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公開番号
2024151909
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023065725
出願日
2023-04-13
発明の名称
取水設備及び異物除去方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
C02F
1/50 20230101AFI20241018BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】水の流路に異物が付着することを抑制する。
【解決手段】取水設備は、一端に海水を取り込む取水口及び他端に海水を放水する放水口を有する第1水路と、一端と他端とが第1水路の異なる位置に接続される第2水路と、第1水路及び第2水路に海水を流す駆動部と、第1水路及び第2水路の少なくとも一方に接続し、第1水路に付着するバイオフィルムを分解する分解酵素を投入する分解酵素投入装置と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
一端に海水を取り込む取水口及び他端に前記海水を放水する放水口を有する第1水路と、
一端と他端とが前記第1水路の異なる位置に接続される第2水路と、
前記第1水路及び前記第2水路に前記海水を流す駆動部と、
前記第1水路及び前記第2水路の少なくとも一方に接続し、前記第1水路に付着するバイオフィルムを分解する分解酵素を投入する分解酵素投入装置と、を備える、
取水設備。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記取水口と前記放水口とが閉鎖され、且つ前記第1水路と前記第2水路とが接続された状態とする切換機構を有し、
前記分解酵素投入装置から前記第1水路に前記分解酵素を投入し、前記駆動部が駆動して前記第1水路に前記海水を循環させることにより、前記分解酵素が前記第1水路と前記第2水路とを循環する、
請求項1に記載の取水設備。
【請求項3】
前記第1水路に接続され、前記第1水路に海水と共に侵入する水生生物を除去する添加剤を投入するための添加剤投入装置を備える、
請求項1に記載の取水設備。
【請求項4】
前記添加剤投入装置は、前記第2水路を非接続とした状態で、前記添加剤投入装置から前記第1水路に前記添加剤を投入し、
前記第1水路は、前記駆動部が駆動して前記海水が流れることにより、前記海水と前記添加剤とが流れる、
請求項3に記載の取水設備。
【請求項5】
一端に海水を取り込む取水口及び他端に前記海水を放水する放水口を有する第1水路と、
一端と他端とが前記第1水路の異なる位置に接続される第2水路と、
前記第1水路及び前記第2水路に前記海水を流す駆動部と、
前記第1水路及び前記第2水路の少なくとも一方に接続し、前記第1水路に付着するバイオフィルムを分解する分解酵素を投入する分解酵素投入装置と、を備える取水設備の異物除去方法であって、
前記取水口と前記放水口とを閉鎖する工程と、
前記第1水路と前記第2水路を接続した状態で、前記分解酵素投入装置から前記第1水路に前記分解酵素を投入する工程と、
前記駆動部を駆動して前記第1水路に前記海水を流す工程と、
を含む、
異物除去方法。
【請求項6】
前記取水設備は、第1水路に接続され、前記第1水路に海水と共に侵入する水生生物を除去する添加剤を投入する添加剤投入装置をさらに備え、
前記第2水路を閉鎖する工程と、
前記第2水路を非接続とした状態で、前記添加剤投入装置から前記第1水路に前記添加剤を投入する工程と、
前記駆動部を駆動して、前記第1水路に前記海水を流す工程と、
を含む、
請求項5に記載の異物除去方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、取水設備及び異物除去方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
海水や河川、湖の水を導入する設備には、配管等の水の流路に水生生物が付着することがある。流路に水生生物が付着すると、流路内の水の流れに影響が生じ、設備の運用に影響が生じる。特許文献1の技術では、ナノバブルを海洋生物に接触させることによって、海洋生物の遊泳を阻害することで、熱交換水流路への海洋生物の付着を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-120445号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、ナノバブルが接触しなかった水生生物は、熱交換水流路へ付着する可能性があり、改善の余地がある。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、水の流路に異物が付着することを抑制する取水設備及び異物除去方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る取水設備は、一端に海水を取り込む取水口及び他端に前記海水を放水する放水口を有する第1水路と、一端と他端とが前記第1水路の異なる位置に接続される第2水路と、前記第1水路及び前記第2水路に前記海水を流す駆動部と、前記第1水路及び前記第2水路の少なくとも一方に接続し、前記第1水路に付着するバイオフィルムを分解する分解酵素を投入する分解酵素投入装置と、を備える。
【0007】
本開示に係る異物除去方法は、一端に海水を取り込む取水口及び他端に前記海水を放水する放水口を有する第1水路と、一端と他端とが前記第1水路の異なる位置に接続される第2水路と、前記第1水路及び前記第2水路に前記海水を流す駆動部と、前記第1水路及び前記第2水路の少なくとも一方に接続し、前記第1水路に付着するバイオフィルムを分解する分解酵素を投入する分解酵素投入装置と、を備える取水設備の異物除去方法であって、前記取水口と前記放水口とを閉鎖する工程と、前記第1水路と前記第2水路を接続した状態で、前記分解酵素投入装置から前記第1水路に前記分解酵素を投入する工程と、前記駆動部を駆動して前記第1水路に前記海水を流す工程と、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、水の流路に異物が付着することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る取水設備の模式図である。
図2は、実施形態に係る取水設備の運転中の海水の流れを示す模式図である。
図3は、実施形態に係る取水設備の運転中の異物除去方法の一例を示すフローチャートである。
図4は、実施形態に係る取水設備の停止中の海水の流れを示す模式図である。
図5は、実施形態に係る取水設備の停止中の異物除去方法の一例を示すフローチャートである。
図6は、取水設備の変形例の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下に記載した実施形態における構成要素は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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