TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024089215
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-03
出願番号
2022204435
出願日
2022-12-21
発明の名称
電気接続箱
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
H02G
3/16 20060101AFI20240626BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】救援端子取付部をコンパクトにしながら、救援端子に電気的に接続される端子付き電線の電線を電気接続箱の内部に収める配索作業の作業性を向上できる電気接続箱を提供する。
【解決手段】電気接続箱は、救援端子54を取り付け可能な救援端子取付部30と、救援端子取付部30が設けられたブロック20と、救援端子取付部30に収容された電源側回路板50と、接続端子82が断面L字状の端子接続部82aを有する端子付き電線80と、ブロック20が組み付けられるフレーム本体と、を備える。救援端子54が、電源側回路板50における一部の突出部に設けられ、救援端子54の基部には、端子接続部82aが挿通される端子挿通穴56が設けられ、端子挿通穴56を貫通した端子接続部82aが、電源側回路板50にボルト締結されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ブースターケーブルのクリップに挟持される救援端子と、
前記救援端子を取り付け可能な救援端子取付部と、
前記救援端子取付部が設けられたブロックと、
前記救援端子取付部に収容された電源側回路板と、
接続端子が断面L字状の端子接続部を有する端子付き電線と、
前記ブロックが組み付けられるフレーム本体と、を備える電気接続箱であって、
前記救援端子が、前記電源側回路板における一部の突出部に設けられ、
前記救援端子の基部には、前記端子接続部が挿通される端子挿通穴が設けられ、
前記端子挿通穴を貫通した前記端子接続部が、前記電源側回路板にボルト締結されている、
電気接続箱。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記端子挿通穴の開口縁には、前記端子接続部を挿入案内するガイド突起が設けられている、
請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項3】
前記救援端子取付部には、前記端子接続部を前記電源側回路板にボルト締結するためのナットを収容するナット収容部が設けられ、
前記ナットが、前記端子接続部の挿通方向と平行な方向から前記ナット収容部に嵌装され、
前記ナットに螺合されるボルトが、前記ナット収容部の下方から締結される、
請求項1又は2に記載の電気接続箱。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気接続箱に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、車両に搭載されるとともにリレーやヒューズ等の電子部品が収容される収容空間を有するリレーボックスやヒューズボックス等の電気接続箱が提案されている(特許文献1参照)。
電気接続箱には、筐体(ケース本体)に収容された電子部品と電気的に接続されるバスバー等の導電部材が組み付けられている。そして、電源供給用等の電線が接続された端子は、導電部材にボルト締結されることで、電子部品と電気的に接続されている(特許文献2、参照)。
【0003】
また、バッテリ上がり時に、給電用のブースターケーブルを接続できるようにした救援端子を備える電気接続箱が知られている(特許文献3、参照)。
救援端子は、電気接続箱のカセット(ブロック)に設けられた救援端子取付部に取り付けられ、ブースターケーブルのクリップが挟まれる第1の接続部と、電源側と接続された端子付き電線等の配線部材が電気接続される第2の接続部と、が設けられている。そして、救援端子の第2の接続部は、例えば、救援端子取付部が設けられたブロックの側面に露出した配線部材(バスバー)にボルト・ナットで端子付き電線の端子(LA端子)が締付されることで、端子付き電線により電源と電気的に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-28919号公報
特開2014-220895号公報
特開2015-177668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来の救援端子を備える電気接続箱においては、端子付き電線の端子がブロックの側面に露出したバスバーにボルト・ナットで締結され、このバスバーの上端に救援端子を一体に設けることで、救援端子取付部をコンパクトにした電気接続箱が考えられる。
【0006】
しかしながら、端子付き電線は、上端に救援端子が設けられたバスバーに端子が締結された場合、電気接続箱内での端子の電線接続部の位置が低くなり、端子付き電線の電線がロアカバー等に干渉して電気接続箱の内部に収め難くなるという問題がある。即ち、バスバーに対する端子の締結位置は、バスバーの上端部分にブースターケーブルのクリップが挟まれる十分な長さを有する救援端子を確保する必要がある。そこで、電気接続箱内での端子の電線接続部の位置も低くなってしまう。
【0007】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、救援端子取付部をコンパクトにしながら、救援端子に電気的に接続される端子付き電線の電線を電気接続箱の内部に収める配索作業の作業性を向上できる電気接続箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
ブースターケーブルのクリップに挟持される救援端子と、
前記救援端子を取り付け可能な救援端子取付部と、
前記救援端子取付部が設けられたブロックと、
前記救援端子取付部に収容された電源側回路板と、
接続端子が断面L字状の端子接続部を有する端子付き電線と、
前記ブロックが組み付けられるフレーム本体と、を備える電気接続箱であって、
前記救援端子が、前記電源側回路板における一部の突出部に設けられ、
前記救援端子の基部には、前記端子接続部が挿通される端子挿通穴が設けられ、
前記端子挿通穴を貫通した前記端子接続部が、前記電源側回路板にボルト締結されている、
電気接続箱。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る電気接続箱によれば、救援端子取付部をコンパクトにしながら、救援端子に電気的に接続される端子付き電線の電線を電気接続箱の内部に収める配索作業の作業性を向上できる。
【0010】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
他の特許を見る