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公開番号2024158102
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072980
出願日2023-04-27
発明の名称淡水化装置
出願人個人
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C02F 1/04 20230101AFI20241031BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】簡易な構造で管理が容易であると共に、社会に既にあるエネルギーを消費せずに、効率良く、海水等の塩分を多くふくむ水を、清浄な水に淡水化できる淡水化装置を提供する。
【解決手段】本発明を適用した淡水化装置の一例である淡水化装置Aは、外箱1と、内箱2aと、内箱2bと、放水部3を備えている。外箱1は、内箱2a、内箱2b及び放水部3を覆い、内箱2a、内箱2b及び放水部3を外部環境から保護すると共に、外箱1の内部空間の温度が温まりやすくする。また、内箱2a及び内箱2bは箱状体であり、その内部に海水等の原水を貯留して、蒸留する。また、放水部3は、内箱2a及び内箱2bの内部で生じた水蒸気から液化した水滴が供給され、鹿威し構造により、集水部4に間欠的に水を移動させ、間欠的な昇降動作を生じさせる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
略箱状体に形成され、側面の少なくとも一部と天面から、内部に光が透過可能である外箱と、
前記外箱の内部空間に配置された略箱状体であり、側面及び天面から、内部に光が透過可能であると共に、その内部に貯留した原水を蒸留する内箱と、
前記内箱の内部で発生した水蒸気が供給され、前記水蒸気を結露させる水受部と、
前記水受部から水が供給され、間欠的に放水する放水器と、
前記放水器からの放水を受ける容器体であり、前記外箱の外部に水を排出する第1の排水経路に接続された集水部とを備える
淡水化装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記放水器の一端側に取り付けられた第1のワイヤーと、
前記第1のワイヤーの一部と嵌合すると共に、前記放水器の昇降動作または回転動作に伴い回転する第1の歯車部と、
前記第1の歯車部に固定され、同第1の歯車部と一体的に回転する軸部材であり、その一端側が前記内箱の内部空間、かつ、貯留した原水の水面より上方に配置された回転軸と、
前記内箱の内部空間に位置する前記回転軸に取り付けられ、同回転軸と共に回転する第1の羽根部材とを備える
請求項1に記載の淡水化装置。
【請求項3】
前記内箱及び前記水受部は、前記放水器を挟んで、その両側に1組ずつ設けられた、第1の内箱及び第1の水受部と、第2の内箱及び第2の水受部を有して構成され、
前記放水器の他端側に取り付けられた第2のワイヤーと、
前記第2のワイヤーの一部と嵌合すると共に、前記放水器の昇降動作または回転動作に伴い回転する第2の歯車部とを備え、
前記回転軸は、前記第1の歯車部及び前記第2の歯車部に固定され、同第1の歯車部及び同第2の歯車部と一体的に回転すると共に、その他端側が前記第2の内箱の内部空間、かつ、貯留した原水の水面より上方に配置され、
前記第2の内箱の内部空間に位置する前記回転軸に取り付けられ、同回転軸と共に回転する第2の羽根部材が設けられた
請求項2に記載の淡水化装置。
【請求項4】
前記内箱は、天面が開口したガラス製の略箱状体であり、その内部に貯留した原水を蒸留する内箱下部材と、強化ガラス製の略箱状体であり、その天面に前記水受部に水蒸気を供給する水蒸気供給部が形成されると共に、前記内箱下部材に上方から重なり、同内箱下部材と共に略箱状体を形成する内箱上部材で構成された
請求項1に記載の淡水化装置。
【請求項5】
前記放水器を昇降可能または回転可能に軸支する放水器回転軸が取り付けられ、かつ、前記内箱における前記放水器側の側面と平行に設けられた側壁を有する土台部を備え、
前記内箱の下部側、かつ、その外周面の全周に沿って、前記外箱の内周面側と同内箱の外周面側との間、及び、前記側壁と同内箱の外周面側との間に、光を反射する反射板部が架け渡され、
前記反射板部は、鉛直方向において、前記外箱の内周面側、又は、前記側壁側の位置よりも、前記内箱の外周面側の位置が低く形成されると共に、前記内箱の外周面側に、前記外箱の外部に水を排出する第2の排水経路が接続された
請求項1に記載の淡水化装置。
【請求項6】
前記放水器は、鹿威し構造により間欠的に放水を行い、
前記放水器は、一端側に、前記水受部から供給された水を受けて貯留可能であると共に、その端部が開口した貯水部が形成され、
前記貯水部の前記端部側には、前記鹿威し構造による前記放水器の昇降動作に伴い、前記開口を開閉する蓋部が取付けられた
請求項1に記載の淡水化装置。
【請求項7】
前記外箱は、側面の1つが、外側方向に向けて張り出した凹状に形成され、かつ、同側面は、内周面側に位置する光を反射可能な反射板と、外周面側に位置する前記反射板を支持する支持板で形成された
請求項1に記載の淡水化装置。
【請求項8】
前記外箱は、側面の1つに開閉可能な扉構造が設けられた
請求項1に記載の淡水化装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は淡水化装置に関する。詳しくは、簡易な構造で管理が容易であると共に、社会に既にあるエネルギーを消費せずに、効率良く、海水等の塩分を多くふくむ水を、清浄な水に淡水化できる淡水化装置に係るものである。
続きを表示(約 870 文字)【背景技術】
【0002】
近年、異常気象の発生や、地球温暖化又は環境汚染の進行等により、自然水等の水資源の枯渇が深刻な問題となっている。
【0003】
とりわけ、地球温暖化の影響から土地の乾燥化が進み、砂漠化が進行しているため、地下水の塩分濃度が上昇する等して、生活用水の確保が難しい地方が著しく増加している。
【0004】
また、離島等では、飲料水、園芸植物等の灌漑水を目的として淡水を入手することは重要な問題である。
【0005】
このような自然環境の変化及び生活用水の使用量の増加等から、飲料水等の生活用水の確保が、世界各国において、極めて重要な課題となりつつある。
【0006】
こうしたなか、従来、海水等の無機あるいは有機の物質を多く含有した水から、清浄な淡水を得る方法として、蒸留法、逆浸透圧法、イオン交換膜を用いた電気透析法等が採用されている。
【0007】
また、例えば、蒸留法において、簡易な装置機構で淡水を得る淡水化装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
ここで、特許文献1に記載された淡水化装置では、原水タンクに海水を入れ、密閉蓋で密閉し、太陽熱で加熱して水蒸気を発生させる。また、発生した水蒸気を、断熱材を巻いたフレキシブルな送気ホースを経由して冷却箱に入れ、冷却蓋で密閉し、蓋を外から海水で冷却して内壁に結露水を得る構造となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
実用新案登録第3175759号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、特許文献1に記載された淡水化装置では、原水タンクに海水を入れる作業や、海水を冷却蓋の表面に設けた気化促進布に散布する作業は、人力により行われており、作業者に負担を強いるものとなっている。
(【0011】以降は省略されています)

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