TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024087452
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202280
出願日2022-12-19
発明の名称運転者監視装置および監視プログラム
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類G08G 1/16 20060101AFI20240624BHJP(信号)
要約【課題】様々な状況について運転者の適切な監視を可能にすると共に、画像等のデータを処理する処理装置の処理の負荷を低減すること。
【解決手段】車両の運転者やその周辺を撮像するカメラ1と、撮像範囲が狭く運転者の顔の特徴を撮像するカメラ2と、これらの撮像タイミングを制御する制御部と、取得した画像から、運転者が運転と無関係な動作を行っているか否かを判定する判定部とを含む。判定部は、カメラ1からの入力を停止した状態で、カメラ2から入力された画像に基づき運転者の脇見を検出した場合には、カメラ1の画像の取得を開始し、カメラ1の画像に検出対象物又は検出対象となる運転者の姿勢が含まれているか否かを判定する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両の運転者およびその周辺を撮像可能な第1の撮像部と、
前記第1の撮像部よりも撮像範囲が狭く前記運転者の顔に現れる特徴を撮像可能な第2の撮像部と、
前記第1の撮像部および前記第2の撮像部の撮像タイミングを制御する制御部と、
前記第1の撮像部および前記第2の撮像部から取得した画像から、前記運転者が運転操作と無関係な動作を行っているか否かを判定する判定部と、
を備え、前記判定部は、前記第1の撮像部からの入力を停止した状態で、前記第2の撮像部から入力された画像に基づき運転者が脇見をしていることを検出した場合には、前記制御部を制御して前記第1の撮像部からの画像の取得を開始し、前記第1の撮像部から取得した画像に検出対象物又は検出対象となる運転者の姿勢が含まれているか否かを判定する、
運転者監視装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記判定部は、前記第1の撮像部の撮像した画像に基づいて、運転者近傍の領域に存在する携帯端末を検出する、
請求項1に記載の運転者監視装置。
【請求項3】
前記判定部は、前記第2の撮像部の撮像した画像に基づいて、運転者の顔の向きおよび視線の方向の少なくとも一方を検出する、
請求項1に記載の運転者監視装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記第2の撮像部の撮像した画像に基づいて、運転者の顔の向きおよび視線の方向の少なくとも一方を検出すると共に、検出した顔の向き又は視線の方向が一定時間以上脇見の条件の範囲内であった場合に脇見と判定する、
請求項1に記載の運転者監視装置。
【請求項5】
車両の運転者およびその周辺を撮像可能な第1の撮像部と、前記第1の撮像部よりも撮像範囲が狭く前記運転者の顔に現れる特徴を撮像可能な第2の撮像部と、前記第1の撮像部および前記第2の撮像部の撮像タイミングを制御する制御部と、前記第1の撮像部および前記第2の撮像部から取得した画像から、前記運転者が運転操作と無関係な動作を行っているか否かを判定する判定部とを含む監視装置のコンピュータが実行可能な監視プログラムであって、
前記第2の撮像部から入力された第2画像に基づき運転者が脇見をしていることを検出する手順と、
前記第1の撮像部からの入力を停止した状態で、前記第2画像に基づき運転者が脇見をしていることを検出した時に、前記第1の撮像部からの第1画像の取得を開始して、前記第1画像に検出対象物又は検出対象となる運転者の姿勢が含まれているか否かを判定する手順と、
を有する監視プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、運転者監視装置および監視プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年では、例えば道路交通法の改正に伴って、車両の運転者に新たな義務が科されたり、車両に搭載しなければならない新たな装置が増える状況にある。例えば、車両の自動運転中は運転者に安全運転義務が科されるため、車両上のシステムが運転者の運転状況を正しく把握して運転者の安全運転を支援したり、安全運転の実際の状況を正しく記録する必要性が高まる。
【0003】
例えば、特許文献1は、カメラの撮像範囲外の危険運転要素を検知可能とする運転者モニタ装置を開示している。具体的には、運転者の顔部の輝度分布から顔の向きなどを判断してわき見運転などを検出したり、瞳部の位置や瞳部の動きなどからわき見運転や居眠り運転等を判断することを示している。また、顔部の瞳や眼鏡部(メガネ)に映り込んだスマートフォンなどを検知することを示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-43637号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
運転中の運転者の状況を車載システムがモニタリングする場合には、基本的な機能として居眠り運転、わき見運転、異常な姿勢などを検知可能であることが必要とされる。したがって、車載システムは運転者の目や顔の細部まで情報をしっかりと把握する必要がある。また、例えば運転者がスマートフォンを操作しながらのながら運転を行っている場合のような危険な運転状況を検出する機能も車載システムに必要とされる。
【0006】
しかしながら、上記のような機能を実現するためには、実際の運転状況とは無関係に、運転席に着座している運転者の体を含む広い範囲を死角が発生し難い場所から解像度の高いカメラで常時撮影すると共に、撮影した画像を常時データ処理して細部まで状態を監視しなければならない。そのため、画像データの処理などを実施する処理装置の負荷が大きくなり、消費電力の増大や発熱量の増大が懸念される。
【0007】
また、処理装置の負荷が大きくなるため、処理装置のリソースの大部分を常時消費する状態になり、運転者を監視する以外の別の用途では処理装置のリソースを使えない状況が想定される。したがって、既存の処理装置に新たな機能を追加するような設計変更も困難になる。
【0008】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、様々な状況について運転者の適切な監視を可能にすると共に、画像等のデータを処理する処理装置の負荷を低減することが可能な運転者監視装置および監視プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
【0010】
車両の運転者およびその周辺を撮像可能な第1の撮像部と、
前記第1の撮像部よりも撮像範囲が狭く前記運転者の顔に現れる特徴を撮像可能な第2の撮像部と、
前記第1の撮像部および前記第2の撮像部の撮像タイミングを制御する制御部と、
前記第1の撮像部および前記第2の撮像部から取得した画像から、少なくとも前記運転者が運転操作と無関係な動作を行っているか否かを判定する判定部と、
を備え、前記判定部は、前記第1の撮像部からの入力を停止した状態で、前記第2の撮像部から入力された画像に基づき運転者が脇見をしていることを検出した場合には、前記制御部を制御して前記第1の撮像部からの画像の取得を開始し、前記第1の撮像部から取得した画像に検出対象物又は検出対象となる運転者の姿勢が含まれているか否かを判定する、
運転者監視装置。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

矢崎総業株式会社
雌端子
5日前
矢崎総業株式会社
端子台
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2日前
矢崎総業株式会社
扁平電線
11日前
矢崎総業株式会社
絶縁電線
5日前
矢崎総業株式会社
接続構造
6日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
6日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
9日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
9日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
11日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
5日前
矢崎総業株式会社
電源装置
2日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
12日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
25日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
5日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
12日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
3日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
2日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
4日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
4日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
1か月前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
1か月前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
9日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
1か月前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
1か月前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
5日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
5日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
1か月前
矢崎総業株式会社
端子抜き治具
26日前
矢崎総業株式会社
コネクタ装置
2日前
矢崎総業株式会社
端子付き電線
1か月前
矢崎総業株式会社
バスバー構造
1か月前
矢崎総業株式会社
嵌合コネクタ
5日前
続きを見る