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公開番号2024075215
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-03
出願番号2022186490
出願日2022-11-22
発明の名称温水製造システム
出願人三浦工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F24H 1/00 20220101AFI20240527BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】電動式エアコンプレッサの熱回収量を最大限まで高めつつ、負荷設備に供給される温水の温度低下を抑制することのできる温水製造システムを提供すること。
【解決手段】温水製造システム1は、温水タンク30に用水W2を供給する給水ラインL10,L20と、各給水ラインL10,L20の給水実行状態と給水停止状態とを切り替える給水状態切替手段10,20と、電動式エアコンプレッサ60の熱回収により、給水ラインL10を流通する用水W2を加熱する加熱装置61と、温水タンク30内の水位を検知する水位検知手段31と、を備える。制御手段90は、第1設定水位H1及び第1設定水位H1よりも上位の第2設定水位H2の検知によって給水状態切替手段10を制御し、第1設定水位Hlよりも下位の第3設定水位H3、及び第3設定水位H3よりも上位の第4設定水位H4の検知によって給水状態切替手段20を制御する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
事業所内の負荷設備で利用する用水を温水化する温水製造システムであって、
前記負荷設備に対して設置された温水タンクと、
前記温水タンクに用水を供給する第1給水ラインと、
前記温水タンクに用水を供給する第2給水ラインと、
前記第1給水ラインの給水実行状態と給水停止状態とを切り替える第1給水状態切替手段と、
前記第2給水ラインの給水実行状態と給水停止状態とを切り替える第2給水状態切替手段と、
電動式エアコンプレッサの熱回収により、前記第1給水ラインを流通する用水を加熱する加熱装置と、
前記温水タンク内の水位を検知する水位検知手段と、
前記水位検知手段の検知水位に基づいて、前記第1給水状態切替手段及び前記第2給水状態切替手段を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記第1給水状態切替手段の給水実行状態を、前記第2給水状態切替手段の給水実行状態よりも優先させる温水製造システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御手段は、
前記水位検知手段の検知水位が第1設定水位まで下降した場合に、前記第1給水状態切替手段を給水実行状態に切り替え、
前記水位検知手段の検知水位が前記第1設定水位よりも上位の第2設定水位まで上昇した場合に、前記第1給水状態切替手段を給水停止状態に切り替え、
前記水位検知手段の検知水位が前記第1設定水位よりも下位の第3設定水位まで下降した場合に、前記第2給水状態切替手段を給水実行状態に切り替え、
前記水位検知手段の検知水位が前記第3設定水位よりも上位の第4設定水位まで上昇した場合に、前記第2給水状態切替手段を給水停止状態に切り替える請求項1に記載の温水製造システム。
【請求項3】
前記第4設定水位は、前記第1設定水位と同じ、又は前記第1設定水位よりも下位である請求項2に記載の温水製造システム。
【請求項4】
前記第1給水ライン及び前記第2給水ラインのそれぞれの始端部が接続されるバッファタンクと、
前記バッファタンクに用水を供給する第3給水ラインと、
前記第3給水ラインの給水実行状態と給水停止状態とを切り替える第3給水状態切替手段と、
水処理材を用いて前記第3給水ラインを流通する用水の水質を調整する水処理装置と、
前記水処理装置の上流側の前記第3給水ラインと、前記温水タンクとを接続するバイパスラインと、
前記バイパスラインの通水実行状態と通水停止状態とを切り替えるバイパス状態切替手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記水位検知手段の検知水位が前記第3設定水位よりも下位の第5設定水位まで下降した場合に、前記バイパス状態切替手段を通水実行状態に切り替えると共に、前記第3給水状態切替手段を給水実行状態に切り替え、
前記水位検知手段の検知水位が前記第5設定水位よりも上位の第6設定水位まで上昇した場合に、前記バイパス状態切替手段を通水停止状態に切り替えると共に、前記第3給水状態切替手段を給水停止状態に切り替える請求項2又は3に記載の温水製造システム。
【請求項5】
前記電動式エアコンプレッサは、
前記加熱装置として機能し、圧縮熱含有流体と用水と熱交換する水冷式熱交換器と、
圧縮熱含有流体と冷却用空気と熱交換する空冷式熱交換器と、を有し、
前記第1給水状態切替手段を給水実行状態に切替中、圧縮熱含有流体を前記水冷式熱交換器に流通させる一方、前記第1給水状態切替手段を給水停止状態に切替中、圧縮熱含有流体を前記空冷式熱交換器に流通させる請求項1~3のいずれかに記載の温水製造システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、温水製造システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電動エアコンプレッサのエネルギーの利用効率を高めるとの観点から、圧縮空気の製造と同時に熱回収により温水を製造することができるコージェネレーション型のエアコンプレッサが提案されている。例えば、特許文献1には、電動エアコンプレッサの圧縮熱を回収して、所望温度の温水を得る温水製造システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-226467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
圧縮空気の製造プロセスにおいて、エネルギーの利用効率を最大化させるためには、電動式エアコンプレッサからの熱回収を止めず、連続的に水加熱を行うことが好ましい。また、温水を利用する蒸気ボイラ装置等の負荷設備を高効率で稼働させる観点からは、温水の温度をできるだけ高めるのが望ましい。
【0005】
そこで本発明は、電動式エアコンプレッサの熱回収量を最大限まで高めつつ、負荷設備に供給される温水の温度低下を抑制することのできる温水製造システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、事業所内の負荷設備で利用する用水を温水化する温水製造システムであって、前記負荷設備に対して設置された温水タンクと、前記温水タンクに用水を供給する第1給水ラインと、前記温水タンクに用水を供給する第2給水ラインと、前記第1給水ラインの給水実行状態と給水停止状態とを切り替える第1給水状態切替手段と、前記第2給水ラインの給水実行状態と給水停止状態とを切り替える第2給水状態切替手段と、電動式エアコンプレッサの熱回収により、前記第1給水ラインを流通する用水を加熱する加熱装置と、前記温水タンク内の水位を検知する水位検知手段と、前記水位検知手段の検知水位に基づいて、前記第1給水状態切替手段及び前記第2給水状態切替手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1給水状態切替手段の給水実行状態を、前記第2給水状態切替手段の給水実行状態よりも優先させる温水製造システムである。
【0007】
また、前記制御手段は、前記水位検知手段の検知水位が第1設定水位まで下降した場合に、前記第1給水状態切替手段を給水実行状態に切り替え、前記水位検知手段の検知水位が前記第1設定水位よりも上位の第2設定水位まで上昇した場合に、前記第1給水状態切替手段を給水停止状態に切り替え、前記水位検知手段の検知水位が前記第1設定水位よりも下位の第3設定水位まで下降した場合に、前記第2給水状態切替手段を給水実行状態に切り替え、前記水位検知手段の検知水位が前記第3設定水位よりも上位の第4設定水位まで上昇した場合に、前記第2給水状態切替手段を給水停止状態に切り替える。
【0008】
また、前記第4設定水位は、前記第1設定水位と同じ、又は前記第1設定水位よりも下位であってもよい。
【0009】
また、前記第1給水ライン及び前記第2給水ラインのそれぞれの始端部が接続されるバッファタンクと、前記バッファタンクに用水を供給する第3給水ラインと、前記第3給水ラインの給水実行状態と給水停止状態とを切り替える第3給水状態切替手段と、水処理材を用いて前記第3給水ラインを流通する用水の水質を調整する水処理装置と、前記水処理装置の上流側の前記第3給水ラインと、前記温水タンクとを接続するバイパスラインと、前記バイパスラインの通水実行状態と通水停止状態とを切り替えるバイパス状態切替手段と、を備え、前記制御手段は、前記水位検知手段の検知水位が前記第3設定水位よりも下位の第5設定水位まで下降した場合に、前記バイパス状態切替手段を通水実行状態に切り替えると共に、前記第3給水状態切替手段を給水実行状態に切り替え、前記水位検知手段の検知水位が前記第5設定水位よりも上位の第6設定水位まで上昇した場合に、前記バイパス状態切替手段を通水停止状態に切り替えると共に、前記第3給水状態切替手段を給水停止状態に切り替えるようにしてもよい。
【0010】
また、前記電動式エアコンプレッサは、圧縮熱含有流体と用水と熱交換する水冷式熱交換器と、圧縮熱含有流体と冷却用空気と熱交換する空冷式熱交換器と、を有し、前記第1給水状態切替手段を給水実行状態に切替中、圧縮熱含有流体を前記水冷式熱交換器に流通させる一方、前記第1給水状態切替手段を給水停止状態に切替中、圧縮熱含有流体を前記空冷式熱交換器に流通させることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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