TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024089213
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204433
出願日2022-12-21
発明の名称電気接続箱
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H02G 3/16 20060101AFI20240626BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】端子付き電線の電線を電気接続箱の内部に収める作業の作業性を向上可能な電気接続箱を提供すること。
【解決手段】電気接続箱1は、端子付き電線40と、バスバ30を内部に有し且つ電線41を外部に挿通させる挿通孔16を有するケース10とを備える。電線41は、ケース10内にて、バスバ30に導通接続された端子金具42から、ケース10の内壁面13aに近付く向きに延びて、ケース10の挿通孔16に向けて湾曲する。端子金具42は、バスバ30に導通接続される接点部45と、電線41の芯線43に加締められ且つ接点部45より内壁面13aから離れた位置に配置される加締部46と、接点部45及び加締部46を繋ぐ連結部47とを有する。加締部46は、その先端部がバスバ30より内壁面13aから離れた位置に配置され、外部端子61を接続可能な端子部46として機能する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
端子付き電線と、前記端子付き電線が有する端子金具が導通接続されるバスバを内部に有するとともに前記端子付き電線が有する電線を外部に挿通させる挿通孔を有するケースと、を備える、電気接続箱であって、
前記端子付き電線の前記電線は、
前記ケースの内部において、前記バスバに導通接続された前記端子金具から、前記ケースの内壁面に近付く向きに延びるとともに、前記ケースの前記挿通孔に向けて湾曲し、
前記端子付き電線の前記端子金具は、
前記バスバに導通接続される接点部と、前記電線の芯線に加締められる加締部であって当該加締部のほうが前記接点部よりも前記内壁面から離れた位置に配置される加締部と、前記接点部と前記加締部とを繋ぐ連結部と、を有し、
前記加締部は、
当該加締部の先端部のほうが前記バスバよりも前記内壁面から離れた位置に配置され、外部端子を接続可能な端子部として機能する、
電気接続箱。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電気接続箱において、
前記端子金具の前記連結部は、
前記加締部から前記内壁面に近付く向きに延びるとともに前記電線から離れるように屈曲するL字状の形状を有する、
電気接続箱。
【請求項3】
請求項1に記載の電気接続箱において、
前記端子部は、
前記外部端子としてのブースタクリップを接続可能な救援端子である、
電気接続箱。
【請求項4】
請求項3に記載の電気接続箱において、
前記端子金具の前記加締部は、
当該加締部の前記先端部の周辺部分よりも前記先端部が前記芯線から離れる向きに広がった形状を有し、前記先端部に前記ブースタクリップを係合させることによって前記ブースタクリップが前記内壁面から離れる向きに移動することを規制する、
電気接続箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気接続箱に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両等に搭載される電気接続箱(例えば、リレーボックス)では、電気接続箱のケース内に保持されたバスバ等に端子付き電線の端子金具をボルトで締結して導通接続させるとともに、端子付き電線の電線をケース外に引き出して外部電源等(例えば、バッテリ)に繋げるようになっている(例えば、特許文献1~3を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-220895号公報
特開2010-028919号公報
特開2015-080342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述したバスバ等と外部電源等とを繋ぐ電線は、一般に大径の芯線を有することから、小さな曲率半径で湾曲させ難い。そのため、例えば、電気接続箱の小型化や低背化への要求からケース内の空間が狭くなっている場合、その空間に収まるように(例えば、電気接続箱のロアカバーに干渉しないように)電線を湾曲させるために、作業者等が電線に大きな外力を及ぼすことが求められる場合がある。換言すると、端子付き電線の電線を電気接続箱の内部に収める作業の作業性を向上させ難い場合がある。
【0005】
本発明の目的の一つは、端子付き電線の電線を電気接続箱の内部に収める作業の作業性を向上可能な電気接続箱の提供である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係る電気接続箱は、以下を特徴としている。
【0007】
端子付き電線と、前記端子付き電線が有する端子金具が導通接続されるバスバを内部に有するとともに前記端子付き電線が有する電線を外部に挿通させる挿通孔を有するケースと、を備える、電気接続箱であって、
前記端子付き電線の前記電線は、
前記ケースの内部において、前記バスバに導通接続された前記端子金具から、前記ケースの内壁面に近付く向きに延びるとともに、前記ケースの前記挿通孔に向けて湾曲し、
前記端子付き電線の前記端子金具は、
前記バスバに導通接続される接点部と、前記電線の芯線に加締められる加締部であって当該加締部のほうが前記接点部よりも前記内壁面から離れた位置に配置される加締部と、前記接点部と前記加締部とを繋ぐ連結部と、を有し、
前記加締部は、
当該加締部の先端部のほうが前記バスバよりも前記内壁面から離れた位置に配置され、外部端子を接続可能な端子部として機能する、
電気接続箱であること。
【発明の効果】
【0008】
本発明の電気接続箱によれば、端子付き電線の電線が、端子金具からケースの内壁面に近付く向きに(例えば、ロアカバーの内壁面に向けて。即ち、下方に)延びて、ケースの挿通孔に向けて湾曲する。一方、ケースの内部の空間の広さには制限があるため、端子金具を、制限なくその内壁面から離れた位置(例えば、上方の位置)に配置することは困難である。ここで、端子付き電線の端子金具は、バスバに導通接続される接点部と、電線の芯線に加締められる加締部と、接点部と加締部とを繋ぐ連結部と、を有する。加締部のほうが接点部よりも内壁面から離れた位置に(例えば、上方に)設けられている。そのため、一般的な端子金具(例えば、いわゆるLA端子)が用いられる場合に比べ、加締部を内壁面から遠ざける(例えば、上方に配置する)ことができる。
【0009】
更に、端子金具の加締部の先端部のほうが、バスバよりも内壁面から離れた位置に配置され、加締部が外部端子を接続可能な端子部として機能する。即ち、加締部を、電線の芯線と端子金具とを電気的に接続する部分としてだけでなく、外部端子を接続可能な端子部として、兼用できる。そのため、例えば、外部端子を接続するための専用の端子部をバスバに設けて端子金具の周辺に(例えば、上方に)配置する場合に比べ、端子金具を内壁面から遠ざける(例えば、上方に配置する)ことができる。
【0010】
以上の結果、加締部が内壁面から遠ざかる分だけ、加締部と内壁面との間の距離が大きくなる。よって、加締部から延びる電線を、過度に小さな曲率半径で湾曲させなくても、挿通孔に向かわせることができる。したがって、本構成の電気接続箱は、端子付き電線の電線を電気接続箱の内部に収める作業の作業性を向上可能である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社アイシン
回転電機
3日前
西芝電機株式会社
回転電機
3日前
オリオン機械株式会社
電源装置
10日前
株式会社ダイヘン
開閉装置
4日前
株式会社タツノ
供給ステーション
4日前
個人
スイッチドリラクタンスモータ装置
4日前
株式会社レクザム
制御装置
6日前
豊田合成株式会社
送電装置
4日前
ミツミ電機株式会社
駆動回路
10日前
株式会社ミツバ
モータ
10日前
西芝電機株式会社
回転電機の回転子
10日前
株式会社ダイヘン
電力変換装置
11日前
ミネベアミツミ株式会社
モータ
3日前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス
10日前
株式会社アイシン
駆動装置
10日前
サンデン株式会社
車載電動コンプレッサ
5日前
株式会社デンソー
制御装置
3日前
株式会社デンソー
バーニアモータ
4日前
株式会社デンソー
電子制御装置
4日前
ニデック株式会社
モータ
4日前
東洋電機製造株式会社
制御装置
4日前
株式会社アイシン
電動アクチュエータ
5日前
トヨタ自動車株式会社
回生回路内蔵デバイス
4日前
マレリ株式会社
車両用電源装置
3日前
学校法人金沢工業大学
高周波整流回路
3日前
シンフォニアテクノロジー株式会社
回転電機
10日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
4日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
4日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
6日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
4日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
4日前
日立Astemo株式会社
モータ制御装置
5日前
クアーズテック合同会社
金属黒鉛質ブラシ
4日前
トヨタ自動車株式会社
充電制御装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
充電制御装置
11日前
ミツミ電機株式会社
電源回路及び駆動回路
10日前
続きを見る