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公開番号
2024131250
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023041390
出願日
2023-03-15
発明の名称
バラスト水処理装置
出願人
三浦工業株式会社
代理人
SK弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
C02F
1/32 20230101AFI20240920BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】浄化処理時間を短縮することの可能なバラスト水処理装置を提供する。
【解決手段】浄化手段は、浄化ライン上に配置され、制御手段は、入力受付部と、動作制御部とを備え、入力受付部は、ユーザによる操作に基づいた浄化処理入力信号及び装置停止入力信号と、バラストポンプの停止を示すポンプ停止信号とを取得し、動作制御部は、浄化処理と装置停止処理とを実行するよう構成されており、浄化処理において、動作制御部は、浄化手段により浄化ラインを流通するバラスト水を浄化し、装置停止処理において、動作制御部は、バラスト水処理装置を停止させ、動作制御部による浄化処理の終了後動作制御部は、入力受付部が装置停止入力信号とポンプ停止信号の少なくとも一方を取得した場合、装置停止処理を実行し、入力受付部が浄化処理入力信号を取得した場合、動作制御部は装置停止処理を実行することなく浄化処理を再開する、バラスト水処理装置が提供される。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
浄化手段と、制御手段とを備えたバラスト水処理装置であって、
前記浄化手段は、浄化ライン上に配置されるとともに、バラスト水を浄化するよう構成され、
前記制御手段は、入力受付部と、動作制御部とを備え、
前記入力受付部は、ユーザによる操作に基づいた浄化処理入力信号及び装置停止入力信号と、バラストポンプの停止を示すポンプ停止信号とを取得し、
前記動作制御部は、浄化処理と装置停止処理とを実行するよう構成されており、
前記浄化処理において、前記動作制御部は、前記浄化手段により前記浄化ラインを流通するバラスト水を浄化し、
前記装置停止処理において、前記動作制御部は、前記バラスト水処理装置を停止させ、
前記動作制御部による前記浄化処理の終了後、前記動作制御部は、前記入力受付部が前記装置停止入力信号と前記ポンプ停止信号の少なくとも一方を取得した場合、前記装置停止処理を実行し、前記入力受付部が前記浄化処理入力信号を取得した場合、前記動作制御部は前記装置停止処理を実行することなく前記浄化処理を再開する、バラスト水処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のバラスト水処理装置であって、
前記浄化手段は、流通するバラスト水に紫外線を照射するUVリアクタを備えており、
前記動作制御部は、前記浄化処理の後、冷却処理を実行するよう構成されており、
前記浄化処理において、前記動作制御部は、前記UVリアクタのUVランプを点灯させて流通するバラスト水を浄化し、
前記冷却処理において、前記動作制御部は、前記UVランプを消灯させた状態でバラスト水を流通させて前記UVリアクタの冷却を行い、
前記動作制御部による前記冷却処理の終了後、前記動作制御部は、前記装置停止入力信号と前記ポンプ停止信号の少なくとも一方を取得した場合、前記装置停止処理を実行し、前記入力受付部が前記浄化処理入力信号を取得した場合、前記動作制御部は前記装置停止処理を実行することなく前記浄化処理を再開する、バラスト水処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載のバラスト水処理装置であって、
前記制御手段は、通知制御部をさらに備えており、
前記通知制御部は、前記冷却処理の終了後、前記浄化処理と前記装置停止処理の実行を受け付ける旨の通知を生成し、
前記通知の後、前記入力受付部は、前記ユーザによる操作に基づいて前記浄化処理入力信号又は前記装置停止入力信号を取得する、バラスト水処理装置。
【請求項4】
請求項2又は請求項3に記載のバラスト水処理装置であって、
前記動作制御部は、装置起動時に、前記浄化処理に先立って初期起動処理を実行するよう構成されており、
前記動作制御部は、前記冷却処理の実行中又は終了後、前記浄化処理入力信号を取得した場合、前記装置停止処理及び前記初期起動処理を実行することなく前記浄化処理を再開する、バラスト水処理装置。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のバラスト水処理装置であって、
前記装置停止処理において、前記動作制御部は、前記バラスト水処理装置へのバラスト水の流通を切り替える開閉弁を閉止する、バラスト水処理装置。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載のバラスト水処理装置であって、
前記浄化処理には、バラストタンクへの貯留の際にバラスト水を浄化するバラスト処理と、前記バラストタンクから排水する際にバラスト水を浄化するデバラスト処理とが含まれ、
前記入力受付部は、前記ユーザによる操作に基づいて、前記浄化処理入力信号としてのバラスト処理入力信号及びデバラスト処理入力信号を取得する、バラスト水処理装置。
【請求項7】
請求項6に記載のバラスト水処理装置であって、
前記入力受付部は、前記バラスト処理の実行中に前記デバラスト処理入力信号を受信した場合は前記デバラスト処理を実行し、前記デバラスト処理の実行に前記バラスト処理入力信号を受信した場合は前記バラスト処理を実行する、バラスト水処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バラスト水処理装置に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
タンカー等の船舶は、積み荷の原油等を降ろした後、再度目的地に向けて航行する際、航行中の船舶のバランスを取るため、通常、バラストポンプにより、バラスト水と呼ばれる水をバラストタンク内に貯留する。このような船舶には、バラスト水の注排水による生態系の破壊を防ぐため、取水口(シーチェスト)とバラストタンクをむすぶライン上に、バラスト水を浄化処理するバラスト水処理装置が設けられている。
【0003】
例えば、特許文献1には、バラスト水処理装置の一種として、紫外線照射装置(UVリアクタ)を備え、バラスト水中の微生物を紫外線照射によって殺滅するものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-227063号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、このようなバラスト水処理装置では、バラスト水の浄化処理の終了後は、バラストポンプの停止を確認した上で、例えば装置へのバラスト水の流通を切り替える開閉弁を閉止する等の停止処理を実行して、装置を停止させるようになっている。
【0006】
しかしながら、一度バラストポンプ及び装置を停止させてしまうと、装置を再起動して再度浄化処理が実施できるようになるまでに時間がかかることになる。したがって、例えば、バラスト水を追加で貯留する場合や、バラスト水の貯留と排出のタイムスパンが短い場合、バラスト水処理装置の起動を待機する時間ロスが生じてしまっていた。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、浄化処理時間を短縮することの可能なバラスト水処理装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1]浄化手段と、制御手段とを備えたバラスト水処理装置であって、前記浄化手段は、浄化ライン上に配置されるとともに、バラスト水を浄化するよう構成され、前記制御手段は、入力受付部と、動作制御部とを備え、前記入力受付部は、ユーザによる操作に基づいた浄化処理入力信号及び装置停止入力信号と、バラストポンプの停止を示すポンプ停止信号とを取得し、前記動作制御部は、浄化処理と装置停止処理とを実行するよう構成されており、前記浄化処理において、前記動作制御部は、前記浄化手段により前記浄化ラインを流通するバラスト水を浄化し、前記装置停止処理において、前記動作制御部は、前記バラスト水処理装置を停止させ、前記動作制御部による前記浄化処理の終了後、前記動作制御部は、前記入力受付部が前記装置停止入力信号と前記ポンプ停止信号の少なくとも一方を取得した場合、前記装置停止処理を実行し、前記入力受付部が前記浄化処理入力信号を取得した場合、前記動作制御部は前記装置停止処理を実行することなく前記浄化処理を再開する、バラスト水処理装置。
[2][1]に記載のバラスト水処理装置であって、前記浄化手段は、流通するバラスト水に紫外線を照射するUVリアクタを備えており、前記動作制御部は、前記浄化処理の後、冷却処理を実行するよう構成されており、前記浄化処理において、前記動作制御部は、前記UVリアクタのUVランプを点灯させて流通するバラスト水を浄化し、前記冷却処理において、前記動作制御部は、前記UVランプを消灯させた状態でバラスト水を流通させて前記UVリアクタの冷却を行い、前記動作制御部による前記冷却処理の終了後、前記動作制御部は、前記装置停止入力信号と前記ポンプ停止信号の少なくとも一方を取得した場合、前記装置停止処理を実行し、前記入力受付部が前記浄化処理入力信号を取得した場合、前記動作制御部は前記装置停止処理を実行することなく前記浄化処理を再開する、バラスト水処理装置。
[3][2]に記載のバラスト水処理装置であって、前記制御手段は、通知制御部をさらに備えており、前記通知制御部は、前記冷却処理の終了後、前記浄化処理と前記装置停止処理の実行を受け付ける旨の通知を生成し、前記通知の後、前記入力受付部は、前記ユーザによる操作に基づいて前記浄化処理入力信号又は前記装置停止入力信号を取得する、バラスト水処理装置。
[4][2]又は[3]に記載のバラスト水処理装置であって、前記動作制御部は、装置起動時に、前記浄化処理に先立って初期起動処理を実行するよう構成されており、前記動作制御部は、前記冷却処理の実行中又は終了後、前記浄化処理入力信号を取得した場合、前記装置停止処理及び前記初期起動処理を実行することなく前記浄化処理を再開する、バラスト水処理装置。
[5][1]~[4]のいずれかに記載のバラスト水処理装置であって、前記装置停止処理において、前記動作制御部は、前記バラスト水処理装置へのバラスト水の流通を切り替える開閉弁を閉止する、バラスト水処理装置。
[6][1]~[5]のいずれかに記載のバラスト水処理装置であって、前記浄化処理には、バラストタンクへの貯留の際にバラスト水を浄化するバラスト処理と、前記バラストタンクから排水する際にバラスト水を浄化するデバラスト処理とが含まれ、前記入力受付部は、前記ユーザによる操作に基づいて、前記浄化処理入力信号としてのバラスト処理入力信号及びデバラスト処理入力信号を取得する、バラスト水処理装置。
[7][6]に記載のバラスト水処理装置であって、前記入力受付部は、前記バラスト処理の実行中に前記デバラスト処理入力信号を受信した場合は前記デバラスト処理を実行し、前記デバラスト処理の実行に前記バラスト処理入力信号を受信した場合は前記バラスト処理を実行する、バラスト水処理装置。
【0009】
本発明によれば、浄化処理の終了後、入力受付部が浄化処理入力信号を取得した場合に、停止処理を行うことなく浄化処理を再開することで、浄化処理時間を短縮することが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係るバラスト水処理装置1を船舶のバラスト装置100に導入した状態を示す概略図である。
図1のバラスト水処理装置1の主要構成を示すブロック図である。
図1のバラスト水処理装置1において、制御手段4の動作制御部41が実行する初期起動処理P1を説明するフローチャートである。
動作制御部41が初期起動処理P1を実行したときのバラスト水の流路を示す図である。
動作制御部41が初期起動処理P1を実行したときの、図3に続くバラスト水の流路を示す図である。
動作制御部41がバラスト処理P2aを実行したときのバラスト水の流路を示す図である。
動作制御部41がデバラスト処理P2bを実行したときのバラスト水の流路を示す図である。
動作制御部41が冷却処理P3を実行したときのバラスト水の流路を示す図である。
動作制御部41が、冷却処理P3の終了後に装置停止処理P4、バラスト処理P2a及びデバラスト処理P2bのいずれの処理を実行するかの判断について説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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