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公開番号2024086333
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201407
出願日2022-12-16
発明の名称滅菌装置
出願人三浦工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類A61L 2/07 20060101AFI20240620BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】封水の使用量を抑制しつつ、水封式真空ポンプの性能の低下を抑制すること。
【解決手段】滅菌装置は、滅菌対象が配置される内部空間を有するチャンバと、内部空間に蒸気を供給する蒸気供給装置と、内部空間に空気を供給する空気供給装置と、内部空間に接続される水封式真空ポンプと、水封式真空ポンプに封水を供給する封水供給装置と、を備える。封水供給装置は、水封式真空ポンプが内部空間から空気を吸引する空気排出期間の少なくとも一部において、水封式真空ポンプに第1流量で封水を供給し、水封式真空ポンプが内部空間から蒸気を吸引する蒸気排出期間において、水封式真空ポンプに第1流量よりも多い第2流量で封水を供給する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
滅菌対象が配置される内部空間を有するチャンバと、
前記内部空間に蒸気を供給する蒸気供給装置と、
前記内部空間に空気を供給する空気供給装置と、
前記内部空間に接続される水封式真空ポンプと、
前記水封式真空ポンプに封水を供給する封水供給装置と、を備え、
前記封水供給装置は、前記水封式真空ポンプが前記内部空間から空気を吸引する空気排出期間の少なくとも一部において、前記水封式真空ポンプに第1流量で封水を供給し、前記水封式真空ポンプが前記内部空間から蒸気を吸引する蒸気排出期間において、前記水封式真空ポンプに前記第1流量よりも多い第2流量で封水を供給する、
滅菌装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記封水供給装置は、前記空気排出期間において、前記水封式真空ポンプに第1流量で封水を供給する第1供給動作と、前記水封式真空ポンプに前記第2流量で封水を供給する第2供給動作とを切り換える、
請求項1に記載の滅菌装置。
【請求項3】
前記封水供給装置は、前記空気排出期間において、前記内部空間の圧力が閾値以上の場合、前記第1供給動作を実施し、前記内部空間の圧力が閾値未満の場合、前記第2供給動作を実施する、
請求項2に記載の滅菌装置。
【請求項4】
前記内部空間の圧力を検出する圧力センサを備え、
前記封水供給装置は、前記圧力センサの検出値と前記閾値とに基づいて、空気排出期間において、前記第1供給動作と前記第2供給動作とを切り換える、
請求項3に記載の滅菌装置。
【請求項5】
前記滅菌対象を蒸気で滅菌する前に、前記内部空間から空気が排出されるように、前記水封式真空ポンプで前記内部空間を減圧する減圧動作と前記蒸気供給装置で前記内部空間に蒸気を供給する給蒸動作とを繰り返す制御装置を備え、
前記空気排出期間は、第1回目の前記減圧動作が実施される期間であり、
前記蒸気排出期間は、第2回目以降の前記減圧動作が実施される期間である、
請求項2に記載の滅菌装置。
【請求項6】
前記滅菌対象を蒸気で滅菌した後に、前記内部空間から蒸気が排出されるように、前記水封式真空ポンプで前記内部空間を減圧する減圧動作と前記空気供給装置で前記内部空間に空気を供給する給気動作とを繰り返す制御装置を備え、
前記蒸気排出期間は、第1回目の前記減圧動作が実施される期間であり、
前記空気排出期間は、第2回目以降の前記減圧動作が実施される期間である、
請求項2に記載の滅菌装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、滅菌装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
滅菌装置は、滅菌対象が配置される内部空間を有するチャンバを備える。チャンバの内部空間から気体を排出するために、水封式真空ポンプが使用される場合がある。水封式真空ポンプの運転において封水温度が上昇すると、低い真空度でも封水が沸騰してしまい、水封式真空ポンプの性能が低下する。封水温度の上昇を抑制するための従来技術として、水封式真空ポンプに新しい封水を供給し続ける第1の従来技術、水封式真空ポンプから排出された封水の一部を新しい封水と一緒に水封式ポンプに供給する第2の従来技術、及び水封式真空ポンプから排出された封水を冷却した後に水封式ポンプに供給する第3の従来技術が知られている。また、特許文献1には、水封式真空ポンプの運転方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-166413号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
第1の従来技術では、封水を多量に使用しなければならない可能性がある。第2の従来技術では、封水温度の上昇を十分に抑制することができない可能性がある。第3の従来技術では、封水を冷却するための設備が必要になる。
【0005】
本開示は、封水の使用量を抑制しつつ、水封式真空ポンプの性能の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従えば、滅菌対象が配置される内部空間を有するチャンバと、内部空間に蒸気を供給する蒸気供給装置と、内部空間に空気を供給する空気供給装置と、内部空間に接続される水封式真空ポンプと、水封式真空ポンプに封水を供給する封水供給装置と、を備える滅菌装置が提供される。封水供給装置は、水封式真空ポンプが内部空間から空気を吸引する空気排出期間の少なくとも一部において、水封式真空ポンプに第1流量で封水を供給し、水封式真空ポンプが内部空間から蒸気を吸引する蒸気排出期間において、水封式真空ポンプに第1流量よりも多い第2流量で封水を供給する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、封水の使用量が抑制されつつ、水封式真空ポンプの性能の低下が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る滅菌装置を模式的に示す図である。
図2は、実施形態に係る滅菌装置の動作を示すフローチャートである。
図3は、実施形態に係る空気排出処理を示すフローチャートである。
図4は、実施形態に係る蒸気排出処理を示すフローチャートである。
図5は、実施形態に係る空気排出期間における封水の流量を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【0010】
[滅菌装置]
図1は、実施形態に係る滅菌装置1を模式的に示す図である。実施形態において、滅菌装置1は、蒸気を使用して滅菌対象を滅菌する蒸気滅菌装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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