TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024087587
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202485
出願日2022-12-19
発明の名称コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/42 20060101AFI20240624BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コネクタの成形性を確保しつつランスの過度撓みを抑える。
【解決手段】コネクタ10は、第2ハウジング22を備えている。第2ハウジング22は、第1ハウジング18に係止して第2ハウジング22と第1ハウジング18との嵌合状態を維持するロックアーム51と、雌端子Fに係止して、第2端子収容部47に収容された雌端子Fを抜け止めする第2ランス48と、を有している。第2ハウジング22は、第2ランス48の弾性変形を許容するランス撓み空間S2と、ロックアーム51の弾性変形を許容するアーム撓み空間S1と、を共有している。ロックアーム51のアーム撓み空間S1に臨む面に、弾性変形する第2ランス48が接触可能な突部51Gを突設させている。ロックアーム51は、アーム撓み空間S1に臨む面と反対側の面に、ロック突起51Bを突設させ、嵌合方向において、ロック突起51Bと突部51Gとは、位置ずれして配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
端子金具を収容するキャビティを有するハウジングを備え、
前記ハウジングは、
弾性変形可能であり、相手側ハウジングに係止して前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの嵌合状態を維持するロックアームと、
弾性変形可能であり、前記端子金具に係止して、前記キャビティに収容された前記端子金具を抜け止めするランスと、
を有し、
前記ハウジングは、
前記ランスの弾性変形を許容するランス撓み空間と、前記ロックアームの弾性変形を許容するアーム撓み空間と、を共有しており、
前記ロックアームは、前記アーム撓み空間に臨む面に、弾性変形する前記ランスが接触可能な突部を突設させており、
前記ロックアームは、前記アーム撓み空間に臨む面と反対側の面に、前記相手側ハウジングに係止するロック突起を突設させており、前記相手側ハウジングとの嵌合方向において、前記ロック突起と前記突部とは、位置ずれして配置されている、コネクタ。
続きを表示(約 76 文字)【請求項2】
前記嵌合方向に交差する幅方向において、前記突部は、先端に向けて幅が狭まるように形成されている、請求項1に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されたコネクタは、キャビティを挟みキャビティの上方に相手ハウジングに係止するロック部が配置され、キャビティの下方にキャビティに挿入された端子金具を抜け止めするランスが配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-129297号公報
特開2011-3363号公報
実開平7-34569号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のようにロック部とランスを配置すると、各々が撓んだ際に進入する空間を個別に設けなければならず、コネクタの高さが大きくなりがちである。このため、特許文献2のように、ロック部とランスとをキャビティの上方に配置することによって、各々が撓む空間を共有させることで、コネクタの高さを抑えることが可能となる。また、特許文献3のように、ランスの先端部に補強凸部を設けることによって、ランスの過度撓みを防止することができる。しかし、ランスの先端部に補強凸部を設けると、ランスの先端部の成形性が悪化するおそれがある。
【0005】
本開示のコネクタは、成形性を確保しつつランスの過度撓みを抑えることが可能なコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、
端子金具を収容するキャビティを有するハウジングを備え、
前記ハウジングは、
弾性変形可能であり、相手側ハウジングに係止して前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの嵌合状態を維持するロックアームと、
弾性変形可能であり、前記端子金具に係止して、前記キャビティに収容された前記端子金具を抜け止めするランスと、
を有し、
前記ハウジングは、
前記ランスの弾性変形を許容するランス撓み空間と、前記ロックアームの弾性変形を許容するアーム撓み空間と、を共有しており、
前記ロックアームは、前記アーム撓み空間に臨む面に、弾性変形する前記ランスが接触可能な突部を突設させており、
前記ロックアームは、前記アーム撓み空間に臨む面と反対側の面に、前記相手側ハウジングに係止するロック突起を突設させており、前記相手側ハウジングとの嵌合方向において、前記ロック突起と前記突部とは、位置ずれして配置されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、コネクタの成形性を確保しつつランスの過度撓みを抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1のコネクタの側断面図である。
図2は、ロック部とロックアームとが係止した状態を拡大して示す部分拡大側断面図である。
図3は、図1におけるA-A断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)端子金具を収容するキャビティを有するハウジングを備えている。ハウジングは、弾性変形可能であり、相手側ハウジングに係止してハウジングと相手側ハウジングとの嵌合状態を保持するロックアームと、弾性変形可能であり、端子金具に係止して、キャビティに収容された端子金具を抜け止めするランスと、を有している。ハウジングは、ランスの弾性変形を許容するランス撓み空間と、ロックアームの弾性変形を許容するアーム撓み空間と、を共有している。ロックアームは、アーム撓み空間に臨む面に、弾性変形するランスに接触可能な突部を突設させている。ロックアームは、アーム撓み空間に臨む面と反対側の面に、相手側ハウジングに係止するロック突起を突設させており、相手側ハウジングとの嵌合方向において、ロック突起と突部とは、位置ずれして配置されている。この構成によれば、突部によってランスの過度撓みを防止することができる。これとともに、突部がロック突起と嵌合方向に位置ずれして配置されているので、突部がロック突起と嵌合方向に重なる場合に比べハウジングが局所的に厚肉にならずに済み、成形性に優れる。
【0010】
(2)嵌合方向に交差する幅方向において、突部は、先端に向けて幅が狭まるように形成されていることが好ましい。この構成によれば、突部の成形性に優れる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

住友電装株式会社
コネクタ
18日前
住友電装株式会社
コネクタ
1日前
住友電装株式会社
コネクタ
11日前
住友電装株式会社
コネクタ
19日前
住友電装株式会社
コネクタ
1日前
住友電装株式会社
コネクタ
22日前
住友電装株式会社
コネクタ
26日前
住友電装株式会社
コネクタ
26日前
住友電装株式会社
コネクタ
7日前
住友電装株式会社
コネクタ
29日前
住友電装株式会社
コネクタ
1か月前
住友電装株式会社
コネクタ
1か月前
住友電装株式会社
端子金具
1か月前
住友電装株式会社
コネクタ
7日前
住友電装株式会社
コネクタ装置
26日前
住友電装株式会社
電線固定部材
28日前
住友電装株式会社
充電コネクタ
22日前
住友電装株式会社
中継コネクタ
1か月前
住友電装株式会社
コネクタ装置
1日前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス
今日
住友電装株式会社
ワイヤハーネス
1日前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス
29日前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス
28日前
住友電装株式会社
レバー式コネクタ
22日前
住友電装株式会社
コネクタアセンブリ
25日前
住友電装株式会社
充電インレット組立体
1か月前
住友電装株式会社
基板用コネクタ及び電気機器
1日前
住友電装株式会社
機器用コネクタ及び電気機器
1日前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス、及びプロテクタ
今日
住友電装株式会社
ワイヤハーネス、及びプロテクタ
今日
住友電装株式会社
電線固定部材およびワイヤハーネス
28日前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス、及びコルゲートチューブ保護部材
18日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
7日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
7日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
コネクタ
7日前
株式会社オートネットワーク技術研究所
配線部材
4日前
続きを見る