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公開番号2024132421
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2023043172
出願日2023-03-17
発明の名称ワイヤハーネス、及びプロテクタ
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/04 20060101AFI20240920BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】コネクタの後端部に電線から大きな力が加わることを抑制可能としたワイヤハーネスを提供すること。
【解決手段】ワイヤハーネス11は、コネクタ付き電線12とプロテクタ13とを備える。プロテクタ13は、第1カバー21と結束バンド23とを有する。第1カバー21は、第1取付部24から後方向X1に延びる第1後延部25と、電線15の湾曲している部位の外径側と接触するように延びる第1湾曲部26とを有し、結束バンド23は、電線15がコネクタ14から後方向X1に延びるように、第1後延部25と電線15とを結束する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
コネクタと前記コネクタから後方向に導出された電線とを有するコネクタ付き電線と、
前記コネクタに取り付けられる取付部と前記電線に接触することで該電線を前記後方向と異なる引き出し方向に向かうように湾曲させる湾曲部とを有するプロテクタと、を備え、
前記プロテクタは、第1カバーと結束バンドとを有し、
前記第1カバーは、前記取付部の少なくとも一部を構成する第1取付部と、前記第1取付部から前記後方向に延びる第1後延部と、前記第1後延部から前記電線の湾曲している部位の外径側と接触するように延びて前記湾曲部の少なくとも一部を構成する第1湾曲部とを有し、
前記結束バンドは、前記電線が前記コネクタから前記後方向に延びるように、前記第1後延部と前記電線とを結束する、
ワイヤハーネス。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記プロテクタは、第2カバーを有し、
前記第2カバーは、前記取付部の一部を構成する第2取付部と、前記第2取付部から前記後方向に延びて前記第1後延部と共に前記電線が前記コネクタから前記後方向に延びるように前記電線の経路を規制する第2後延部と、前記第2後延部から前記電線の湾曲している部位の内径側に沿って延びて前記湾曲部の一部を構成する第2湾曲部とを有する、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記第1カバーは、前記結束バンドを通すためのバンド用孔を有する、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記電線は複数並設され、
前記結束バンドは、前記電線毎に設けられている、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
前記電線は複数並設され、
前記結束バンドは、前記複数の電線に対して1つ設けられるとともに、1つで前記複数の電線と前記第1後延部とを結束する、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項6】
前記コネクタは、前記電線の端部を収容するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングの後端部で前記コネクタハウジングと前記電線との間に介在される止水ゴムとを有する、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項7】
コネクタと前記コネクタから後方向に導出された電線とを有するコネクタ付き電線における前記コネクタに取り付けられる取付部と前記電線に接触することで該電線を前記後方向と異なる引き出し方向に向かうように湾曲させる湾曲部とを有するプロテクタであって、
第1カバーと結束バンドとを有し、
前記第1カバーは、前記取付部の少なくとも一部を構成する第1取付部と、前記第1取付部から前記後方向に延びる第1後延部と、前記第1後延部から前記電線の湾曲している部位の外径側と接触するように延びて前記湾曲部の少なくとも一部を構成する第1湾曲部とを有し、
前記結束バンドは、前記電線が前記コネクタから前記後方向に延びるように前記第1後延部と前記電線とを結束する、
プロテクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤハーネス、及びプロテクタに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ワイヤハーネスとしては、コネクタ付き電線と、プロテクタとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。コネクタ付き電線は、コネクタとコネクタから後方向に導出された電線とを有する。プロテクタは、コネクタに取り付けられる取付部と電線に接触することで該電線を後方向と異なる引き出し方向に向かうように湾曲させる湾曲部とを有する。プロテクタは、コネクタの後方で電線が急激に曲げられることを抑制可能とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-210966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のようなワイヤハーネスでは、コネクタの後端部とプロテクタとの間に大きな空間が有るため、電線がコネクタの後端部から後方向の斜め方向に延びることが許容されていた。よって、特に電線が高電圧用の太物である場合など、コネクタの後端部に電線から大きな力が加わってしまう虞があった。このことは、例えば、コネクタのコネクタハウジングと電線との間に介在される止水ゴムを変形させる原因となり、ひいてはコネクタの止水性を悪化させる原因となる。
【0005】
本開示の目的は、コネクタの後端部に電線から大きな力が加わることを抑制可能としたワイヤハーネス、及びプロテクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のワイヤハーネスは、コネクタと前記コネクタから後方向に導出された電線とを有するコネクタ付き電線と、前記コネクタに取り付けられる取付部と前記電線に接触することで該電線を前記後方向と異なる引き出し方向に向かうように湾曲させる湾曲部とを有するプロテクタと、を備え、前記プロテクタは、第1カバーと結束バンドとを有し、前記第1カバーは、前記取付部の少なくとも一部を構成する第1取付部と、前記第1取付部から前記後方向に延びる第1後延部と、前記第1後延部から前記電線の湾曲している部位の外径側と接触するように延びて前記湾曲部の少なくとも一部を構成する第1湾曲部とを有し、前記結束バンドは、前記電線が前記コネクタから前記後方向に延びるように、前記第1後延部と前記電線とを結束する。
【発明の効果】
【0007】
本開示のワイヤハーネス、及びプロテクタによれば、コネクタの後端部に電線から大きな力が加わることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態におけるワイヤハーネスの斜視図である。
図2は、一実施形態におけるワイヤハーネスの分解斜視図である。
図3は、図1の3-3線に沿った断面図である。
図4は、図1の4-4線に沿った断面図である。
図5は、一実施形態におけるワイヤハーネスの一部分解斜視図である。
図6は、別例におけるワイヤハーネスの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]コネクタと前記コネクタから後方向に導出された電線とを有するコネクタ付き電線と、前記コネクタに取り付けられる取付部と前記電線に接触することで該電線を前記後方向と異なる引き出し方向に向かうように湾曲させる湾曲部とを有するプロテクタと、を備え、前記プロテクタは、第1カバーと結束バンドとを有し、前記第1カバーは、前記取付部の少なくとも一部を構成する第1取付部と、前記第1取付部から前記後方向に延びる第1後延部と、前記第1後延部から前記電線の湾曲している部位の外径側と接触するように延びて前記湾曲部の少なくとも一部を構成する第1湾曲部とを有し、前記結束バンドは、前記電線が前記コネクタから前記後方向に延びるように、前記第1後延部と前記電線とを結束する。
【0010】
同構成によれば、結束バンドによって、電線がコネクタから後方向に延びるように、第1後延部と電線とが結束される。よって、電線をがたつきなくコネクタから後方向に向かわせることができる。よって、コネクタの後端部に電線から大きな力が加わってしまうことを良好に抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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