、締結ボルト(31)の後退移動を阻止するように構成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の仮設構造物における楔緊結用金具。
【請求項3】
前記第1アーム(25A)及び第2アーム(25B)は、それぞれが金属により一体に鋳造成形され、支柱の円周面に沿わされる円弧縁部(28)を形成すると共に、前記ボルト保持部(29)とナット構成部(30)を一体に形成しており、
前記ボルト保持部(29)とナット構成部(30)の少なくとも一方は、前記円弧縁部と連続して支柱の円周面に沿わされる円弧面(37a,38a)を形成すると共に、該円弧面を前記アームの厚さを越えて上下方向の少なくとも一方向に延長させることにより延長支持面を形成して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の仮設構造物における楔緊結用金具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、仮設構造物における円管製の支柱に取付けることにより、該支柱に対する連結部材を楔により緊結させるための楔緊結用金具に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
仮設構造物、例えば、仮設足場は、支柱に対して、種々の連結部材を連結することにより構築されている。例えば、支柱の間に設けられる水平材や、横架材や、ブラケットや、補強材等は、楔緊結手段を介して、支柱に連結される。
【0003】
この際、楔緊結手段は、例えば、フランジ式楔緊結手段の場合、支柱に固設された楔孔付きのフランジにより構成された楔緊結用金具と、連結材の端部に固設された楔片付きの支持金具により構成されており、支持金具によりフランジを保持した状態で、ハンマー等で楔片を楔孔に打ち込むことにより、相互に強固な緊結状態が形成される。
【0004】
このように、楔緊結手段は、ハンマー等だけで緊結と解体の作業が可能であり、しかも、緊結による強固な連結状態を形成することができるので、仮設構造物において、汎用されている。
【0005】
ところが、例えば、フランジ式楔緊結手段の場合、楔孔付きのフランジから成る楔緊結用金具は、溶接等により、予め支柱の軸方向に所定間隔で固設されている。フランジ式と異なるポケット金具を固設した楔緊結手段においても、同様である。
【0006】
このため、仮設構造物の構築現場において、何らかの連結部材を支柱に連結しようとするときに、支柱のその位置に楔緊結用金具が設けられていない事態となることがある。つまり、支柱の任意の位置に連結部材を連結することができない問題がある。
【0007】
そこで、この点の問題を解決するため、支柱の任意の位置に着脱自在に取付け可能とした楔緊結用金具が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2001-164744号公報
特開2016-156242号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
図10及び図11は、従来の楔緊結用金具を示しており、円管製の支柱1の任意の位置に着脱自在に取付け可能とした楔緊結用金具2が提供されている。
【0010】
楔緊結用金具2は、それぞれ楔孔から成る楔結合手段3を設けた第1アーム4Aと第2アーム4Bを有しており、支柱1の円周面を挟んで開閉方向に回動自在となるように両アームの基端部をボルト等の枢軸5により枢結している。
(【0011】以降は省略されています)

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